今、某会社からの発注のフィギュア原型の修正しています。
今年開催される大阪万博の「土産物」として販売される物の原型なのですが、その会社から以前「河童」の造形が出来るか?と言う問い合わせが有りました。
モルタル造形で作らなければならないと言うことで、全部モルタルの塊にするとかなりの重量になるので、芯を発泡スチロールで造形し、鉄骨の骨を入れ、ボルト止めできる様に提案しました。
その河童がこれです。
米子市内の鴨川に設置してある「水木しげる先生」の「河童の三平」です。
これは、水木先生の方からの予算で製作された物です。
これは造形用のモルタルで出来ていますが、これを作った時、モルタルの造形というのはやったことが無く、全てが新鮮でした。
これをどうやって作ったか?
それをアップして行きます。
先ず、設計です。
このフィギュアの内部には上の様な鉄角パイプで作った骨材が入っています。
その鉄骨から出ているボルトを台座の石に差し込んで接着して固定します。
図面を鐵工所に発注し、作ってもらいました。
手前の物はテーブル用です。
この短い鉄パイプは腕のパーツです。
こんな風にボルトで繋ぎます。
これに発泡スチロールを取り付け、フィギュアの形状を削り出します。
顔部分は削りやすいスタイロフォームを使用しました。
手にはスイカを持っていますので河童の方です。
この状態で、モルタル造形をする会社に渡して、モルタルを食いつかせるラス網を巻いてもらいました。
ここからモルタルの塗り付けと仕上げに入ります。
この作業中に不思議な事も起きました。
それは次回に、
続く!