夢千年のナチュラル・ライフ

オーガニックな暮らしを求めて、愛知県の作手高原へ一家で移住して15年。スローライフ&スローフード実践中!

市販の安い鶏卵は怖いよ~

2006年11月04日 | 環境のはなし
その、一般的にスーパーで売られているタマゴを生産している、一般的な養鶏場は、どんなものか? というと・・・まず、鶏は日光とは無縁です。
鶏が騒がないように、室内を真っ暗にして飼っています。
小屋は、小さめのミカン箱ほどのケージの中に、3羽も鶏を詰め込み、それをずらり何百個もカプセルホテルのように、ずらり何段にも並べ、工場のような生産体制です。もちろん、ギュウギュウ詰めなので、同じケージに入った3羽のうち1羽はふみつぶされて、ウンチまみれになって、ペッチャンコで死んでいるのもざらにあります。(時々、死んだ鶏を係りの人が引っぱり出して捨てます。)
でも、つぶれて死ぬ鶏より、ストレスで死ぬ鶏の方が多く、ほとんどの鶏はストレスで羽が抜けたり、病気になったりして、ぼろぼろになっていきます。そのため寿命が短かくなるので、ボロボロになってきたらすべて捨てて、新しい若い鶏と総入れ替えします。1年以内にほとんどの鶏はストレスでボロほろになって、タマゴを産むこともできなくなり、廃棄物となるのです。
また、食べ物も、抗生物質はもちろん、安全性が確認されていない、遺伝子組み換え作物を使った輸入飼料を与えられます。さらには、タマゴの殻の色や卵黄の色をつけるために、着色料を食べさせているのです。
「産卵日」を一般的にはタマゴに記載して流通していますが、実際は「出荷した日」を「産卵日」として記入しているので、実際の産卵日は商品に記載されている「産卵日」より数日前です。
見た目を良くするために、どの市販品も、出荷前に水で洗ってありますが、卵の殻は水も細菌も通過しますので、洗うと表面の汚れなどが中に浸透してしまいます。
タマゴは、多少ウンチや羽根や土などで汚れていても、洗わないほうが清潔なのです。
鶏もかわいそうですが、こんな不健康な鶏卵を食べることがあたりまえの世の中になっていること自体、怖いですね。
我が家ももう少し軌道に乗ってきたら、鶏を飼いたいです。それまでは松沢さんちの健康で美味しいタマゴのお世話になります・・・