21:00から放送された NHKスペシャル 沸騰都市 「ダッカ 奇跡を呼ぶ融資」 を見た。絶句。感動したなぁ。世界ではすごいことが起きている。もっともっと視野を広げていかないと。
ダッカを首都とするバングラデシュから連想するするものって・・・。
貧困。そう、それは正解だけど、今、その貧困から脱出するための大プロジェクトが動き出している。ブラックという巨大NGOによる貧困層への無担保融資「マイクロクレジット」。これが貧困層の人たちを仕事に駆り立て、自力で貧困から脱出動きが加速しているのだ。そのパワーはすさまじく、かつ明るい。
「マイクロクレジット」とは貧困層の人たちに行われる無担保での小額な資金融資。融資を受ける人たちは5人でチームを作り、連帯責任を負う。勤勉で責任感が強い国民性だから、回収率は99.5%というから驚きだ。
とにかく明るい。希望に溢れている。
人件費は中国のさらに1/3。繊維産業が主力だ。
電力供給も思うようにならないような一室に古いミシンを据え付け、女工さんたちは懸命に操作を覚え、作業している。アメリカやアラブから仕事は舞い込んでくる。給料日にはみんな涙を流して喜んでいる。周辺の地方から労働力はどんどん流入してくる。まさしく沸騰都市といった感じだ。
ブラックは「貧困は救済するものではない」と考えており、「機会は与えるが、貧困から抜け出すのは本人」だと考えている。様々な事業や融資から上げた収益はさらに貧困を撲滅していくために投資する。インターネット通信会社を立ち上げ、すでにダッカ市内の接続は完了している。インターネットによる効果が大きいのは教育分野と考えており、採算以上に農村部への回線接続を優先させている。貧困にあえぐバングラデシュの農村部の子どもたちの目にはインターネットを通じて世界が映っている。彼らは希望に燃えている。すべてがものすごいパワーだ。
テレビに映った人たちは明るくくったくなく言っていた。
「もっと豊かになれると信じています」
「何年か後には日本より先を走っているよ (^ ^;) 」
「がんばることなら負けません!」 と。
ダッカの人口は1,000万人を突破。すでに東京を超えている。
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縫製工場や女性の売店が絵に描いたように繁盛してて驚きました。
(演出も多少あるのかもしれませんが)。
でも日本に住んでいてこんなこというのも何ですが、
みんながみんなお金持ちになれる世界なんてあるのだろうか?
と思いました。
彼らの笑顔が素晴らしかった。
世界中、どの国に居ても
仕事があって、その仕事でお金が貰える。
という事が笑顔に、喜びに繋がるのだなぁと
思いました。むくむくと勇気が湧いてきました。
>みんながみんなお金持ちになれる世界なんてあるのだろうか?
そうですね。レベルの差こそあるかもしれませんが、そういう世界になるといいですよね。お金持ち=幸せとは限りませんが、経済的自立は人を成長させ、イキイキさせるんだなぁと思いました。大事ですね。
>彼らの笑顔が素晴らしかった
ホントに。思わずデジカメでテレビ画面を撮影しました (^ ^;) 。「マイクロクレジット」をきっかけにして、経済的に自立していく人たちのサクセスストーリー。見ていてやる気がわいてきましたね。