東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




「激動の時代を乗り越える」というテーマで行われた船井総研主催の第86回 経営戦略セミナー 研究会全国大会2012 に参加してきました。場所は東京国際フォーラム。全国から数千人の経営者・経営幹部が参加していたと思います。

9:00からは「変化をチャンスに変えるマネジメント」ということでコンサルタントの小宮一慶さんの講演がありました。
11:20からは「激動の時代のマーケティング」ということで船井総研会長の小山政彦さんの講演。どちらの講演もとてもよかったです。
昼食を挟んで13:15からはITベンダー経営研究会の8月例会。こちらも気づきの多い会でした。びっしり勉強した1日でした。



印象に残ったこと、行動に移していこうと思ったことはたくさんあるけど、ここでは1つだけ。小宮さんが講演でおっしゃっていたことです。

他社との違いを作り出すためには Q、P、S を他社に先んじて示すこと。
Q は Quality(品質)
P は Price(価格)
S は Service(内容)

お客様はQ、P、Sを相対的に見ている。ライバル社がQ、P、Sを変えてくると必ず自社のビジネスに影響がでる。素直な視点でライバル社のQ、P、Sを分析すること。

Q、P、Sを改善していくためには、「正しい努力」と「小さな行動」を積み重ねること。決して意識改革などに向かってはならない。お客様は意識改革してほしいなどとは思っていない。お客様が望んでいるのは「正しい努力」と「小さな行動」、まず行動すること。

「正しい努力」とは、たとえばサッカー選手になりたいのに、卓球の練習をしても、それは100%無駄になるとは言わないが、やはり一流のサッカー選手にはなれない。

「小さな行動」とは笑顔で元気な挨拶とか、電話がなったらスグにでるとか、そもそも「お客様」のことを「お客様」と社内で呼んでいるか、とか。そういう活動の積み重ね。これは積み重ねるもので、コピー紙にたとえるとわかりやすい。コピー紙は1枚では0.5ミリくらいしかなくて、厚みはほとんど見えないが、これが500枚重なると厚みができて、はっきり認識できるようになる。

こういう「小さな行動」を「全社員で行う」ことが、Q、P、Sの改善につながっていく。

「正しい努力」の方向を見つけるためには、たとえば日経新聞のトップ記事を毎日読んで、内容を理解し、書き留める。自分の読みたい記事ではなく、トップ記事。これは「世間が関心あることは何か」を知るための努力。新聞社が選んだ「その日の一番重要な出来事」を毎日理解し続けることで世の中の見え方がまったく違ってくる。

「正しい努力」と「小さな行動」によって提供される「いい仕事」をお客様は望んでいる。「いい仕事」とは効率的で、周囲の人たちを喜ばせるものである。私たちが「いい仕事」をしよう と集中すると、結果として売上も利益もついてくることになる。いい仕事をしよう。

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他にも本当にたくさんの気づき、示唆に富んだ言葉をいただきました。講演者の皆さん、運営してくれた船井総研の皆さん、どうもありがとうございます。行動に移していきます。



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