今後クラウド時代にリリースするシステムは「ニッチでもいいからナンバー1」
であることが求められます。サンロフトの「nanotyBP」であれば、社内
SNSという分野でTOPであることが求められ、「在庫スマート」であれば
食品業界向け在庫管理システムでTOPであることが求められます。クラウド
時代の業務システムは「Webサイトからお申し込み」いただき、「30日間
(くらいの)無料体験期間」を経て、「ネット上で有料契約」というような流れ
で販売されるようになるでしょう。ワープロみたいなOAツールはスマホやタブ
レットであればAppStoreやグーグル・マーケットなどでダウンロード。
1本は数百円とかせいぜい2,000円くらいまでなので、買ってみて、
使ってみて、ダメなら次を探すって感じになるかもしれません。PCアプリの
販売もやがてそうなりそうです。つまり「ナンバー1」以外は選ばれず、
「2位か3位か」ということはあまり意味がなくなっていきます。
そのような時代のシステム開発は、徹底してユーザー志向であることが求められ
ます。随時バージョンアップ繰り返して「常に最新」のシステムを提供し続ける
ことが求められます。たとえばサンロフトが利用しているメール・カレンダー
システム「GoogleApps」では年間に120回以上のバージョンアップ
が行われたようです。新機能のお知らせのメールがしょっちゅう入りますが
、回数は数えていませんでした。そんな状況の中でサンロフト規模の会社が
「あれもやる、これもやる」ということでは、どれも淘汰されてしまいます。
「このシステムをやる」(=あのシステムはやらない)ということを決めたら、
やると決めたシステムに集中し、徹底してユーザーが使いやすくなるように、
ユーザー視点を持ち続け、バージョンアップを繰り返していく必要があります。
今期は案件対応をしながらも、上記のようなクラウド時代にふさわしいクラウド
型のシステムを作り出さねばならず、開発陣には大いに奮起して制作にあたって
もらいたいと思っています。今期「クラウド型のシステム」を世の中に送り出せ
なかったときには、それはこれからしばらく続くクラウドコンピューティングの
時代でも現状に甘んじることを意味します。この1,2年は大きな「転換期」
であると、ひしひし感じています。
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もうデータを持ち歩く時代ではない、というのが「クラウドコンピューティング」の時代だと認識しています。
個人的にも、原稿データを東京に送る仕事が多く、また画像データが1コマ30~50MBとなると、メーラーでは対処できず、かといってメディアを郵送するわけにも行かず、いわゆるサーバーにUPしておいて編集部にダウンロードしてもらうこととなります。これも一種の「クラウドコンピューティング」でしょうね。
まあ最近の画像データが大きくなり過ぎたことも理由にあるでしょうね。256Mのメディアをカメラに入れると「撮影可能8コマ!」になっている昨今です。
写真のデータをサーバーに置いて、お客さんと共有するのは、「データ・ストレイジ」というか、「インターネットとサーバーの活用」という感じですね。
「クラウドコンピューティング」に関してはサンロフトなりに定義して、明文化・図解化したものを作成しております。近々ブログでも書こうと思っているのでもう少しお待ち下さいませ。
最近は写真のデータは大きくなっていますね。それに合わせて回線とメディアのパワーアップも望まれますよね。
どうも当方が不勉強のようです。
これからもいろいろ教えてください。
「サンロフト式」というものを世に普及させて下さい。
ムスメの学校の通信網のソフトでは、助かっています。ただし学校からの通信を受け取っていない(設定できない、携帯電話でも)ご家庭が多いのが実情です。なんとかしたいですね。
「サンロフト式」というほどのことではなくて、世間一般で言われていることを
お客様でもわかりやすいような図と言葉で表したものです。自分で言うのもアレですが (^^;)
よくできていますよ。
クラウドの安全性などについては、まだまだ誤解されている方もおおいですし、
普及のためにも、いろいろなお客様で発言したり、ブログにも書いたりしていく
つもりです。しばしお待ちを。