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ビジネス書評を書くのはすっごく久しぶりかも。
もちろん本は読んでいるけど、なかなか書評を書くってことができなくなっています。
なんでかな。ま、それはいいとして。
斎藤 孝さんの 結局、仕事は「言い方」しだい という本。
最近、幹部社員に「コミュニケーションをもっととるように」と指示したときに、
「何言っていいかわかんないんスよね」とか「どう言えばいいのかわかんないス」
とか言われたので、代わって自分がそこを勉強し、教えてあげようと思ったのです。
それにどうみてもウチの社員たちはコミュニケーション力が長けているとは思えないし、
そのことに疑問を感じているヤツも少なそうなので、できるだけ明確に「こうやって
言うんや!」(← 突然関西弁、なんで)、と大勢の社員に言いたかったのです。
で、できるだけ具体的で、読みやすい(これ、かなりポイント)本にしようと思って
本屋さんの中を歩いていたら、この本が目に止まりました。や、ホントに具体的で
わかりやすいです。
上司に頼まれたレポートを提出した。情報を集め、リサーチもして提出したが、それを
読んだ上司は「う~ん」と言って頭を抱えてしまった。
そのとき、なんと言うか。いい例と悪い例が示されます。
いつも頼む外注先のA社となかなか金額の折り合いがつかない。万が一に備えてB社
も押さえておくように上司から言われたので、B社に連絡する。
そのときの言い方は?
状況がすごく具体的で、その後のいい・悪いの解説が「そうだよなぁ!」って感じで
すごく納得感がある。仕事ができる人ってそういう「言葉使い」ができるんだよね。
すごくハウツーっぽい本だけど、最後のあとがきに「本書に書いてあるフレーズを
機械的に覚えたり、単語としてバラバラに覚える必要はありません。人間関係の総合力、
コミュニケーションの応用力を高めるための一助になれば幸いです」と書かれていました。
本当にそう思いました。ハウツー的に、読みやすく仕上げてくれていますが、それを
読み終えたときに、言葉の重要性に気づき、ここに書かれていることを少しでも
意識して話すようになったら、まるで違ったコミュニケーションになるような気がします。
それがビジネスの効率アップにつながることはもちろんです。
部下にも、上司にも、コミュニケーションが得意な人にも、苦手な人にも、オススメいたします。
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