東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。





本当に心からお祝いしたいし、素晴らしいことだと思っている。野球は好きだし、かなりのファンです。50ー50、おめでとうございます!!本当にすごい、素晴らしいい記録だと思います。

ただ、一経済人として思うこともあるのです。もう何回か言ってきたから「またか」って思う人もいるかもしれないけど。


経済の方も、世界で活躍する日本経済でありたい。世界を牽引する日本でありたいと、そういう気持ちが強いです。上の写真はお馴染みの表だけど、1989年 世界の時価総額トップ10企業には日本企業が7社も名を連ねている。今は、ゼロ。かろうじてトヨタが35位にいるのかな。円安効果で日本経済は儲かってるとか、最高税収になっているとか言うけど、上の写真の表が語る事実は重いと思う。ひと言で言えば「成長産業が育っていない」ということだと思う。

1989年は昭和64年・平成元年。それからの30年は、日本経済はまったく成長しない。俗に「失われた30年」と呼ばれる。世界経済は成長していき、日本は取り残された。自分たちの世代には昭和を懐かしむ感覚が強い。「とにかくハードに働いたけど、経済は成長し、世界トップになれるかも」と思っていた。夢があり、明るかった」と。もちろん自分も昭和の時代は好きだ。ただ「あの時代に戻りたい」とは思っていない。「昔みたいにとにかくハードに働けばいいんだ!」なんて思っていない。昭和はかなり不適切だったし、今の方が圧倒的に便利だ。自分がいいたいのは

① 昭和には不適切な面も多かったが、よかったこともたくさんある。全否定してしまうのはよくない。いい伝統は継承されるべきだ、ということ。一例で言えば、自分は自社を選んで就職してくれた社員はずっと勤めてほしいと思っている。もちろん楽しく元気に仕事をしながら共に成長していけたら最高だと思う。一方で新卒採用で企業から大いにお金をせしめ、その直後から転職を煽ってまた儲けようとするようなR社系の会社は嫌いだ。日本経済が伸びて世界のトップに立とうしていた昭和の時代、日本企業における終身雇用は普通のことだった。昭和の「強い企業」を築いた制度を、今、国まで一緒になって完膚なきまで否定している論調はいかがなものか。日本はまだ圧倒的に中小企業の国だ。そんな日本で転職や副業を煽るのは国力を落とす。中小企業のことがわかっていな過ぎる。これは一例だけど。

② 時代を牽引する便利なツールを正しく使うこと。ITリテラシーを上げること。それはSNSの偽情報対策とか、そこはもちろん超大切だけど、そういうことだけじゃなくて、たとえば国の政策はハッキリ言って酷過ぎる。この時代にハンコの一つもなくせない。デジタルとアナログを混在させることを義務付ける意味不明な制度を作ってしまう。国がIT化を進めようと、あれこれ制度を作ると、昔のアナログだけの時代よりも余計手間暇がかかるようになる。こんなので企業の生産性が上がるワケがない。日本が経済的に世界で抜かれまくったのは ① の部分も大きいけど、② の部分もかなり大きい。デジタル大臣がK野T郎氏ではダメ。国のリーダーはもっと若返りが必要だと思う。

なんとしても経済界も世界で勝負して成果を上げられるといいなぁと思った次第です。もちろん今、それができている、果敢に挑戦し続けている会社もたくさんある。ソフトバンクグループとかユニクロもそうだけど、自分は好きです、そういう会社。

自分たちの会社は、ベトナムのパートナー企業と信頼関係をもって仕事を続けているけど、自分たちが制作を発注する側で、海外で「売上を上げる」ということはできていない。いわゆる「外貨を稼ぐ」ということができていない。そんな自分が上記のようなことを言うのはいかがなものかと思うので、いつもあまり言わないようにしているけど、ちょっと今日は政治のことまで言ってしまった。

この前のオリンピックもそうだけど、スポーツの人たちに負けないくらいに、経済人としてがんばりたい。社会やマスコミも、そういう経済界を応援してほしいし、適切な政策で企業の生産性の向上を後押ししてもらいたいと思う。自分はまずしっかり会社を経営し、海外で売上が上げられるようにがんばりたいと思います。


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