今日の日経新聞の夕刊に野村総研の山崎秀夫さんの論説が掲載されていた。タイトルは「魅力あるウェブサイト構築で企業の資産価値向上を目指す」。内容は「今後活発化してくるであろうウェブサイトのM&Aを成功させるポイント」について書かれている。これは必読だと思う。
いつもそうなんだけど、「この分野について、これからどうなるのかな?」って迷ったときに山崎秀夫さんの本に出会ったりして、それを読むとパァ~っと展望が開ける。以前のSNSのときもそうだった。
今、自分の中では「サイトのM&A」は実は「旬」。「これからどうなるのかなぁ?」って思っていたところに、今日のこの論説は短いけれどまさしく目からウロコ。参考になる考え方がちりばめられている。
まず「ウェブサイトの買収は『時間を買う』ことを意味します。これにより後発企業でも先発企業に追いつくことが可能なのです」って発想がわかりやすい。言われてみればそのとおりなんだけど、「遅れが取り戻せる」ということに気づいている人はまだまだ少ない。そしていいサイト、そうでもないサイトを見分ける基準のひとつに「ブログの評判を基準に入れるべきでしょう。単に検索結果が上位だからといって評価が高いとは限りません。好評なウェブサイトであれば、必ずどこかのブログに書き込まれているはずです」とおっしゃっている。これも確かに言われてみればそのとおりなんだけど、自分なんかもブログを書いてるし、kizasiやテクノラティも愛用しているけど、忘れてしまいがちな視点なのだ。そもそもM&Aを意識してサイトやブログを見るという習慣がまだない。
これからは ある企業がある分野に進出しようと思ったら、まずその分野での「集客」やその企業の「知名度アップ」に貢献できるウェブサイトを上手に見つけてM&Aすることが活発になると思う。
ウェブサイトを上手に育てて売却するのは「バーチャル牧畜業」って感じでしょうか (^ ^;) 。昔「達者でナ」って三橋美智也さんの唄があったけど(← かなり古い)、藁にまぎれて育てた栗毛(← 子馬)が大きくなり売りに出すときの気持ちを「達者でナ」と歌ったものだけど、ITベンチャーたちが育てたサイトをそんな気持ちで売りに出すことがおきてくるのだろうか。や、現代はもっとドライかな。
いずれにしてもまずは「M&Aを意識してサイトをみる」という習慣を身につけよう。
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Googleで11位、Yahooで23位という順位にいます。
SEO的にまだ上位に上げる事は可能です。しかし、自分達にはあまり意味が無いと思っているので本気で対策をうってはいません。
ですが、どこかの飲食関係の方が興味を持ってくれそうな予感は常にしています。
どちらかと言えば、そういう営業ルートがないのが、現状だったりします。どこかにお話ができればいいのですが・・・。
Google⇒http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%BC%E3%83%AA%E3%83%BC&hl=ja&lr=lang_ja&client=firefox-a&rls=org.mozilla:ja:official&hs=5SN&pwst=1&start=10&sa=N
Yahoo⇒http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%BC%E3%83%AA%E3%83%BC&search_x=1&tid=top_beta&ei=UTF-8&pstart=1&fr=top_beta&b=21
「ゼリー」というのはビッグキーワードでしょうから、それで11位と23位はすごいですね。
MITORAさんの知識をもってすればさらに上位も狙えるはず。そういうノウハウを活かしたコンサルティングの仕事なんかができるといいですよね。
「空間ゼリー」のサイトに飲食関係の広告がついたらそれもすごいことですね。お芝居の拠点の周辺の飲食店の割引クーポンとか、いいかもしれませんね。
実は今、「空間ゼリー」というゼリーを老舗の和菓子屋さんと開発しているのですが、
私どもに商標登録の知識がない為、動けない状況です。
そういう場合、どういう方に相談すればいいのかわからない状況です。
商標登録は、管轄は特許庁ですよね。そういう出願の相談にのってくれたり、事務を代行してくれたりする事務所はあるけど、やっぱり有料のところが多いと思います。あと登録自体にも費用がかかりますね。
特に初めての場合は面倒だけど、サイトから資料を取り寄せて自力でもやれるんじゃないかな。将来のことを考えたら取得しておきたいところですね。