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労務定例往訪で顧問社労士の森崎先生が来社してくれました。
総務・経理部長の大橋さんと労務担当の竹下さんが対応して
くれました。自分は経理はもちろん見ますが、労務は苦手です。
ただ、それではダメだと森崎先生にいつも言われるので、根気を
絞りだして対応します。たいへん申し訳ないのですが、それは
正直なところ、なのです。
多くの社長にそういう傾向があると思うのですが、どうなんだろう。
中小企業の社長は基本的に在職年数が長くなるし、その間、何時間
仕事をしても、なんのおとがめもない。一方で企業の責任はすべて
社長に集中するのが今の制度なので、預金が多少あったくらいでは
安心できない。勢い、長時間労働等と言えるレベルを超えて仕事を
するようになり、そのうち仕事が趣味になり、中小企業の社長が出来上がる。
そういう人たちに、「パートさんは6時間勤務したら休憩を45分」
とか「本人たちは10分くらいオーバーしてもいいので、キリのいい
ところまでやって、はやく帰りたい」と言っている、とか。
「どうしましょう」と言われても・・・。
自分としては、「そう言ってくれるなら、それでいいじゃん」と
思うのですが、ダメとのこと。「きっちり6時間で帰っていただく
か、それ以上やるなら45分の休憩をとる」とのことで、もちろん
自分は反論しないし、「じゃ、それでいいです」という感じ。
中途半端な状態でその日の仕事を終えたくはない。あと10分くらい
やれば、すっきりするならやってほしい。でも、その前に45分の
休憩を取らなければならない。でも、そんなのはありがた迷惑で、
はやく仕事を済ませて、はやく帰りたい。その気持ちはよ~くわかる。
主婦系のパートさんにいかにもありそうなケースだ。
上司だって、「もう6時間過ぎたので、帰ってください」なんてことを
言いたい人はいないと思う。なんとかしたい。
森崎先生は「なにかあったときに、きっちり会社を守れるようにして
おきたい」と考えて、おっしゃってくれているとのことなので、
専門家の意見に従うことにする。いずれにしても、自分のように
社長として25年も長時間労働継続中の人間は、バランスは悪いハズ
だから、専門家に従うべきなのだろう。
課長職の社員には残業が付くべきなのか、課長手当で固定でいくべきか。
今は、課長手当で固定ですが、このことも社則を変えるべきであると、ずっと
アドバイスをいただいていた。今日、そのことも話し合い、方針を決めました。
結論的には課長にも残業が付くことにしました。これって、「課長の主任化」
に近い印象を自分は持ちますが、課長職というものの印象、機能、役割も、
自分が若手社員だった頃とはずいぶん変わっているのだと思います。
給与テーブルを変更することになりますが、森崎先生がタタキ台を
提出してくださることになりました。社員のことをきちんと考えて
くださる先生であることは社員の皆さんもご存知のとおりなので、
安心してください。社員に不利になるような改定は行いません。
こちらは来期からの対応になります。
ビジネスへの取り組み、システム活用等では、結構新しいし、早めに
対応しているつもりだけど、こと労務に関しては、自分は古いかも。
それでも女性管理職が40%だったり、女性が活躍する会社として
表彰されたり、時短正社員とか、在宅勤務とかフレックスタイム等も
取り入れているけど、根本的な考え方が古いかも。
たとえば「課長はこうあるべき」とか「こうあってほしい」みたいな
課長感は、今の時代と合っていないかもしれない。そこを上手に矯正
していただけるのは本当にありがたいです。
自分が深いレベルで関心をもっているわけではないことは、よくご存じ
だと思うのですが、あくまでも真面目に考えて、忍耐強く説得して
いただいています。どうもありがとうございます。
今、自分が気になっていることは、若手社員たちにおいて、
何がモチベーションを上げ、何がモチベーションを下げるのか
これです。今度無記名アンケートを行うことになり、その一般的な案も
いただけることになりました。それをサンロフトに合うように変えて、
実施してみることにしました。
確かに労務にもっと真剣に向き合わないと
自分が願ってやまない、モチベーションの高い社員、イノベーションを
起こせる社員って、なかなか維持できないんだと思います。
つらつらと書いてしまいましたが、森崎先生には感謝しております。
いつもどうもありがとうございます。
真剣にやります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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