
ここでいうファーストショットとは、そのレンズで撮る最初の写真ということだ。家の防湿庫の奥に眠るレンズ3本等々を売却し、代わりに新たなレンズを1本購入した。家のカメラ群も統廃合を繰り返し、大分整理された。カメラ版令和の大合併である。レンズは出ていくことはあっても、新たなレンズが入ってくることは稀になった。その滅多にない新たなレンズ。ファーストショットが今回の写真である。夕刻の薄暗い室内で、猫は知らないレンズを警戒して逃げる。しょうもないファーストショットになった。大抵、僕が撮るファーストショットは残なものになる。
以下は備忘録を兼ねたレンズでの能書きなので、読んでも意味はありません。スルーして下さい。
さて、今回のレンズはXF23mmF1.4 R LM WR である。新しいラインナップのレンズで、描写能力は言うまでもなく高い。23㎜レンズは僕の主要装備である。これまではXF23mm F2R WRというレンズをメインに使っていた。メリハリの効いた描写のレンズである。軽量コンパクト(しかも安い)。更には防塵防滴構造。街撮りにピッタリで雪の中でも使い易いレンズである。旅にも向いている。だが問題が一つある。レンジファインダースタイルのX-PRO3に装着すると滅茶苦茶格好良いが、一眼スタイルのX-T5に着けると格好悪い(笑)。先細りのレンズがあまりに不格好だ。そんなの描写に関係ないじゃないかという向きもあるとは思う。でも姿形は撮影のモチベーションを保つために重要な要素でもある。道具というのはそういうものだ。本来はまだ能書きは続くのだが、内容は乏しいので省略する。とにかく、しばらく前から家中の不要レンズの売却を進めてきた。今回、追い金4000円也で新しいレンズを購入したわけだ。サイズ感が少し大き過ぎるが、描写は上々である。まあ今はプラシーボが効いているので、ゆっくりと評価していきたい。XF23mm F2の方は、このまま温存して併用する。
X-T5 / XF23mmF1.4 R LM WR