画像はいとこシリーズの最終話からもってきました。
前の記事からずいぶん経ちました。
今回はこの作品の最終回についていろいろ考えさせられた点について
書こうかと思います。
このいとこ同士が〇〇する話、最初は悲しい最後にするつもりでした。
いとこのお姉さんと心も体も通じ合ってるのに
関係だけズルズル続けてゴールから逃げ回る主人公と
責任や重圧を彼に背負わせないようにするために
自分から去っていくいとこのお姉さん…という感じで。
実際僕には心のどこかに
「ストーリーに肩入れしすぎると実用ページが減る」
という恐怖感があり最後はバッサリと尻切れトンボでいいやという
逃げの気持ちもあったのです。
ですが担当さんから「タイトルの『大丈夫』というワードを回収してほしい」
という提案があり一旦最終話が先延ばしになりました。
それからなんとなくいろいろとドラマなどを鑑賞していて
バッドエンドについて以前とは違う考えに至りました。
「バラ色ではなくとも何か希望の見えるラスト」がないと
続けて観てきた時間はいったい何だったのだろうかという気分になるなぁと。
まして僕の場合…
そもそもこのHな漫画もそんな難しいストーリーでもなんでもないんだから
作者はもうちょっと頑張ってギリギリ納得できるレベルのウソでもいいから
そういう気分のいいラストにもっていく努力をしろよ金取ってるんだからさ!
と思われても仕方ないんじゃないかと思い至りました。
ですが僕とよく似たこの主人公は意気地がないので
あまり自力でミラクルを起こせそうにない感じ…。
それで何を犠牲にするかということで「10年の経過」になりました。
いとこに対して責任を持つ主人公と購入されたお客さんに責任を持つ自分が
うまくシンクロしていればいいなぁというのがこの最終話です。