今年の11月4日と5日に第12次米子映画事変が開催されました。
去年も米子城のジオラマを展示したのですが、今回もまた展示することになり、それならと吉川広家の甲冑姿のフィギュアを一緒に展示しました。
この日、11月4日ですが、山口県の岩国市でも吉川広家のブロンズ像のお披露目が有ったそうです。
その像がこれですが、
こちらは約¥30,000,000の予算で製作されたものです。
私が作った広家フィギュアは¥0です。
自分の作品として作ったので誰からもお金を頂いておりません。
岩国の広家像は本物のブロンズ製で立派な物ですが、先日、市議会議員の方5人から寄付を受けていたことが発覚し、公職選挙法違反になるかもということで、30数万円返金されたそうです。
地元のために、いいものを作りたいという気持ちはよくわかりますが、私が作った米子城のジオラマは、米子市も鳥取県も全く補助金等出してくれなかったのでクラウドファンディングにて予算を集めた次第です。
この米子城のジオラマは、今現在、「鳥取大学医学部附属病院」の一階、エスカレータの降り口に展示されています。
2025年の3月いっぱいまで展示されているので近くにお越しの際はぜひご覧ください。
資料がない、予算がない、時間がないで製作した割にはいよい出来と自負しています。
ということで、吉川広家の甲胄フィギュアですが、これまた資料が無く、広島の記念館に展示されているレプリカの甲胄を参考に製作しました。
腕の角度や指の位置、右腕の角度などかなり時間をかけて調整しました。
居合の先生の高岡氏から、刀は太刀なので、鞘の向きが上下逆というご指摘を受けました。
刀を腰に刺して馬に乗った場合、通常の刀だと、鞘が下を向いているので馬の尻を叩く事があるそうです。
それ故に、太刀など反りの大きい刀は上に反り返るように腰にぶら下げるそうです。
この向きが正解のようです。
この刀は童友社のプラモを使用しているので、太刀というにはちょっと小ぶりで反りが少ないのが残念なところですが、時間が無かったのでそのまま使いました。
広家の顔ですが、本当はもっと「馬面」でこんなにかっこよくなかったのでは?と思いましたが、どうせ作るならカッコいいほうが良いということで、独断と偏見で作りました。
足も、本来はもっと短かったと思いますが、それでは絵にならないので、すね部分をちょっと長めに作りました。
ここにはすね当てが付きます。
知り合いが、甲冑武者のプラモを持っていたので借りて参考にさせて頂きました。
このプラモと比較しても、広家の甲胄はかなり異色です。
それ故にカッコいい!
いつかこの等身大のブロンズ像を米子城跡に置きたいですね。
広家フィギュアの製作記事はまだまだ続きます。