~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

「男はつらいよ お帰り寅さん」観てきました。

2020年01月21日 | 「生活」

ほぼ4年ぶりの投稿ですねこれ。

男はつらいよの最新作を夫婦で観てきました。
奥さんはもともと寅さんシリーズの視聴習慣がない人ですが付き合いで。

お客はやはり年配の方がほとんどでしたね。
僕の親くらいの世代ばかりでしたが、中には若者が何人かいて
嬉しくなりました。
40代半ばの僕らが最年少かと思ってたんですが。

まず観始めて、とらやに人が少ないのが猛烈に寂しい気持ちになります。
おいちゃんやおばちゃん、タコ社長。時間の経過を感じます。
関西弁の店員さんがまだ残っていたのはなんかホッとしました。

正直、いろいろな吉岡秀隆さんの出演作で一番ピンとこない恋人役が
後藤久美子さんだったのですが、歳を重ねてようやく納得できたような。
ただ国連関係の話の尺が長くてちょっとあくびがでましたけど。

満男はシリーズ中ずっと自分探しをしていたんだと思いますけど
それにケリがついたのはとても良かったと思います。
満男の娘役の桜田ひよりさんは難しい役をこなしたなと思います。
はっきりしない性格の父親の感情を引き出す重要な役だったので。

一緒に観ていたお客さんたちも途中何度か笑ったり、最後は泣いてる様子でした。
物語の最後は懐かしいマドンナの回想が立て続けにブチ込まれるので
涙腺崩壊は抗しがたいです。

ただ、シリーズは今度こそここで終えて欲しいという気も最後にはしました。
寅さんオマージュはかつて西田敏行さん主演の「虹をつかむ男」でもやってますし
あと合成も。CGでの合成…。

去年の紅白のAI美空ひばりでも批判されていましたが。
亡くなった人を当時の映像で観るのはとても良いことだと思うのですが
まるで幽霊みたいに今の映像に乗せるのはなんかちょっと抵抗あるんですよね。

そして最後に観終わってしみじみ思ったのが…
僕は子供の頃から倍賞千恵子さんが相当好きだったんだなと。
今のお姿も本当にかわいらしいくて。