昨日、第37回米子工芸会展が、無事終了しました。
11月17日〜11月21日までの5日間で800人以上のお客様にご来場頂きました。
天候も良く、他のイベントも沢山有ったようですが、皆さんには感謝しかありません。
初日の17日は、午後から私も当番で会場にいましたが、思ったより沢山のお客様の来場で、なかなかお客様に説明等出来無くて申し訳ありませんでした。
今回は1981年に上映された映画「さよなら銀河鉄道999」から、「老パルチザン」のフィギュアを製作しました。
同じ物を米子映画事変でも展示しましたが、米子工芸展は来場されるお客様の年齢層が全く違いますし、私の作品は「場違い」な気がいつもします。
しかし、工芸会の会長さんは「これからの時代はフィギュアも工芸品だ!」と言われています。
ならば、毎回コンセプトの違う作品を展示しようと決めています。
今年の工芸会ではアニメのキャラクターを製作しましたが、去年は、米子城の殿様の「吉川広家」を製作しています。
このフィギュアは、門脇家の一般公開の時にも展示したものです。
今年は、このフィギュアを山陰歴史館でも展示しましたし、先日の第12次米子映画事変でも米子城のジオラマと一緒に展示しました。
皆さんに好評だったようで、「このフィギュアを銅像にして米子の駅前に飾りたいね。」と言われた方もいらっしゃいました。
私もそう思います。
戦国武将の甲胄像の中でもかなり異色な甲胄なので、人目を引きます。
特にカブトは「とっくりなりカブト」というそうですが、西洋の甲胄のイメージが強いですね。
カッコいいと思います。
このフィギュアを製作するにあたって、居合い斬りの先生もされている「高岡氏」のご意見も参考にさせて頂きました。
腰の太刀の向きや位置など刀の先生でないとわからない部分をご指導して頂きました。
おかげで、ポーズもサマになりました。
ここまで行くのに結構な手間暇がかかりましたので、この後、その製作工程をアップしようと思います。
最初はこんな状態でした。
材質はいつものスタイロフォームで、表面仕上げはこれまたいつもの「ウッディー粘土」です。
普通の甲胄とかなり違うのでどう作るか?悩みました。
その製作工程はまた次に。