東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




「mixiのビジネス展開」というテーマで笠原社長さんの講演があり、参加。1,000以上入る大きなプレゼンルームだったけど、これが満員だ。すごい人だった。

「WPC TOKYO 2006」が東京ビッグサイトで開かれているんだけど、今日は上記講演があるし、行くなら絶対に今日だと思っていた。定刻の13:00より若干遅れて始まった講演、笠原社長さんは例によってノーネクタイで登場。ミクシィの会社紹介や機能紹介、開発の経緯などを一気に語る。もちろんそのあたりは知っているけどやっぱり直接聞くのは格別だ。
後半はmixiの社会的意義や収益モデル、今後の課題などについて、やはり一気に語る。すごく参考になった。「日々身近な人とコミュニケーションする、居心地の良い空間、永続的に使われる空間を目指したい」ってところは感動したなぁ。

mixiを使ったビジネス事例としては大塚製薬のファイブミニのプロモーションとドイツで行われたサッカーワールドカップに絡めたスカパーの契約者獲得プロモーションの事例が紹介された。どちらの事例もよく考えられている。

いきなり あまり広告色をだしてしまうとダメ。
まず利用者が楽しめる状況を作り、参加者を増やすことが先。

複雑な仕組みを目指さず、常にシンプルに。

ネット内の経験をリアルに。(スカパーのキャンペーンではペーパークラフトを提供していた)

などなど。示唆に富んだ話しで、リモコンでスキップされてるTVCMとは根本的に違っていて、インターネットとSNSの特性を活かしたプロモーションだと思った。

今回のセミナーは「満員」。セミナー会場はWPCの来場者全体から見れば若い人が多かったと思うけど、でもリアルな、伝統的な業界の人たちもたくさん来ていたのは間違いない。そのことがとても意義深いと思う。SNSの認知がさらに進み、「便利だなぁ~」とか言うだけじゃなくて、「どうビジネスに活かすか」ということを考えてくれる人たちが増えてくることが重要だと思っている。

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