輸入かんきつ類の 防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリル)について
結構知らない方が多いようですので
みなさん、ぜひご一読ください!
埼玉県消費者支援センター
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/testkekka/testkekka-1.html
OPP(危険度5)オルトフェニルフェノール
アメリカなどから輸入されるレモン、グレープフルーツ、オレンジなどの腐敗、カビ発生を防止するために果実の表面にぬられる。
日本では1969年に農薬としての使用が禁止された。1975年、農林省が輸入果実(グレープフルーツ、オレンジ、レモン)から食品に使用することが認められていなかったOPPを検出し、全て廃棄処分とした。貿易不均衡問題を柑橘類の輸出で解決しようと考えていたアメリカは激怒し、農務省長官や大統領までもが訪日しOPPの使用許可を迫った。日本政府はついに1977年、OPPを食品添加物として認めてしまうのである。(因みに、日本では農薬を収穫後の果実に使用することは認められていない。したがって食品添加物として認めたのである。)
ところが、人体への影響に懸念を抱いた東京都立衛生研究所が独自にラットによる毒性試験を行ったところ
83%に膀胱ガンが発生しその結果を公表したが、厚生省はそれを無視。 厚生省の機関で再度検査したところ発がん性は認められないと結論づけ、現在までその使用が認められているのである。
OPPは皮だけではなく果肉にも残留することが分かっており、危険性の高い食品と考えられます。リスクは高いが1個98円の輸入柑橘類を選ぶか、値段は高いがより安全な国産柑橘類を選ぶか消費者次第です。なぜならば、国は1991年より危険性の高い食品添加物の物質名の表示を義務付けました。(それまで例えば「防カビ剤」でよかったのを、 「防カビ剤:OPP」となった。)すなわち物質名まで出すことによって消費者にその選択を任せたと言えます。
TBZ(危険度5)チアベンダゾール
輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。柑橘類はワックスと混ぜて塗られ、バナナはスプレーか溶液に漬けられる。
OPPと同様にアメリカの圧力により1978年に農薬であるはずのTBZが食品添加物として認可された。 本来農薬であるため極めて毒性が強い。東京都立衛生研究所のラットによる実験では、お腹の子どもの奇形性が確認されている。動物実験によるヒト推定致死量は20~30グラム。OPP同様に果肉にも浸透するため特に妊娠している女性には危険と言える。
イマザリル(危険度5)
輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。
ある市民グループがアメリカからの輸入レモンを調べたところ、このイマザリルが検出された。そこで厚生省は1992年、このレモンを継続的に輸入できるようにこのイマザリルを食品添加物として認可したのである。急性毒性が強く発ガン性が認められており、果肉まで浸透することも分かっている。
*********************************************************
品名 / 使用基準
対象食品:最大残存量
OPP オルトフェニルフェノール
かんきつ類:10mg/kg
ジフェニル
グレープフルーツ:70mg/kg
レモン:70mg/kg
オレンジ類:70mg/kg
TBZ チアベンダゾール
かんきつ類:10mg/kg
バナナ(全体):3mg/kg
バナナ(果肉):0.4mg/kg
イマザリル
かんきつ類(みかんを除く):5mg/kg
バナナ:2mg/kg
結構知らない方が多いようですので
みなさん、ぜひご一読ください!
埼玉県消費者支援センター
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/testkekka/testkekka-1.html
OPP(危険度5)オルトフェニルフェノール
アメリカなどから輸入されるレモン、グレープフルーツ、オレンジなどの腐敗、カビ発生を防止するために果実の表面にぬられる。
日本では1969年に農薬としての使用が禁止された。1975年、農林省が輸入果実(グレープフルーツ、オレンジ、レモン)から食品に使用することが認められていなかったOPPを検出し、全て廃棄処分とした。貿易不均衡問題を柑橘類の輸出で解決しようと考えていたアメリカは激怒し、農務省長官や大統領までもが訪日しOPPの使用許可を迫った。日本政府はついに1977年、OPPを食品添加物として認めてしまうのである。(因みに、日本では農薬を収穫後の果実に使用することは認められていない。したがって食品添加物として認めたのである。)
ところが、人体への影響に懸念を抱いた東京都立衛生研究所が独自にラットによる毒性試験を行ったところ
83%に膀胱ガンが発生しその結果を公表したが、厚生省はそれを無視。 厚生省の機関で再度検査したところ発がん性は認められないと結論づけ、現在までその使用が認められているのである。
OPPは皮だけではなく果肉にも残留することが分かっており、危険性の高い食品と考えられます。リスクは高いが1個98円の輸入柑橘類を選ぶか、値段は高いがより安全な国産柑橘類を選ぶか消費者次第です。なぜならば、国は1991年より危険性の高い食品添加物の物質名の表示を義務付けました。(それまで例えば「防カビ剤」でよかったのを、 「防カビ剤:OPP」となった。)すなわち物質名まで出すことによって消費者にその選択を任せたと言えます。
TBZ(危険度5)チアベンダゾール
輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。柑橘類はワックスと混ぜて塗られ、バナナはスプレーか溶液に漬けられる。
OPPと同様にアメリカの圧力により1978年に農薬であるはずのTBZが食品添加物として認可された。 本来農薬であるため極めて毒性が強い。東京都立衛生研究所のラットによる実験では、お腹の子どもの奇形性が確認されている。動物実験によるヒト推定致死量は20~30グラム。OPP同様に果肉にも浸透するため特に妊娠している女性には危険と言える。
イマザリル(危険度5)
輸入柑橘類、バナナの防カビのために使用される。
ある市民グループがアメリカからの輸入レモンを調べたところ、このイマザリルが検出された。そこで厚生省は1992年、このレモンを継続的に輸入できるようにこのイマザリルを食品添加物として認可したのである。急性毒性が強く発ガン性が認められており、果肉まで浸透することも分かっている。
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品名 / 使用基準
対象食品:最大残存量
OPP オルトフェニルフェノール
かんきつ類:10mg/kg
ジフェニル
グレープフルーツ:70mg/kg
レモン:70mg/kg
オレンジ類:70mg/kg
TBZ チアベンダゾール
かんきつ類:10mg/kg
バナナ(全体):3mg/kg
バナナ(果肉):0.4mg/kg
イマザリル
かんきつ類(みかんを除く):5mg/kg
バナナ:2mg/kg
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