正月、俄かシェフの2作目は鮭のロースト。
1尾の4分の3を使用、残りは糟汁に。
レシピによると20センチ長さくらいで4人分
12人分作るとなると、これは十分シェフの名に値する。
まづは、頭と尾を祖母譲りの出刃包丁で切り落とす。
これは以外と楽にできた。
次は2枚におろす、これも以外にも簡単にできた。
難関は次だ3枚におろす。
中身を切りはなすのに手間取った。
薄くなった分だけ手の押さえが利かない。
ここまでに何回も塩まみれの手を洗うが、よくすべる。
尾に近い部分はさらに薄いので、切り口がなかなか
”すぱっと”いかない。部分的に無残な切り口となるが、
糟汁部位だからと目をつぶる事にした。
料理の大半はこのさばく作業なんだと納得。
簡単なレシピだから、選んだ料理だったが。
つめものは事前に作った・・・
スモーク・サーモン、パプリカ、パセリ、バター、生クリームのパテ。
鮭に切れ目を入れてパテを詰め込みオイルをふりかけ
オーブンで30分ロースト。
その間に糟汁を作る時には幾分余裕もでてきた。
客はおせちと、友人息子に託した焼き牡蠣をほおばり、
後ろで待ちわびる。
果たして見場は今ひとつだが、味の出来上がりは上々。
次回への糧となったのは確かだ。