東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




TTT(東京タイムズタワー)竣工以来、同じ住民として親交のあるSさんが「秋葉に住む」という冊子を編集され、毎年2回のコミケで販売されてきましたが、このたび5周年、VOL.10を達成されましたっ!Sさん、おめでとうございます!! パチ、パチ、パチ~~~♪

自分はVOL.3からだと思うのですが、何回か寄稿させていただいておりました。今回はVOL.10ということで、豪華 巻頭カラーページ付き。自分も「秋葉原の更なる発展性を探る」ということで 寄稿させていただきました。文章の出来、不出来はおいておいて、自分の書いた文が活字になる、書籍になるというのはうれしいことですね。貴重な体験をさせていただき、感謝です。Sさん、どうもありがとうございます。

また「秋葉の私室」というコーナーでは、東京出張時に利用しているTTTの部屋を5年前にも取材していただき、掲載していただいたのですが、今回再び取材していただき、掲載していただきました。この5年間で、ほとんど変化がない、というのが最大の特徴の部屋ですが (^^;) 、絶妙かつ独特のタッチで楽しい記事に仕上げていただいてあります。

それぞれの記事の情報量と精密さでは、マジで圧倒的だと思います。「秋葉に住む」がこれからもますます発展されますことを祈念いたします。


では、「秋葉原の更なる発展性を探る」 ブログバージョンでお楽しみ下さい。


秋葉原の更なる発展性を探る

JR東日本が発表している「各駅の乗車人員」を見ると上位8駅はこの5年間で変動がありません(東日本旅客鉄道株式会社「各駅の乗車人員」より http://www.jreast.co.jp/passenger/index.html)。


2003年平均乗員数/日    2008年平均乗員数/日
1.新宿 75万人        1.新宿 77万人
2.池袋 57万人        2.池袋 56万人
3.渋谷 42万人        3.渋谷 43万人
4.横浜 38万人        4.横浜 40万人
5.東京 37万人        5.東京 39万人
6.品川 28万人        6.品川 33万人
7.新橋 23万人        7.新橋 25万人
8.大宮 23万人        8.大宮 24万人


どこの駅も明確な特徴と安定した集客力をもっており、微増傾向です。品川駅が5万人増加と大きく数字を伸ばしているのは、2003年10月1日の東海道新幹線 品川駅の開業が大きな要因と思われます。名古屋、大阪方面から東京に出張してくるビジネス客にとって、品川はもちろん、渋谷、新宿方面に用事がある人たちは品川で下車するようになり、「東京の西の玄関」的な風格が生まれはじめています。池袋が若干ではありますが減少に転じはじめていることも目を引きますが、総じてあまり大きな変化はないと言えます。

JR東日本 秋葉原駅の1日あたりの平均乗車人員数は2003年時点では14万人で18位でした。それが2008年では22万人と この5年間で8万人も伸ばし、JR東日本の駅としては第9位とベスト10入りを果たしています。秋葉原のこの5年間の数字の伸びは、躍進と言ってよく、これほど伸びた駅は他にないと思われます。要因としては2005年8月24日のつくばエクスプレスの開業がなんと言っても大きいでしょう。電車網が発達した都内では 人の往来は電車によることが圧倒的に多く、その観点からも「駅の乗車人員数」は その駅を有する「街の集客力」を示す有効な指数と言えます。この5年間で、秋葉原は日本でもっとも集客力を伸ばした街かもしれません。

この5年間、電車男のヒット、萌えブーム、メイド喫茶など、様々な話題をメディアに提供してきた秋葉原ですが、ちょうど5年前に秋葉原に居を構え、住民として変貌を目の当たりにした筆者は、秋葉原におけるこの5年間のもっとも大きな変化は「ビジネスマンの取り込み」だったと感じています。ダイビルUDXなどの大型のオフィスビルが相次いで竣工し、秋葉原は多くのビジネスマンの「職場の街」となりました。ランチタイム、アフターファイブを過ごすための飲食店が増え、書店や衣料品店なども充実しました。こういったことはメディアのネタにはなりにくいため、萌えブームのことなどに比べると話題にのぼることは少ないのですが、秋葉原の街はこれまでにはなかった「客層」を新たに開拓し、集客力を伸ばすことに成功し、同時に駅周辺の様相を一変させていったのです。

都内でも屈指の交通利便性をもつ秋葉原がビジネスに目覚めたことで、街としての発展性は更に高まっていると思われます。もともと強烈なブランド力をもつ電気街と秋葉原の新しい一面を作り始めたビジネス街は、今は別々のものとして存在しているように見えます。これからも別のものとして発展していくのか、または何かのきっかけで融合が進むのか、そのあたりをこれから注目していきたいと思っています。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
副都心線の影響でしょうか。 (本物大好き)
2009-08-24 04:59:16
池袋の減少は、副都心線開業の影響でしょうか。
西武池袋線や東武東上線から山手線に乗り換えて
いた人が副都心線の直通電車に乗って新宿・渋谷
方面へ移動したことが原因だと思います。

TTTは当社で材料を納入しましたのでよく覚えています。
昔、神田市場があったころとは隔世の感がありますね。
 
 
 
なる、副都心線ですか (としたか)
2009-08-24 22:22:15
池袋は、そうですね。これまで乗り換えていた人が直通だから下車しなくなったのかもしれませんね。自分は学生時代4年間池袋に通っておりまして、とても愛着があるので若干淋しい気がします。と言っても56万人ですから、ま、no problem ですよね。

TTTの材料を納品していただいていたのですか?
それは偶然ですね。本物大好きさんの選んでくれた資材なら安心です。ウチのリビングの床とか、そうだったりして。
 
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