静岡県商工労働部企画経理室長名で「リーディング企業実体調査に係る企業訪問調査のご協力のお願い」という書面が届き、鈴木主査様、米山副主任様が、取材のために来社してくれました。 書面によれば「オンリーワン技術やトップシェア製品を持つなど特色のある事業展開を図り、競争力のある元気な企業を調査し・・・」とあります。静岡県の商工労働部様がウチの会社をそのような企業と見ていただけることはたいへん光栄なことでありますが、IT業界の実態は極端な東京一極集中が進んでいることをお話しさせていただきました。
自分自身はIT業界以外のビジネスは門外漢ですから、「IT業界に限定した上で」とおことわりさせていただきましたが、ソフトバンクや楽天など、ネットバブル期に上場して、生き抜いた企業はすでに大手企業に育ち、もうベンチャーとは言えないこと。彼らが手がけたITビジネスはすでにベンチャーが対抗できるようなものではなく、その市場において圧倒的な規模と技術力で君臨し、さらに範囲を広げていること。それに続く新しい市場を目指す動きも東京に集中していて、このままでは「次にくる市場」も東京のベンチャーに席巻され、静岡のIT企業のでる幕はないことなどをお話ししました。
そんな中でウチの会社の取り組みは「文教市場に特化したASP事業」に集中しており、文教市場でのディファクトスタンダードは取れる可能性があることを伝えました。学校や幼稚園・保育園は発信するべき情報の宝庫であり、それらを保護者に発信していくことの社会性の高さも強調しました。そして自分たちの弱点は営業力と知名度であること。それをカバーするための積極的な支援をお願いしました。たとえば「静岡県内243園の私立幼稚園でウチの会社のASPは採用されています」ということが言えれば、営業的にはずいぶん格も上がります。県側も「そんな一民間企業を支援するようなことはできない」と言ってしまったら終わりだと、「学校や幼稚園・保育園が情報発信していくことに社会性を感じるのなら、もっと積極的に支援してほしい」とお伝えました。将来においても県に頼るだけの企業のなら応援のしがいもありませんが、全国に名を馳せ、「文教ASPなら静岡県がディファクトスタンダード」と全国から言われるようになれば、静岡県にとってのメリットも大きいはず。そのあたりは信念をもってお話しさせていただきました。
「勝手なことを申し上げますが・・・」と前置きした上で、いろいろと言いたいことを言わせていただきましたが、全体を通してとても楽しく、和やかに取材は行われたと思います。様々な質問にお答えすることは自分にとってもとてもいい勉強になりました。 鈴木様、米山様には取材活動、どうもありがとうございました。真のリーディング企業になれるようにこれからも頑張ります。
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ところで以前もお話をお聞きしましたが、やはりIT関連も極度の東京一極集中ですか、残念ですね。
インターネットなどが始まったころネット上で何処にいてもつながるからこれからは田舎でも何処にいても同じようにチャンスがあるようなことが言われていたかと。
しかしやっぱり最終的にはビジネスでも何でも人と人の人間としてのいろんな意味での温もり?が大事なんですよねぇ?
某団体で活動し人を動かすときにそれを実感させられます。 例の“想いを伝える!”ってやつですね。(笑)
しかしそんな中でも何か東京の企業がわざわざ焼津に出向いてくれると言ったようなものを確立したいですね。
では・・・
やっぱさ、某団体もそうだけど、縁だよね。縁。
最近は自分はこのことばっかり言ってるんだけど
やっぱ仕事は縁だと、最近特に思うなぁ。
もちろん、会う、会って話すのはいちばんいいけど、時間の限界はある。そんなとき、ミクシィはすごく補完的に機能してくれると思うよ。
ではでは~。