夢千年のナチュラル・ライフ

オーガニックな暮らしを求めて、愛知県の作手高原へ一家で移住して15年。スローライフ&スローフード実践中!

スイス日記 その7(最終回) そして おフランスへ・・・(Chamonix)

2016年09月20日 | ナチュラル・ライフ日記
ZermattからChamonixへ向けて出発!


朝から冷たい雨が降るTasch駅からスタート。
今日はChamonixへ行くぞ!!
・・・ということで、Chamonix行きの電車の連絡を窓口で調べてもらったら・・・
駅員さんが何度もパソコンを叩いてくびをかしげる。
「なぜかわかない、とにかくコンピュータで調べると、
あるはずの電車のルートが出てこない。
今日は遠回りだがジュネーブ経由で行け」
と言ってジュネーヴ回り(かなりの遠回り)ルートしか教えてくれない。


MARTIGHYからモンブランエクスプレスに乗れば
まっすぐChamonixへ行けるのに、なぜ!?


なにがどうなってるのかわからなかった(誰も知らない)ので、信じられなくて
とりあえず本来予定していた Tasch〜Visp〜Martigny へ行くことにした。
Martigny駅へ行ったら「モンブランエクスプレス」は運行していた。


なーんだ、行けるじゃん、と思って乗り込んでみる。


Chatlard駅までしか行かないので、そこから先はバスに乗れ
と言われたので、ひとまずその手順で行ってみよう。


すると確かに、スイスの国境を越える直前の駅 
CHATLARD FRONTIERで電車は終了。
レールはフランスまで続いているが、フランス側は運休。


何もないド田舎の山奥で・・・(~_~;)
フランスにありがちなストライキっぽいが、
スイス側は誰も何の情報も持っていない。
駅員さんは
「Chamonix行きの臨時バスは出ているからとにかくバスに乗ればいい」
としか言わない。

しかも・・・無人駅なので、
駅員さんは折り返し電車に乗って去っていった・・・



この張り紙さえも、貼られたのは翌日で(この写真は翌日撮ったもの)、
私が到着した当日(初日)はこれさえも無かった。

フランスの鉄道会社が臨時バスを出すらしいという情報。
1時間もバスを待った。
バスが来た! しかし・・・
「今日のバスには自転車は載せられない」
というので、なんとかならないかと交渉はしてみたものの
「上司にも電話して聞いたけどダメって言われたから、悪いけどダメだ」
(いつもなら載せてるらしい)

すると駅向かいのタバコ屋さんの優しいオーナーがバスの運転手に
「なんとかしてやってよ」と交渉してくれた。
・・・なんて親切な人なんだ!!
それでも運転手は「自転車はダメ」と首を振る。
すると、タバコ屋の優しいオジサンは自分のガレージに
私たちの自転車を預かってくれると提案してくれた。
優しい人だ〜(T_T)
急いでタバコ屋さんのガレージにバイクを預け、バスに飛び乗った。

これがその、駅向かいのタバコ屋さん。


タバコ屋さんのおかげで無事、CHAMONIX駅に到着。ホテルに辿り着いた。


ホテルからの眺めも良し。
でも明日、またバスで自転車取りに行かなきゃならないと思うと気が重い(ー ー;)
ホテルの人に
「スイスからシャモニーまでのMont-blanc Express が
途中のChatlard駅でストップしてるので、ここまで来るの大変だったんです。
もしかしてストライキですか? だとしたらいつまで?」
と聞いてみたが
「電車が止まってる?? 私たち(ホテル)には何の連絡も来ていないのでわかりません。
ストライキ? フランスではよくあることだから、その可能性もあるかも(笑)」
と言って、やはりホテルの人も知らない様子。


翌日の朝。ホテルからの眺め。


再びChamonix駅からバスに乗る。
本来の予定ではトレイルライドに行く予定だったのに。。。(涙)


おや? Chamonix駅の屋根とモンブランのトゲトゲの山が重なってる!
これは狙ったデザインか!?


バスに約45分揺られて再びChatlard駅に到着。
これが、昨日から自転車を預かってもらっていたタバコ屋さん。
本当にありがたい。


自転車を受け取り、帰りはまた同じ道を自走で
峠越えして帰ってきました。


自転車を回収するためだけのために、半日潰してしまった。


距離はたかだか片道20㎞だけど、峠越え。
ツェルマットの同じホテルに泊まっていたフランス人夫婦と、偶然にも
道中3回も出会いましたw


そして、ニュージーランドから一人旅のタフなお姉さん(後ろ姿)の写真。
ボロボロのレンタルMTBで、私たちと同じ日に峠越えルートを往復していました。
しかもサドル低いままで・・・
しかも、登るの速いし!
強いなあ〜


Chamonix駅に戻り、帰りはジュネーブ経由で帰ろうと思い、駅に行って尋ねた。
そして新たに発覚した事実。
シャモニーにアクセスしている電車はマルティニー方面だけでなく
ジュネーヴ方面も含め全てストップしているとのこと。
なんとよりによって私が来た9月5日に始まり、11月30日まで
バスしか移動手段はないとのこと。
しかも通常と違って自転車は載せてくれないらしい。
(線路のメンテナンスの為3ヶ月運休だって)


どうりで・・・駅にはお客が全然いないはずだ^^;

ジュネーブ経由で帰るには最寄りの駅はどこまで行けば運行してるのか?
と聞いたけど、
ジュネーブ方面の駅もかなり距離があるらしく、
「高速道路ならラクだけど自転車だと道がわかりにくくて不便なので、
シャトラール駅まで峠越えしてスイスに出た方がまだマシだ」
自転車でシャトラール駅まで登って、そこから電車に乗れば?」
と真顔で駅員さんに言われた^_^;
この、重いバックパックを背負って、また今日と同じ道を峠越えするの!?😱
タクシーはどうかと考えて、シャトラール駅までいくらぐらいか聞いたら
8500円くらいだって!!そんな経済力無い(T_T)のでタクシー案は却下。
途方に暮れてる場合ではないので、翌日朝早く起きて、
バックパック背負って再び自転車での峠越えを決意しました。。。

気を取り直して、今から一日しかない(半日しかない)CHAMONIXでの観光を楽しむことに。

エギーユ・デュ・ミディのケーブルカー(テレキャビン)に乗り


モンブラン Aiguille du Midi 3080m の頂上へ登り、脚がすくむような高さを味わう(笑)


絶壁の上にたたずむ展望台・・・
どうやって作ったのか考えるだけで怖い。


最高地点展望台から見下ろす、一段下の展望台。
展望台の柵から下を見下ろすと、とっても怖いですwww


そこへ、自力で登って来る登山者たち。
山の天気は変わりやすいし、マジで寒いので皆さんダウンジャケット着てます。


一般客はこのゲートから外には出られません。


この、3連ずつ運行するカワイイゴンドラで、モンブランの
イタリア側Courmayourまで山越えすることができます。
天気が悪いとすぐ止まるらしいです。
イタリア側には夏スキー場もあるんですよ!


愛嬌のあるロバにも会えた♡


後ろ姿がセクシー〜♡


繁華街へ戻って、Chamonix最後の晩ご飯をいただきました。


フランスは盛りつけもオシャレ!


そしてなぜかフランスで食べるクレープは
他の国より美味しいんだよな〜♡


Chamonixのプロショップ ZERO G
MTBトレイルマップ、買っておけば良かった・・・


高級なレンタルバイクがずらり。


そしてここでもディナーは
安定のスーパーマーケットで買い出し〜の、
部屋でサンドイッチのお食事w


しか〜し!!! アクシデントはまだまだ続く。
翌日の朝早く起きて、いざ出発しようとしたら、タイヤが3本もパンクしてる〜〜^_^;
バイクをホテルのスキールームに保管させてもらってたのですが、
床に画鋲が1個落ちていて、運悪く3本もパンクさせたみたい(涙)
さすがに3本もスペアチューブ持ってないので、
朝8時半からやってる近所のスポーツショップを見つけてパンク修理。
今から峠越えしなきゃいけないのに、初っ端からこれか。。。
ハァ・・(;-ω-)=3


Chamonix から Chatlard駅へ行く途中、昨日往復した道を
まっすぐ帰るのはつまらないと思い、
ちょっと距離は伸びるけど、登りも増えるけど・・・(汗)
Le Tour という村へ寄り道することに。


登って、登って、登って、また登る・・・・。


田舎の喫茶店に入り、サンドイッチをオーダー。
腹ごしらえ完了。
※フランスはどこで食べても絶対にパンが美味しい!!


バイカーたちが次々ゴンドラに乗り込んでいきます。


そして私たちもゴンドラとリフトを乗り継いで・・・


重い荷物を背負ったままのトレイルライドを楽しみました。


荷物がめちゃ重でしたが、この風景には癒されました!
そしてこのトレイルを経由して スイス側のChatlard駅へ辿り着き、
Mont-blanc Express (電車)に乗って帰るのでした。
サヨナラ、Chamonix !


このMONT-BLANC Expressは登山電車で、こんなに急斜面を登ったり下ったりする!!
※カメラを傾けて撮ったわけではありません


マルティニーの町がこんなふうに望めます。


Mont-blanc Express はこんな電車。
ぜひ乗ってみる価値あり!
途中、かなり傾斜がきつくなるので
乗客たちの荷物がゴロゴロ転がってくるので注意しましょう(笑)


MARTIGNY駅


MARTIGNY駅ホーム


MARTIGNY駅舎

この後また電車を乗り継いで、無事チューリッヒまで帰り着いたとさ。

以上、麗しいスイス旅行のような日記でしたが、実は
ワガママな娘(中2)に毎日、ことごとく振り回されながらの
ストレス満載、怒濤の珍道中だったことはナイショですw

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