私が幼少期を過ごした1970年代頃。
高度経済成長期の波に乗り、銘木業界はまさしく最盛期ともいえる勢いでした。
銘木問屋街も栄え、北摂に移転した銘木団地も隆々たる商いを営むお店が多くありました。
その中で、多かったのが「床材店」と呼ばれるお店。
床の間を造るための専門の銘木を扱うお店で、特注なども柔軟に対応してくれるお店も多かったように記憶しています。
そのように、床の間だけに特化したお店であっても、きちんと成り立っていた時代でした。
しかし、外国産の材木が輸入されるようになり、また建築様式の変化などにより、需要のある建築材にも変化が出だした頃、一番に縮小
を余儀なくされたのがこの「床材店」でした。
今までの運営スタイルを変えなければならず、お店の数も少なくなり、次第に大きなお店に統合されていきました。
しかし、今でも、床の間を造る上では、床材店に従事していた方やそれに相当する知識を持っておられる方は非常に重宝されるようです。
今の生活様式では必要ない場合もありますが、受け継がれていってほしい知識や技であると感じます。
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