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◇分類・打碁集の学び方……4回目
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棋譜並べをしても、プロの打つ手が理解出来ない……と言うのは、当たり前の話。プロが打つ手の意味を理解し、かつ、棋譜並べで上達・棋力向上の実感を得るには、ある程度の事前知識(⇒予習)が必要だから。
その事前知識について。
私個人の経験ですと、〈石の形〉を知っておくのは有効かも知れない。〈石の形〉を本で勉強してから、〈打碁集で棋譜並べ〉する。それを繰り返した方が、棋譜並べだけやるより効率的。
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A》2020年以降の場合
囲碁における〈石の形〉を勉強するには、三村智保プロの本がオススメ。三村プロによれば、
「囲碁番組・NHK囲碁フォーカスの講座で〈石の形〉を講義。そしたらそれの反響は想像以上に大きかった。
その頃に出版した〈石の形の本〉も好評で、囲碁の本には珍しく、増刷や新装出版をして頂いている」
「囲碁が強くなるには〈詰碁・手筋・ヨミ〉が常識だけど。
アマの皆さんの場合は、〈石の形〉を勉強されるのが良いかも知れない」
三村プロの〈石の形〉の本。三村プロご自身だけでは無く、「この本はオススメですよ」と推奨されている囲碁先生が案外多い。
〈棋譜並べand石の形〉のW勉強をされる場合。私からは下記の2冊をオススメしています。
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『筋がよくなる! 勝てる! 石の形集中講義』
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=99510
『棋風別!あなたに合った囲碁上達法
https://book.mynavi.jp/ec/products/?topics_keyword=%E4%B8%8B%E5%B3%B6%E9%99%BD%E5%B9%B3
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B》ブログ編者の場合
『秀麗秀策』『黎明秀甫』(どちらも日本棋院)
『小林泉美のやさしい基礎』(NHK囲碁シリーズ)
私(ブログ編者)の場合は、この3冊がベースになっていたと記憶しています。いずれも良書ですが、既に絶版。
この3冊で勉強した成果か、プロによる指導碁を受ける様になった時、こんな評価を頂いた事がありました。
「○○さんの碁は、石の形がしっかりしている。
なので弱点が少なく、手筋等を使って寄り付く隙が見付からない」
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棋譜並べは『秀麗秀策』と『黎明秀甫』(どちらも日本棋院)
石の形は『小林泉美のやさしい基礎』(NHK)
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