東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




先週、先々週と自分より若い社長や経営幹部がリーダーシップを発揮して、躍進している会社を見る機会があった。そういう会社に共通していることは、自分以上に決断がはやく、決断するとすぐに実際の行動に移していること。自分も決断は遅くはないと思うけど、その後の行動に移すところははやいとは言えないかもしれない。年齢的なこともあるのだろうか、最近はしがらみがあったり、痛みを伴うような発言は後回しにする傾向がある。面倒くさくなってしまっているのかな。

自分たちが所属するIT業界は今、大きく変化している。「昔からそうだろう」と言われてしまうかもしれないけど、確かに一貫して変化が激しい業界ではあるけど、ここ数年の変化は特に激しく、会社の中のことも大きく変えていかなければいけないことが多い。変化するのは誰しもいやがる傾向があるけど、ここはチャンスでもあるので、とにかくはやくアクションを起こしていく必要がある。もちろんうまくすれば事業を伸ばせるチャンスだけれど、悪くすれば事業基盤を失ってしまうピンチでもある。悠長なことを言っている場合でないことだけは間違いないのだ。


先期からクラウド事業推進室を作り、クラウド型の自社システムを開発し、社内の3つの事業部それぞれにクラウド型の商材を提供した。各事業部では植えられたクラウド商材の「芽」を大きく育てるべく、最先端のコンサルタントを招き、営業支援をしてもらっている。クラウド時代にふさわしい新しい営業体制を作り上げるために、外部ブレインを導入し、その人たちの考え方やノウハウを積極的に発言してもらい、社内を変えていこうとしている。

その一方で、人事制度の刷新を掲げ、若く聡明でサンロフトのことを真剣に考えて下さる社労士さんにリーダーになってもらい、新しい人事制度作りを急いでいる。こちらも順調に推移しているが、実際に施行になるのは多分来年くらいになるのではないか。また若手メンバーによる中期計画作りにも取り組んでいて、こちらも全国的なネットワークをもち、IT業界にも明るく、志の高い公認会計士さんにリーダーになってもらい、進めている。こちらは若手メンバーの研修も兼ねていて、若手社員が会社全体、業界全体を見ながら意思決定していく訓練的な要素を含みながら進めている。計画が出来上がるのはやはり来年くらいだろうか。

自分としてはやるべきことはやっているつもりだけど、自分の行動のスピード感が足りないと思った。若いベンチャーのリーダーたちの行動を見習わなければいけないことは多い。彼らは意思決定だけじゃなくて、行動も早い。自分の場合、確かに身体の無理は明らかにきかなくなっているし、言うところが多くなっているのも事実なので、スピード感のある意思決定と徹底した効率でそれを社内に浸透させて、社員みんなの行動を変えていくことが必要だと思う。実務的なことをやることがここ数年減ってきているから、社員みんなを巻き込んで変わっていく必要があると思っている。

徹底した効率で社内に浸透させ、具体的なアクションにつなげていくための、自分の言動を磨き上げる必要がある。グチやネガティブな発言は厳禁なのは当然だ。

いい先生方にも恵まれているし、もちろんいい社員にも恵まれている。あとは自分が変わらないと。

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