色彩

星野道夫写真展に行ってきた

星野道夫さん没後20年

この写真のような自然がどれだけ残っているか
幸福そうにまどろむシロクマの表情
彼らがあんな風に過ごせなくなってしまった
氷が溶け 食料の無い
やせ細ったホッキョクグマの映像がネットニュースで
目に飛び込んできたのはつい最近だ

何ができるだろうか
私は
生命の連鎖の一つに過ぎない

たった一つの命が
ただその為に生きることに
星野道夫さんは肯定も否定もしていない
ありのまま

星野道夫さんは動物写真家でエッセイストという
勝手な肩書きを当てはめて考えていた

次元が違ったと今更気付いた

芸術家と言うカテゴリでも無く
ありのまま

この世界に生きながら何一つ自然の回復に
貢献出来ない無力な自分

それでも

自分の命を
大切に生きなさいと


思った。