東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。





昭和33年生まれだから「昭和40年男」じゃないけどさ、この辺りの人たちはだいたい同じような世相・文化の中で育ってきてるから、考え方とか近い人が多いんだよね。共感するものとか、好きじゃないものとか、なにかと共通点が多くて、特に、今になってみると「懐かしい〜!!」って感じるのってホント共通なものが多い。

だって「POPEYE」とか見せられちゃうともうノンストップで買っちゃうと思わない?抗しきれないよね、この懐かしさ。ページをめくっていくといろいろな特集があるんだけど、その1つが「角川文庫」。全盛期だったんじゃないかな。ぼくらが学生のころは角川文庫はよく読んだ。自分はもう圧倒的に片岡義男だったなぁ〜。「彼のオートバイ、彼女の島」、「スローなブギにしてくれ」、「アップル・サイダーと彼女」とか。集英社文庫だったと思うけど「愛してるなんてとても言えない」も好きだったなぁ。あの頃、自分が書く文章がほとんど片岡義男化していたのが懐かしい。田中康夫の「なんとなくクリスタル」のこともこの冊子の中で取り上げられていたけど、なんクリは新潮文庫だったっけ。「新潮文庫の100冊」ってキャンペーンもこの頃からじゃなかった?いずれにしてもあの頃(=学生だった頃)は文庫本をよく読んだ。

あと元キャンディーズの「伊藤 蘭」さんも特集されていました。こ、これは、もう買ってしまいますよ、ホントに。ま、もうご存知の人も多いと思うけど、自分は若い時キャンディーズの追っかけ をやってましたからね。あの頃、アイドルはなんと言ったって明るくて、元気で、かわいいのが1番でした。キャンディーズもまさにその路線でしたね。あの頃って時代全体がそんな感じで「明るく元気な」時期だったと思う。楽観的で、「これからもっとよくなっていく」って普通に思っていた。いい時代だったと思う。

やっぱりこの歳になってみると、自分が10代〜20代の頃の世界、歌、小説、映画、その頃のモノって格別の懐かしさをもって出現してくる。今だって十分楽しく過ごさせてもらっているけど、でも、やっぱり10代〜20代っていうのはちょっと違うのかも。若さ故の喜びや悲しみがたくさんあって、楽しかったり、悩んだりしながら成長していく、人間が形成されていく、そんな実感がもてる時期。お金も地位もなかったけど、希望があった。そんな時期の記憶ってやっぱり懐かしいし、大切にしていくべきものですよね。

いい本にめぐり逢えて感謝。今、焼津の街なかではお盆に入っておりまして、実家にお線香をあげにいったり、のんびりと夏の休日を過ごしていました。




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