東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




毎年焼津文化センターの小ホールをお借りして行われる朋電舎グループの経営方針発表会。自分は株式会社サンロフトの方針を5分間で報告しました。サンロフトは3月末決算なので、毎年4月に新しい期のキックオフミーティングを開催し、全社方針と個人の目標を発表して、達成に向けた宣誓を行っています。サンロフト以外の朋電舎グループ各社は5月20日決算なので、朋電舎グループの経営方針発表会は毎年この時期になります。今年自分が話した内容は以下のとおり。

サンロフトが20周年を迎えられたこと。これは朋電舎グループがバックボーンとして信頼を与えてくれたこと。そしてサンロフトの社員が懸命にがんばってくれたおかげであり、心から感謝しております。

今期の行動目標としては「クラウド事業を立ち上げる」。クラウド事業というのはこれまでのようにお見積もりを提出し、何百万円、何千万円という案件の注文をいただくのではなく、インターネットのサービスを利用していただいて、月々5,000円とか、1万円とか、利用料をいただくようなビジネス。小さく、細かく、継続的に収益を上げていくビジネス。携帯電話の基本料金のように、毎月継続的に計上されるこのような収入をストック収入と呼んでいる。

今期は「ストック収入による経費カバー率を50%にする」という目標も掲げており、この達成も目指している。直近の6月でいうと、サンロフトの経費は約2,850万円かかっていて、毎月だいだい同じくらいかかるけど、その50%、つまり1,425万円を継続的なストック収入で確保する計画。6月のストック収入は1,100万円を越えており、現状約40%の経費カバー率になっている。これを早期に50%にまで引き上げる。

クラウド事業では必要となるITの技術も売り方もこれまでとまったく変わっており、そのためには社員も変わっていく必要がある。そのための人材教育投資に力を入れている。今期もそこには700万円の経費予算を組んでおり、どんなにキツくてもこの人材教育投資は止めない。クラウドコンピューティングの時代になり、激変するビジネス環境に適応するために、社外からもエキスパートの皆さんのノウハウをいただき、サンロフトは勇気をもって変わっていきたい。

サンロフトは必ずより良い会社になって朋電舎グループに貢献したいと社員一同願っている。今年もご指導、ご鞭撻をどうぞよろしくお願いいたします。と、そのようなことをお話しました。

このようなクラウドコンピューティングの時代にふさわしいビジネスモデルを確立することが、これまでお世話になってきたお客様へ良質なシステムを安定的に供給する基盤になりますので、エンドユーザーの皆さまにもどうかご理解とご支援をいただきたくお願い申し上げる次第です。



朋電舎グループの新人紹介風景。サンロフト配属は右側の5人。みんなしっかり挨拶できて立派でした。

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