毎日のスケッチ・ブログ

山田久仁夫のサイト・日々の暮らしの中で描いた水彩スケッチを毎日掲載・早描きスケッチ、日常の風景、旅の印象、写真等・・

母の槿(むくげ)

2008-08-07 | まち歩き

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なにやら、表が騒がしい。

ウィーン、ウィーンと季節外れのチェーンソーの音だ。

出てみると、例の槿(むくげ)を切り倒しているではないか。

それは、天下の公道、歩道と車道の間の植栽帯・・・・

この辺りは殆どトウカエデが植えてある。

20年ほど前、空いた処に亡き母が植えた槿(むくげ)だ。

そういえば、昨日父親の処に市の職員風の人が二人来て

何やら話しているのを見かけたような・・・・

訊ねてみると、やはり市の職員で、何処でどう聞きつけたか

父の処へ、バス停の目線から邪魔になるから切り倒したい

のだがという承諾を取りに・・・・・・・・・

高さ4.5メートルくらいまで大きくなり、

毎年この時期になると結構長い間にわたり

花を楽しませてくれ、道行く人も楽しんでいたに違いない。

母の思い出が身近な処から一つ減るのも寂しい気も

するが、事情を察すると致し方ない。

私が感心するのは、そんな場所に平気で植えてしまう母

の”おおらかさ”とそれを覚えていたご近所の人の事。

それとこの程度の事に限って言えば、

役所の怠慢?もご愛嬌かなという事。