





旧・宮守村の達曽部地区。現在では遠野市となっている。宮守とは「神社を守る人」という意味で、それだけでロマン溢れる名前である。加えて「達曽部」という地区名。単なる集落とは思えない。なにかの秘密を守り続ける集落ではないかとすら思える。宮守自体が岩手の内陸深い位置にあるのに、達曽部は宮守の更に奥地にある。岩手三陸遠征の帰りに立ち寄った。というのも釜石道は、花巻から宮守、遠野を経て釜石に向かう道路だからだ。宮守ICから達曽部に向かう街道は、きちんと除雪されていたが、集落に入った途端に雪景色となる。別世界に来たかのような不思議な感覚となる。僕は雪国に育ったわけではない。それにも関わらず、自分の幼少期に見た町の原風景で再会したような気分になった。
LEICA M10 MONOCHROME / APO-LANTHAR 35mm F2 VM
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