「境港のターミナルビル」も完成して納品したはずなのに、設計事務所の方から追加して欲しいものがあると連絡が来ました。
先ずタグボートを客船のそばに付けてほしいとの事です。
なので、作りました。
この巨大な客船をこんな小さいタグボートで動かすんですね。
小さいのにものすごいパワーです。
タグボートが客船に体当たりで押すんですね。
なのでタグボートの周りにはタイヤが付けて有ります。
それと、客船が「小さい船をそのまま大きくしたように見える」と言った方がいたそうで、
大きな船に見えるように窓を追加して欲しいと言う事でした。
さてどうしようか?
船体の側面に窓を筋彫りして取り付けるのなら何とかなりそうなので、1ミリのプラ板に筋彫りして、アクリルの細い棒で階層の段差を付けて、それを船の側面に貼り付けました。
こんな感じです。
これで小さな船に見えないでしょう。
まるで海に浮かぶ団地の様です。
この作業を追加して、やっと完成、納品出来ました。
今現在、境港のターミナルビルに展示されている様です。
この様に、単純に図面通り製作しているわけでは無く、変更が出たり、思いつきで追加が出たりすんなり製作できないことが多いんですね。
建物自体は変更等あまり無いのですが、どうでも良い様な部分に変更や追加がよく出ます。
今回のタグボートなどは、誰かが思いつきで言ったのだと思います。
CGの完成予想図も見せてもらいましたが、それにはタグボートなど描かれていませんでしたし。
ま〜出来が悪かったらこんな追加作業も無いのかもしれません。
出来がよかった?から欲が出たのかな?
と、勝手に解釈しています。
でも、コロナの騒ぎ以降、建築模型の仕事がぱったり無くなりました。
と言っても今、住宅の模型を一つ頼まれています。
個人の一般住宅なのでこのブログにはアップしませんが、小さいのにかなり精密な物になりそうです。
何せ、犬小屋と芝犬まで作りますので。
年末に向けていろんな仕事が来ています。
店舗の看板や電子機器の筐体の製作、ガレージキットの製作、プラモ講座の講師などなど、
まだまだバタバタが続きそうです。