韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

ベテランエンジニアの活躍の場

2006-07-07 00:00:00 | 情報セキュリティ
 私はここ十数年ネットワーク管理者の仕事をすることが多かったのですが、インターネットの利用者が増えて、特に一般の人向けにサービスをしているサーバなどは24時間稼働が当たり前のように求められるようになって、それを管理するエンジニアの負荷も非常に大きくなっていると思います。

 3交代制できちんとした体制を取れるところなどごく一握りで、一人の担当者が基本的には24時間365日面倒をみなければならないというシステムは世の中にたくさんあるはずです。

 そうなってくると体力と精神的なタフさが要求されるわけで、こういう仕事は特に若いエンジニアが避けて通れないものとなっています。

 寝る時間も惜しんで働くとか会社に一週間泊まり込むとか、ベテランになればなるほど不可能なわけで、上記のような一人でずっとシステムのおもりをしなければならないような仕事は、ある程度の年齢になるとむずかしくなります。

 ただ経験を重ねるごとに知識は増えていくわけですから、ベテランエンジニアにはそのような知恵を発揮してもらえるような活躍の場を与えるべきであって、何日も家に帰れないような仕事をさせるべきではありません。

 そのあたり、世の中では仕事のミスマッチがあるような気がしています。ネットワーク管理者というと若くて、体力が勝負という雰囲気があって、ベテランの出番がなかなかないような気がします。

 単価の問題もあるのかもしれません。ベテランになれば、新人や、経験2年目くらいの人たちの2倍以上の報酬を払わねばなりませんから、運用費用を抑えるためにはそんな人を一人雇うより、知識や経験の点で見劣りしても若くてイキがいい者を雇う方が得だという心理が働くのかもしれません。

 そんなことをいろいろと考えながら、自分の行く末をあれこれと想像したのですが、いずれにせよ、エンジニアにとっては自分の能力を伸ばしながら成長していける職場が一番なので、使い捨ての労働力のように扱われる職場は願い下げです。

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