今日は、父の米寿のお祝い。
ささやかだけど、家族五人で車で出かけた。
父のトイレの心配があったから、施設から15分程の和食のファミレスへ。
数日前に、トイレに一番近い席を予約した。
母の一周忌をしたファミレス。
父は、とても楽しみにしていたようで、数日前から何回も時間の確認の電話が来た。
「11時半に施設に迎えに行くよ」
でも、何故か頭の中には10時半とインプットされてしまうらしくて、、、今日は、早くから支度をして待っていたみたいだった。
「おじぃちゃん、トイレから出てきた!」
長女が父を見つけた。
施設の駐車場から、父のいるユニットが見える。
手を振ると、気づいた父も手を振り返してきた。
娘とユニットまで迎えに行く。
カーディガンの上に、ニットの薄いジャンパーを着て待っていた。
部屋に連れて行ってコートを着せる。
何故か、自分のコートが無いと言うのだ。
「誰かに取られた!」って。
いやぁ、立派なダウンコートが吊るしてあるし。
父は、自分のコートじゃないと言う。去年買ったばかりの新しいコート。
忘れたか?
父の思っているコートは、自宅から持ってきていない。
どーも、、、物を見失ったり、自宅にある事を忘れたりすると「誰かに取られた」って思うところがあって、それが困る。
人を疑ってしまう。
人を信じられない。
悲しいけど、、、今まで随分と苦労をしてきたからなぁ。
沢山の事を諦めて、飲み込んできたから、、、かな?と、思ったりもする。
「ここまで生きてきたし、もう我慢は極力しない!」
そんなとこかな?
今は、思ったままを口にする。
だから、聴いている私の方が焦る時がある。
プロのワーカーさん達は、年を重ねれば、「よくある事」と、笑って聞き流してくれるけど、中には嫌な気持ちになる方もいるだろなぁ、、、
とにかく、トイレが済んでいるなら良かった。
後部座席、孫の間に座る父。
程なくファミレスへ到着するや、やっぱりトイレへ向かう父。
想定内。
トイレから出て来た父、メニューが見にくいようで、老眼鏡を取り出した。
そこで!
米寿のお祝いのプレゼントを、早速渡す。
今流行りの「ハズキルーペ」
数万円もする、お高い老眼鏡を持っている父なんだけど、小さな文字が見えないと言う。
また買いたいと言っていたから、それならば!と、コレにした。
メガネの形をしているけど、ルーペ。
試してみたけど、指紋が綺麗に見えちゃう。
新聞の文字なら楽勝だ。
慣れるまでに、少し時間がいるかもしれないけど、ルーペよりは良いかなぁ。
歳を重ねると、老眼鏡にも限界があるし、体調によっては、見えたり見えなかったり。
だから、高いメガネを買うなら、ルーペが良いと眼科医も言っていた。
両手が空く「ハズキルーペ」なら、使いやすいかな?と、、、
ハズキルーペの宣伝をしているつもりは全くないけどね。
とにかく、父の好きな物を食べて貰った。
多分、施設では刺身は食べれないだろうな。
完食。
蒸し牡蠣も、嬉しそうに食べていた。
少し痩せたと言う父だけど、バランス良く食べているからだろな。
再びトイレに行き、帰り仕度。
折角の外出だから、近くにある氏神さまで、初詣をする事にした。
長女が、父に寄り添って歩いてくれた。
次女も、私の足元を気にしてくれた。
ヨレヨレの今の私じゃ、父を支えられないから助かった。
娘達は、いつもいるわけじゃないから、介護は出来ない。
旦那は、アッシー君担当。
できる時に、できる事をしてくれる。
それで、いいんだと思う。
駐車場から、大した距離じゃないのだけど、父にしたら大した距離だったようで、少しフラついていたけど、無事にお参りも出来た。
お守りも買ったし、おみくじもひいた。
父、大吉。
私と次女は、末吉だった。
さて、施設に帰ろうとクルマに乗ってすぐ、トイレに行きたいと言い出した父。
慌てて、、、近い自宅に戻った。
最初から、自宅でお祝いしてあげたら良かったのかもしれないな。
でも、たまには外食も良いだろうと思った。
嫌がる事なく、施設に戻ってくれた父。
私の身体の心配をしてくれていた父だった。
先のことは、まだ何も言えない私だけど、まだまだ元気でいて欲しい。
12日の、88歳の誕生日には、ケーキを持って行こうと思う。
そうそう、転んで打った頭、もうタンコブは無くなっていた。
内出血は、ちゃんと吸収したようだ。
応急処置をしてくださった、施設の看護師さんのおかげだ。
感謝します。
結局、翌日四日に、整形外科に連れて行ったの。
たまたま脳神経外科もある日だったのと、やっぱり気になって仕方なかったから。
脳神経外科医は、母の主治医だった先生で、久々の再会だった。
触診や、見た限りでも、全く心配は無さそうだと言われたけれど、念のためにとCTも撮ってくださった。
異常無し。
もしかしたら、脳の萎縮や、脳梗塞跡なんかを発見してしまう事になるかもしれないよ、、、と言われていたけど、心配なかった。
多少の萎縮はあるし、数カ所の脳梗塞跡も白く写っていたけど、歳並みだそうで、脳幹や海馬には問題無く、綺麗な方らしい。
コレで、物忘れや、フラつきは、歳相応だと確認出来た。
数ヶ月後に、打った場所からの出血が起きたりする事もあるらしいから、暫くは気をつけて様子を見てと言われたけれど、その時に、今日の外食の許可も得ていたから、安心してつれて行けた。
大吉をひいた父は、ご満悦だったし、夕方、電話が来たけれど、元気そうだった。
良い一日だったなぁ〜〜
米寿、おめでとう!
ささやかだけど、家族五人で車で出かけた。
父のトイレの心配があったから、施設から15分程の和食のファミレスへ。
数日前に、トイレに一番近い席を予約した。
母の一周忌をしたファミレス。
父は、とても楽しみにしていたようで、数日前から何回も時間の確認の電話が来た。
「11時半に施設に迎えに行くよ」
でも、何故か頭の中には10時半とインプットされてしまうらしくて、、、今日は、早くから支度をして待っていたみたいだった。
「おじぃちゃん、トイレから出てきた!」
長女が父を見つけた。
施設の駐車場から、父のいるユニットが見える。
手を振ると、気づいた父も手を振り返してきた。
娘とユニットまで迎えに行く。
カーディガンの上に、ニットの薄いジャンパーを着て待っていた。
部屋に連れて行ってコートを着せる。
何故か、自分のコートが無いと言うのだ。
「誰かに取られた!」って。
いやぁ、立派なダウンコートが吊るしてあるし。
父は、自分のコートじゃないと言う。去年買ったばかりの新しいコート。
忘れたか?
父の思っているコートは、自宅から持ってきていない。
どーも、、、物を見失ったり、自宅にある事を忘れたりすると「誰かに取られた」って思うところがあって、それが困る。
人を疑ってしまう。
人を信じられない。
悲しいけど、、、今まで随分と苦労をしてきたからなぁ。
沢山の事を諦めて、飲み込んできたから、、、かな?と、思ったりもする。
「ここまで生きてきたし、もう我慢は極力しない!」
そんなとこかな?
今は、思ったままを口にする。
だから、聴いている私の方が焦る時がある。
プロのワーカーさん達は、年を重ねれば、「よくある事」と、笑って聞き流してくれるけど、中には嫌な気持ちになる方もいるだろなぁ、、、
とにかく、トイレが済んでいるなら良かった。
後部座席、孫の間に座る父。
程なくファミレスへ到着するや、やっぱりトイレへ向かう父。
想定内。
トイレから出て来た父、メニューが見にくいようで、老眼鏡を取り出した。
そこで!
米寿のお祝いのプレゼントを、早速渡す。
今流行りの「ハズキルーペ」
数万円もする、お高い老眼鏡を持っている父なんだけど、小さな文字が見えないと言う。
また買いたいと言っていたから、それならば!と、コレにした。
メガネの形をしているけど、ルーペ。
試してみたけど、指紋が綺麗に見えちゃう。
新聞の文字なら楽勝だ。
慣れるまでに、少し時間がいるかもしれないけど、ルーペよりは良いかなぁ。
歳を重ねると、老眼鏡にも限界があるし、体調によっては、見えたり見えなかったり。
だから、高いメガネを買うなら、ルーペが良いと眼科医も言っていた。
両手が空く「ハズキルーペ」なら、使いやすいかな?と、、、
ハズキルーペの宣伝をしているつもりは全くないけどね。
とにかく、父の好きな物を食べて貰った。
多分、施設では刺身は食べれないだろうな。
完食。
蒸し牡蠣も、嬉しそうに食べていた。
少し痩せたと言う父だけど、バランス良く食べているからだろな。
再びトイレに行き、帰り仕度。
折角の外出だから、近くにある氏神さまで、初詣をする事にした。
長女が、父に寄り添って歩いてくれた。
次女も、私の足元を気にしてくれた。
ヨレヨレの今の私じゃ、父を支えられないから助かった。
娘達は、いつもいるわけじゃないから、介護は出来ない。
旦那は、アッシー君担当。
できる時に、できる事をしてくれる。
それで、いいんだと思う。
駐車場から、大した距離じゃないのだけど、父にしたら大した距離だったようで、少しフラついていたけど、無事にお参りも出来た。
お守りも買ったし、おみくじもひいた。
父、大吉。
私と次女は、末吉だった。
さて、施設に帰ろうとクルマに乗ってすぐ、トイレに行きたいと言い出した父。
慌てて、、、近い自宅に戻った。
最初から、自宅でお祝いしてあげたら良かったのかもしれないな。
でも、たまには外食も良いだろうと思った。
嫌がる事なく、施設に戻ってくれた父。
私の身体の心配をしてくれていた父だった。
先のことは、まだ何も言えない私だけど、まだまだ元気でいて欲しい。
12日の、88歳の誕生日には、ケーキを持って行こうと思う。
そうそう、転んで打った頭、もうタンコブは無くなっていた。
内出血は、ちゃんと吸収したようだ。
応急処置をしてくださった、施設の看護師さんのおかげだ。
感謝します。
結局、翌日四日に、整形外科に連れて行ったの。
たまたま脳神経外科もある日だったのと、やっぱり気になって仕方なかったから。
脳神経外科医は、母の主治医だった先生で、久々の再会だった。
触診や、見た限りでも、全く心配は無さそうだと言われたけれど、念のためにとCTも撮ってくださった。
異常無し。
もしかしたら、脳の萎縮や、脳梗塞跡なんかを発見してしまう事になるかもしれないよ、、、と言われていたけど、心配なかった。
多少の萎縮はあるし、数カ所の脳梗塞跡も白く写っていたけど、歳並みだそうで、脳幹や海馬には問題無く、綺麗な方らしい。
コレで、物忘れや、フラつきは、歳相応だと確認出来た。
数ヶ月後に、打った場所からの出血が起きたりする事もあるらしいから、暫くは気をつけて様子を見てと言われたけれど、その時に、今日の外食の許可も得ていたから、安心してつれて行けた。
大吉をひいた父は、ご満悦だったし、夕方、電話が来たけれど、元気そうだった。
良い一日だったなぁ〜〜
米寿、おめでとう!