自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

EXPO’70 世界の国からこんにちは! パート1

2024-06-22 07:44:25 | 日記

来年2025年の4月から、大阪万博が開催される予定ですが、いまだにゴタゴタしている様で、本当に開催されるのか?

パビリオンの建設も間に合うのか?と心配になります。

今から54年前にも、大阪で「万国博覧会」が開催されましたが、その時は今回の様なゴタゴタは無かった気がします。

その当時、私は10歳で、小学校4年生でした。

1970年でした。

私は、この当時の万博のパビリオンのデザインに興味があり、SF的な奇抜なデザインに魅了されました。

連日、新聞などで報道される万博の記事を集め、パビリオンの写真を見ながら絵に描いたりしていたら、親が「それほど見に行きたいのなら」と大阪まで家族全員で3泊4日の旅行をすることになりました。

幸い、大阪に親戚が居たのでそこに泊めてもらい、3日間万博会場に通いました。

この時、父親がカメラを持っていたのですが、フィルムの感度調整を間違えたまま、写真を撮り続け、ほとんどの写真が黒くダメになりました。

この当時はフィルムカメラしかなかったので、フィルムを現像しないと失敗がわからなかったんですね。

残念ながら写真はほとんどダメでした。

しかし、現場のパビリオンでもらったパンフレットは、実際にその場に行ったという証拠になりました。

今回は、そのパンフレットを紹介します。

今現在も大切に保管しています。

その当時の新聞記事も取ってあります。

もう54年も前の新聞なので色も変わり、ボロボロになりそうです。

しかし、パビリオンのパンフレットは良い紙を使い、その当時の最新の印刷技術で印刷されていたと思います。

54年もたった今も綺麗な状態で保管されています。

パンフレットの一部です。

これは日本館のパンフレットです。

上の方に「佐藤栄作」元首相の写真が載っています。

私らの世代は、日本の首相といえばやはり「佐藤栄作」ですね。

今日の、読売新聞にも1970年大阪万博の日本館の記事が出ていました。

上の写真がそのパビリオンに入った時に、コンパニオンの方から頂いた物です。

各パビリオンに入場するとコンパニオンの方からもれなくパンフレットやグッズをもらえました。

それを毎回大切に持って帰っていましたが、いまだに捨てず保管しています。

特に印象に残ったのがこれです。

「三菱未来館」です。

中に入ると、ディズニーランドのスターツアーズの通路のようなところを動く鋪道で進み、色んな特撮の映像を見ることが出来ました。

その映像のイラストがこちら。

映像の中で一番印象に残ったのが、台風の目の中に自衛隊の対潜哨戒機の様な飛行機が爆薬の様なものを投下して台風自体を初滅させると言うものでした。

おそらく「円谷プロかどこかが作った特撮映像」だと思いますが、10歳だった私の心には衝撃的でした。

この当時、私のヒーローは「ウルトラマン」でも、「仮面ライダー」でも無く「サンダーバード、国際救助隊」でしたので、どうしようもない自然災害を人間が初滅させると言う技術は衝撃的でした。

もしかしたら本当にできるかもしれないと思いました。

この「三菱未来館」の最後には、ステージ上に立つと、その姿がモザイクのパターンになって大きなモニターに映し出されて、子供達が、「シェー」のポーズを取ると言うのが流行っていた様です。

今にしてみれば大した技術では無いのですが、この当時は、自分の動く姿がモザイクパターンでリアルタイムに投影されるなんて凄いことでした。

「三菱未来館」は、54年たった今も鮮明に覚えているパビリオンです。

他に、

これですが、

この竹をカットした様な建物ですが、その壁面にある様に、サントリーのパビリオンです。

私の父親が、3度の飯より「酒」が好きで、そのせいでか?こパビリオンに入りました。

中に入るとこのコースターを一人一人にもらえました

私と両親、姉の四人分有ります。

サントリー館のテーマは、「命の水」だったと思います。

自然の清流からウイスキーを作り出す工程を映像で見られると言う展示だったと思います。

残念ながらあまり記憶に残っていません。

あまり興味が無かったんですね。

このパビリオンの他にも、

電力館、これも父親が「中国電力」に勤務していたので入ったのかな?

これは「サンヨー館」ですが、話題になったのが「人間の洗濯機」です。

中に入っているだけで体を洗ってくれる機械で、この当時はかなり話題になりました。

今の技術なら簡単に作れるのでしょうけど、この当時は奇抜すぎて話題になりました。

このシステムを使えば「身障者」の方など、体を洗うのに人の手を必要とする場合、この機械があれば良いのでは?と思ってしまいます。

ちょっと早すぎた技術だったのでしょうか?

このパビリオンのパンフレットは、まだまだ有りますが、長くなったのでまた次回にします。

続く!

 

 

 

 

 


うちのカミさんがサイボーグになりました。

2024-04-03 08:36:12 | 日記

昨日、うちのカミさんがサイボーグになりました。

両膝に鋼鉄と樹脂の人工関節移植の手術を受けて無事、成功しました。

そのレントゲン写真ですが、

この白い部分が人工関節で、半透明部分が生身の骨部分です。

白い部分の下の方は、多分ジュラコンのような樹脂と思います。

上の丸みを帯びた部分はステンレスかチタンと思いますが、事前カンファレンスで見せて頂いたサンプルの人工関節はステンレスっぽい色合いでした。

うちのカミさんは、「変形性膝関節症」というやつになり、両足がO脚になって痛みを伴う状態になり、数年放置していたら、どうにもこうにも痛みが取れない状態になったので、今年1月に左足、そして昨日の4月2日に右足の人工関節手術を受けました。

一月に手術を受けて順調に回復し、杖無しで普通に歩けるところまでなったので、残りの右足の手術となりました。

手術は朝8時30分から昼1時までかかりましたが、麻酔から覚醒した状態で病室に帰って来ました。

1度目は吐き気や喉の渇きなどありましたが、今回は特に何も無かったようで、順調のようです。

おそらく、今日から関節を動かすリハビリが始まると思います。

1月に手術を受けた左足は、その後もリハビリ専門の病院でリハビリしていましたので、今回も病院を退院したらリハビリ病院で数ヶ月リハビリの必要があるようです。

手術から2〜3週間は入院生活で、その後、リハビリに通院という段取りになります。

一家の主婦が居なくなるので、家のことが大変です。

掃除、洗濯、銀行に行ったり、猫の餌やトイレの掃除、まだまだいろんな仕事があります。

居なくなると分かるカミさんの有り難さ。

自分の仕事だけしていたら良いというのはカミさんが細々とした仕事を陰でやってくれていたからでしょう。

今年から、市営住宅の班長させられるのでさらに色んな事で忙しくなります。

なんだかんだバタバタの毎日になってしまいました。

でも依頼品の製作も進めなくてはなりません。

疲れを出さないように注意しながら生活します。

早くカミさんに帰って来てほしいですね。

 


米子城城主 吉川広家

2023-11-22 15:18:11 | 日記

昨日、第37回米子工芸会展が、無事終了しました。

11月17日〜11月21日までの5日間で800人以上のお客様にご来場頂きました。

天候も良く、他のイベントも沢山有ったようですが、皆さんには感謝しかありません。

初日の17日は、午後から私も当番で会場にいましたが、思ったより沢山のお客様の来場で、なかなかお客様に説明等出来無くて申し訳ありませんでした。

今回は1981年に上映された映画「さよなら銀河鉄道999」から、「老パルチザン」のフィギュアを製作しました。

同じ物を米子映画事変でも展示しましたが、米子工芸展は来場されるお客様の年齢層が全く違いますし、私の作品は「場違い」な気がいつもします。

しかし、工芸会の会長さんは「これからの時代はフィギュアも工芸品だ!」と言われています。

ならば、毎回コンセプトの違う作品を展示しようと決めています。

今年の工芸会ではアニメのキャラクターを製作しましたが、去年は、米子城の殿様の「吉川広家」を製作しています。

このフィギュアは、門脇家の一般公開の時にも展示したものです。

今年は、このフィギュアを山陰歴史館でも展示しましたし、先日の第12次米子映画事変でも米子城のジオラマと一緒に展示しました。

皆さんに好評だったようで、「このフィギュアを銅像にして米子の駅前に飾りたいね。」と言われた方もいらっしゃいました。

私もそう思います。

戦国武将の甲胄像の中でもかなり異色な甲胄なので、人目を引きます。

特にカブトは「とっくりなりカブト」というそうですが、西洋の甲胄のイメージが強いですね。

カッコいいと思います。

このフィギュアを製作するにあたって、居合い斬りの先生もされている「高岡氏」のご意見も参考にさせて頂きました。

腰の太刀の向きや位置など刀の先生でないとわからない部分をご指導して頂きました。

おかげで、ポーズもサマになりました。

ここまで行くのに結構な手間暇がかかりましたので、この後、その製作工程をアップしようと思います。

最初はこんな状態でした。

材質はいつものスタイロフォームで、表面仕上げはこれまたいつもの「ウッディー粘土」です。

普通の甲胄とかなり違うのでどう作るか?悩みました。

その製作工程はまた次に。


春の作品展が近づいています。

2023-03-21 16:35:11 | 日記

来る4月6日から、こちら鳥取県米子市の高島屋にて「コムコムスクエア」と言うカルチャースクールの作品展が開催されます。

私の講座「プラモ・フィギュア・ジオラマ!熱中 立体造形塾」の展示も有るのですが、今年から始まった講座なので、まだ生徒さんの作品が完成していません。

なので、講師の私が製作した作品を展示します。

展示は、ジオラマ、フィギュア、プラモデルの完成品等複数展示の予定です。

展示会場は米子JU高島屋4階特設会場で、来月4月6日から4月10日までの展示です。

これは、大山を開拓した97式戦車を改造したブルドーザーを再現したジオラマです。

実際に大山の「香取地方」の開拓に使用された物を模型で再現しました。

これは、タカラトミーから発売されていた「クールガール」と言うフィギュアのシリーズのサイズに合わせて私がデザインして製作したオリジナル戦闘バイクです。

この様な物を展示の予定です。

他にもフィギュアや、モビルスーツ等展示します。

興味の有る方はぜひお越しください。

入場は無料です。

興味が湧いたらぜひコムコムスクエアの「プラモ・フィギュア・ジオラマ!熱中 立体造形塾」を受講ください。

楽しいと思いますよ。


自称米子のプロモデラー

2023-03-11 15:28:22 | 日記

初めまして。

私は山陰の片田舎で模型等の製作をしている者ですが、以前は「じげ風呂」と言うブログを利用していました。

しかし、そのブログが2023年3月いっぱいで終了するということなので、どこか新しいブログをと探していた所、こちらにたどり着きました。

私は、タイトル通り、立体の造形物の制作を生業にしており、ガレージキット、プラモデル等の制作はもちろん、企業のキャラクター人形やジオラマ、建築模型の製作もしています。

これからこちらのサイトで制作している模型、フィギュア等の記事を書いて行こうと思っていますので宜しくお願いします。

まだこちらのブログの使い方がよく分からず戸惑っていますが、色々調べて行きます。

宜しくお願いします。