2月3日
ジャ―ナリスト 後藤健二氏 が殺害されたことに
世界中の人が、悲しみと許さないという怒りを抱いています。
2003年 11月 イラク北部ティクリ―ト近郊で日本人外交官2人が襲撃され死亡
2004年 4月 イラクで武装集団がフリ―ジャ―ナリスト安田純平さんら2人拉致。
数日後に解放。
5月 イラク中部マハムディヤ付近でフリ―ジャ―ナリスト橋田信介さんと
小川功太郎さんが武装集団に襲撃され死亡。
2007年 9月 ミャンマー・ヤンゴンで反政府デモを取材中の映像ジャ―ナリスト
長井健司さんが射殺される。
2010年 4月 タイ・バンコクで反政府デモを取材中のロイタ―通信の日本人カメラマン
村本博之さんが銃撃され死亡
2011年 4月 コ―トジボワ―ルの日本大使館公邸を武装集団が襲撃。
そして、記憶に新しい
2012年 8月 シリア北部で 山本美香 さんが死亡。
Sponichi Annex より
後藤健二氏は、出発する前に、
ISILに行く。そこで何が起こっても、
イスラムを嫌うことはしなしで欲しい。
責任は自分にある。
ということを語っていました。
後藤氏は、特に子供たちの幸せを願い、行動に移していたジャ―ナリスト
だったそうです。
総理大臣は、ISILのこの実行犯には、
法によって、償ってもらうと会見で語りました。
拘束され、その後、そして、その日を迎えた時、
後藤氏はどんな気持ちだったでしょう。
地球の幸せを形にしていこうとしていた後藤氏をなくしたことで、
これから救われていくかもしれなかった多くの微笑みが失われることは、
地球の大きな損失かもしれません。
でも、この後藤氏の死を自分事として、
真剣に受け止めていくこと。
それが、失ったことから再生へと変化して、
後藤氏の志、慈愛が引き継がれていくのではないかと思います。
そして、それは、決して大きなことではありません。
日々の私たちの生活の中にも存在することです。
人を羨む心。
人を誹る心。
人を貶める心。
人を許さない心。
自分の心の中にある悪です。
ISILの集まった人たちは、無差別の殺害を繰り返す動機はなんなのでしょう。
世間においても、人を殺す人たちのその動機はなんなのでしょう。
そして、その動機に至るまでの人生はどのようなものだったのでしょう。
人は、生まれた時から悪人であるはずがないのだから。
私の心の中にもある 悪 。
どうしてそういう心がおきるのか。
しっかり見詰めて、原因を見つけて、浄化していきますと、
後藤氏の魂に語りかけていきたい。
そして、地球上から戦争がなくなることは人の心が変わること。
人々がやさしいこころになることも願います。
シリアの現実
そして、湯川遥菜氏の死の取り上げ方が少ないですね。
自己責任・・と思うから??
お父さんは、
息子を助けに行ってくれた後藤さん、ご家族には本当に申し訳ない・・・
と、嗚咽で言葉になりませんでしたね。
ネット上での、息子さんのあんな姿を見たくはなかったですね。
湯川氏と後藤氏の残されたご家族の方々、関係者の方々。
お悲しみと無念さはどれ程かと・・・。
最後に、後藤健二氏が平成22年9月7日にツイ―トした言葉を
「目を閉じて、じっと我慢。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。
それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。
そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった」
・・・・・・・・・・・合掌