帰省

山形のTVを見ていたら。モンテのイベントCMでドラえもんの声にそっくり（大山Ver）な木村佳代さんがナレーションで出ていて何で？と思ったらワイプで抜かれたご尊顔の下に「真室川町出身」とあり、なるほどそうだったのか！とちょっとびっくり。

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という事で。8日〜9日に山形県狩川にある相方の実家にいってまいりました。ほぼ月一で行っていますが、行く度に精神的にヤラれるというか、今回は一番ひどかったかもしれない。今日はその備忘録的なものを。ですのですみません今日は特に有用な情報はございませんハイ。

昼はいつもの「麺処久太」さんで「こってりチャーシューメン」。11時40分過ぎに到着、10分ほど待って入店。シルク麺、無化調スープ、旨みのあるチャーシュー、全てにおいて最高の一杯。

狩川の実家に着くと、お義母様はいつもの厚めの座布団の上ではなく、足が不自由でも立ち上がりやすい高さの座椅子に鎮座。顔と体つきを見て一瞬緊張する。頬もこけ体も薄くなってこの一月でかなり痩せた印象。顔色も悪い。動くのも面倒らしく、一日中ここに座ってTVを見ているらしい。

着ているものもシミができていて暫く洗濯していないとのことで、相方指導のもと（無理やり）立たせて着替えさせる。どんな状況でも自分が着慣れたものが良いらしい。昼食だったのかテーブルの上に食べかけの弁当があったけど、半分以上残している。多分まともに食べていない。以前は食欲だけはある、ってのが安心材料だったのだけど。

暫く外出していないらしいので、無理やり車に乗せて掃除機と扇風機を買いに車で15分ほどのHCへ。その間もしんどそうな顔をして後部座席で横になったまま。これでは外出とは言わんわな。HCに着いてお義母様と相方を車に残して僕一人で買いに行く。家電店に比べて品数が極端に少ないのですが、メーカー品が割と安く出ている時があるので気軽に即決。

帰宅して掃除機と扇風機をセットして、僕ひとり近所にある温泉銭湯へ。いつも行く「ぽっぽの湯」、事前にグーグルで営業中の文字を確認していたので行ったのですが「本日休業」の看板。じゃ、久しぶりに「アイアイひらた」に行こうかと車を走らせること20分、温泉に向かう坂道の手前に「本日休業」の無慈悲な看板。また余目に戻って最後の砦「庄内町ギャラリー温泉 町湯」でようやく風呂に入ることができました。風呂帰りにパチリ。夕日が綺麗でした。

晩飯食べながらお義母様への説得（説教）タイム。病院嫌い、施設嫌い、どんな状況でも自分の思い通りに生きたい人なので、説得もかなり難しい。以前より「何でこんな事になってしまったのか」と言っているだけでそれを改善させる事は全くしていないし、状況はどんどん悪化しているにも関わらず全然認めようとしない。

こちらとしては改めて病院で診察を受けて現状を把握したい、一人では外出できないので送迎付きのデイサービスを受けて欲しいなど、接客で鍛えた（？）応対力で外堀を埋めつつ確信を突いて納得させようとするのだけど、結局は「何でこんな事になってしまったのか」で逃げる。なんかね、自分の事なのに他人事なんだよね。

多分ほっとけば治るだろうとしか思っていないんだろうな。明らかに食欲も落ちているのに認めようとしないし、もはや歩く事も難儀な状況で現状一人暮らしするには無理じゃなかろうか。あとこんなに親身に話をしているのに、多分まだ僕らのことを甘く見ている。次来る時に改善していなかったら強硬手段に出ますよ？と脅してみたけど、馬耳東風とはこのことか。

なんか無力感というか、そういうものに苛まれて深酒をしてしまう。そしていつも通り寝袋で寝る。

翌朝、昨晩相方が風呂に入っていないので（もう実家の風呂は第三者が入れるほどの清潔感はない）、昨日行けなかった「ぽっぽの湯」に一緒に朝風呂へ。そのあとユニクロ行ってお義母様の着るもの買って余目のJA行って昼飯買って実家に戻って。8貫入った寿司パック、以前は全部あっという間に食べてしまったのが、今回は半分残して「お腹いっぱいだぁ」だそうで。

13時。帰宅の時間が来たので実家を出る前にこちらの言いたいことを改めて言って実家を後に。お盆も近いので、すぐ近くにあるお寺に行って墓参り。

道の駅「しゃりん」で生牡蠣。

毎回なんでか帰る時は大雨なのですが、今回は晴天。ドライブが気持ちいい。

という事で、上越に戻って晩飯買って19時に帰宅しました。多分なぁ、厳しい事を言うけど、お義母様の意識が変わらない限り老い先は短いと思う。一月であの変貌だもの、来月はどうなっているのか。今月後半も行った方がいいと思うのだけど。