女流立葵杯の街から

囲碁の女流棋戦の中継予定を中心に投稿しています。

【囲碁の勉強】宮崎龍太郎先生

2021年02月22日 | プロの囲碁修業

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【写真】宮崎龍太郎先生の指導碁

 

 

A≫修業時代に使っていた教材
 『本因坊栄寿全集』で勉強しました。


B≫勉強の仕方

(ア)通っていた碁会所
 子ども時代には、埼玉県の碁会所に通っていました。その碁会所の有~高段者の方々に、2・3子局~互先で沢山対局して頂きました。

(イ)大枝雄作プロに弟子入り
 (日本棋院の理事の仕事等で)師匠は多忙だった事もあり、直接指導して頂く機会は滅多にありませんでした。
 しかし、大枝門下にはプロ志望の修業生が大勢いたので、大枝門下の先輩弟子に沢山対局して頂きました。

 

C≫アマチュアへのアドバイス
 「棋譜並べが苦手」と言うアマチュアの方には、詰碁の勉強をお勧めしています。
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【囲碁の勉強】芝野龍之介先生

2021年02月22日 | プロの囲碁修業

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A≫修業時代に使っていた教材

 洪清泉プロ主宰の洪道場で修業していました。
 道場には打ち碁集が沢山ありましたので、洪道場の打碁集は一通り勉強しました。


C≫アマチュアへのアドバイス
 江戸時代や明治時代の碁は、様々なプロが研究しているため、詳しい解説がされている解説書が沢山あります。ですので……

 評価が定まっていない現代碁__よりも、
 詳しい解説が沢山ある昔の碁__の方が、アマチュアの皆さんの参考になると思います。

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【囲碁の勉強】羽根直樹先生

2021年02月22日 | プロの囲碁修業

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【写真】羽根直樹先生の指導碁

 

 

A≫修業時代に使っていた教材
 本因坊秀策先生の碁を勉強しました。


C≫アマチュアへのアドバイス

(ア)打碁集の選び方
 お勧めは、昭和の碁。特に、木谷道場出身の先生方の打碁集。
 木谷道場出身の先生方の棋風は多彩。その中から、
「自分の好みや考え方にピッタリ合うな」
 と感じた先生の碁を選んで勉強されるのが良いと思います。

(イ)現代のトッププロやAIの碁について
 アマチュアの皆さんには、お勧め出来ません。真似をするには難し過ぎます。

 

(ウ)AIの囲碁について

〔囲碁雑誌への寄稿より〕
 人間は5手先までしか見えていない場面でも、AIは50手まで見渡せていると言った具合でしょうか。
 AIの手法は一理も二理もあるとは思いますが、「自分では使いこなせない(と思いました)」
 AIの着手が正しいのだろうとは考えてはしても「自分の感性に合う手」とは思うことはできず、参考程度に留めています。

(エ)真似して欲しくない手
 ポン抜きは凝り形__の認識があるのでしょう。ですからAIはポン抜きよりもかなり遠い所に手をかけています。  しかし、こうした表面上の着手だけを(私が)真似しても、その後をしっかり打てる自信が皆無です。

 ですので、アマチュアの皆さんにアドバイスするとしたら、
「見通せていないなら、シンプルにポン抜き(本手)を打ちましょう」
 それで充分に立派な碁が打てると確信しています。

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※(ウ)と(エ)について
……囲碁雑誌より引用
 『囲碁研究(2018年05月号)』
 「私が考えるAIの碁」より
……編者判断により要約。
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【囲碁の勉強】甲田明子先生

2021年02月22日 | プロの囲碁修業

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【写真】甲田明子先生の指導碁

 

 

A≫修業時代に使っていた教材
 坂田栄男先生と、高川格先生の棋譜で勉強しました。

C≫アマチュアへのアドバイス
 今のトレンドとは違うかも知れませんが……

(ア)高川先生の碁は〈平明流〉と呼ばれた分かりやすい打ち方が多いので、お勧めは高川先生の棋譜ですね。

(イ)坂田先生の碁は〈鋭い読みに裏付けされた〉戦い方をされているので、アマチュアの方には難しいかも知れません。

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【囲碁の勉強】謝依旻先生

2021年02月22日 | プロの囲碁修業

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【写真】謝依旻先生

 

 

A≫修業時代に使っていた教材

 院生時代の勉強は〈詰碁〉と〈実戦対局〉がメインで、棋譜並べはあまりやっていませんでした。それでもやっていたのは……

(ア)院生時代
 『韓国囲碁年鑑』を読んで、海外のトッププロの碁を勉強しました。


B≫勉強の仕方

(ア)現代碁のジレンマ
 強くなる為には、棋譜並べは大事__と言う自覚は、院生時代にもありました。

 しかし私がプロを目指していた時代には、世界トップクラスのプロが中国や韓国から次々と誕生。その為に、タイトルホルダーの視点で考えても、レベルの高い棋譜が、数えきれない位に公開されています。
 その為に(私に限らず)現在のプロや院生の多くが、
「どのプロが打った、どんな棋譜を調べれば、プロとして強くなれるのか?」
 の取捨選択に悩んでしまうのです。


(イ)女流タイトル時代
 加藤正夫先生の打碁集で棋譜並べ。
 女流はタイトルホルダーとして、また日本代表として戦って行くために、
「加藤先生の碁を勉強すれば、自分の可能性を広げられるかな?」
 と思って。


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