もうだいぶ前の事ですが、地元の建設会社からジオラマの製作の依頼を受け、製作しました。
これですが、
イメージとしては、「レゴ」の人形の世界の様なファンタジックなおもちゃの世界を立体にした感じです。
これはゴミ処理場の焼却灰を道路や土壌の補強財として再加工するという工程をジオラマにした物です。
これを納品して、東京の産業展等に展示し、イベント終了の後、会社の方に輸送する際に、また、起きてしまいました。
これですが、
模型部分も、
どうすればここまで壊れるのか?
多分、トラックの積み下ろしの際、荷台の高さから落下した物と思います。
木製のベースの角が、平に潰れていましたし、5ミリの透明アクリルカバーの四隅が全て割れてしまっています。
かなり強い衝撃だったのだと思います。
それでも、唯一ジオラマの模型部分の破損が大した事無かったのか不幸中の幸いでした。
アクリルのカバーが守ったのかも知れません。
これを完全な状態に修理しなければならないのですが、木製ベースは使えません。
新規で製作します。
アクリルのカバーも新規で作りました。
模型部分の破損が少なかったので外れたパーツを際接着し、修理は簡単でした。
このジオラマは、ボタンを押すと、その会社の製品が使用されている部分のLEDを点滅させることが出来る仕様です。
この回路も破損していませんでした。
なので木製部分とアクリルカバーの新規製作。
ジオラマ部分の部分補修で済みました。
と言っても結構大変でしたが。
運送屋さんも大量の荷物を届けなければならないのは分かるのですが、やはり気をつけて運んで欲しいですね。
今までに運送関係で品物が破損したと言うことが5回ほど有ります。
殆どが、泣き寝入りみたいな物で、修理費が出たのは2回ほどですね。
運送中の破損か、梱包の悪さなのか、特定できないと言うので仕方がないのです。
何だかんだ言っていても仕方がないので、自分で作った物なので自分で直しました。
こう言う事はよくある様で、以前、「人形浄瑠璃の頭」をアレンジした被り物を製作した時、荷物の内容に「文楽頭」とか書いたと思いますが、運送屋に持って行った時、「この様な工芸品は運べません。」と断られたことが有りました。
でも、「これは私が作った物で、伝統工芸品では有りませんし、万が一壊れたとしても自分で修理できるので大丈夫です。運んでください。」と言って納得してもらえ、運んでいただきました。
運送業も今、人手不足の様で大変と思いますが、大変な思いで製作しています。
運んでいる人たちは荷物の一つと思いますが、製作したものは特別な一つなんです。
壊れない様に、落としたり、ぶつけたりしない様にお願いします。
本当なら作った本人が現場まで運んだら良いのですが、予算的にも、時間的にも難しいですね。
私の場合、県外に納品ばかりなので、運送屋さんは必須なんです。
なので、落としたり、ぶつけたりしても壊れない様に梱包はしていますが、それでも壊れるんですよね。
これは永遠のテーマですね。
次回はこれが元通りになります。
続く!