昨日の土曜日、東京で本屋さんをのぞく時間があったので、あれこれ手にとっているうちに、結局4冊も買ってしまいまして・・。土日で2冊読み終えたのですが、そのうちの「iPad・スマートフォン・クラウド・Twitter・・・で結局、何が変わるんですか?」という長いタイトルの本の方を情報共有しておきます。今日は久しぶりに自宅でのんびりしてまして、写真はヨメさんがおやつ用に作ってくれた栗ぜんざいといっしょに本の表紙を撮影してみました。暑い夏にエアコンの効いた部屋で栗ぜんざいをいただきながら読書なんてぜいたくですよね~♪ ありがたいことです。では、さっそくまずは目次から。
序 章 今、インターネット利用に何が起きているのか
第1章 モバイルインターネットデバイスの革新
第2章 Wi-Fiは人間の行動パターンを変える
第3章 ソーシャルメディアは人間の思考パターンを変える
第4章 インターネットが現実社会におよぼす影響
終 章 最後に
章のタイトルを読んだだけでも関心をひかれますよね。全体的な特徴として、「直近の過去を分析して、現在と比較的近い将来を語る」という感じで書かれています。IT業界の人だと「もうやってる」とか「知ってる」ということも含まれていますが、知識を整理して再確認するのには最適。もちろん新たに知る情報もたくさん含まれています。IT業界以外の方々で、これからのネット社会がどうなっていくのか関心がある方にはとてもおススメです。平易な文章でわかりやすいです。ただ、当然ですが、個別の会社に対して「こういうアクションを起こすべき」ということは書かれていないわけで、「世の中、こういう風に変わっていく」ということがわかりますから、「それでは自分たちは何を、どうするのか」ということは自分たちで考えなければなりません。
自分としては第2章の「Wi-Fiは人間の行動パターンを変える」の部分が特に勉強になりました。モバイルインターネットユーザーを呼び込むためにWi-Fi環境を提供することは有効であり、すでに日本国内でもiPhoneはじめスマートフォンユーザーが200万人を超えたらしくて、今後ますます増えていく。このブログでも何回か書いてきたけど、自分の行動の中で、スターバックスやマクドナルドの登場回数が増えているのもその表れで、今後はさまざまな飲食店やホテルなどでもWi-Fi環境の整備が進むはず。ここにはハード/ソフト両面でビジネスチャンスがありますね。それから今の3G回線の混雑を緩和するためにもWi-Fiエリアの拡大が重要なことだとわかりました。ここには社会性もありそうです。第4章の「インターネットが現実社会におよぼす影響」の中で、「新聞・雑誌・書籍業界に対する影響」という単元があるのですが、かなり具体的に大胆に書かれています。参考になります。
iPhoneやiPad等の利用者が増えていき、Wi-Fiエリアが増えていく。Twitterなどのソーシャルメディアが普及し、実社会への影響力を持ち始める。
そんな社会現象を的確にとらえ、現状把握するのに最適な1冊だと思います。
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