前回と前々回から製作し始めたF16CJですが、田宮模型の新しい試みが随所に見られます。
今までなら、接着して固定するのですが、エジェクションシートが着脱できるとか、ラダー、エルロンなどに可動にしてある所とか、可動する部分が多くなっています。
キャノピーですが、開いているか、閉じているか選択接着では無く、キャノピー後部に飛び出した棒の差し込み方を変えると開閉どちらも再現できます。
開いた角度で機体に差し込めば開いた状態。
閉じた角度で差し込めば閉じた状態になります。
そのキャノピーですが、
上の写真を見れば分かると思いますが、ど真ん中に金型の合わせ目のパーティングラインがはっきりと出ています。
実際には無い物なので、削って研磨して消します。
先ず削りたく無い部分にマスキングします。
次に、
カッターの刃を垂直に当てて軽く撫でる様に削り取ります。
できるだけ、パーティングライン以外の部分は削らない様に気をつけて、最小限削ります。
その後、1200番〜2000番くらいの耐水ペーパーで研磨して、
曇った部分を、プラスチック用コンパウンドで磨きます。
コンパウンドの液をフェルトの様な柔らかい布に取り、あまり力を入れずに丁寧に磨きます。すると、
左のキャノピーのようにピカピカになります。
右のパーツも同じく磨き上げます。
機体に乗せてみるとこんな感じです。
と言っても光っていてよく分かりませんね。
これ以外にも細かなパーツを組み立てて行きます。
これはノーズコーンの中のレーダーですがこれも可動します。
機体も接着して組み上げます。
コックピット周りも反射ドメの黒を塗ります。
コックピットもパネルも実物の写真を参考に塗り分けます。
コックピットらしくなりました。
機体の上下も貼り合わせ、ミサイルを取り付ける「パイロン」を取り付けました。
このパイロンは細い金属製のピンが付いていて、翼内部のポリキャップに刺さる様になっていて、完成した後も着脱が出来ます。
つまり、ミサイルを装備した姿と、無い姿を再現できます。
垂直尾翼も着脱できるようにポリキャップが機体の中に有ります。
垂直尾翼も着脱出来ます。
なぜ尾翼が外せるのか?
それは、完成した後、箱に入れて保管する際、垂直尾翼があると邪魔で箱に入らないからです。
タミヤのパッケージには機体の形に抜いた穴の空いた型紙が入っていて、箱に入れる際、その型紙に完成した機体をはめ込んで箱詰めできる様になっています。
この後部の開口部分にはじめに作ったエンジンユニットを差し込んで取り付けします。
だいぶF16らしい姿になってきました。
このキット、付属のミサイルが凄いです。
こんなに種類があります。
これが全て「もなか構造」なので、接着してから接着部分の継ぎ目を消さなくてはなりません。
これが結構大変。
根気との戦いです。
しかも、このミサイルに一つ一つデカールを六種類くらい貼らなくてはなりません。
気が遠くなる様な作業です。
まだまだ完成は程遠い。
続く!
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