~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

好みのクセ。

2020年05月31日 | 「漫画」


画像は「いとこ同士なら…大丈夫。」に出てくるキャラです。
主人公のいとこで年上。ひとりっ子同士なので姉と弟みたいな関係。

このユウちゃんというキャラの顔立ち、実は結構好みの顔です。
目がちょっと離れてて、唇が厚くて、輪郭が丸い顔。
僕にとっては十分美人さんなのですが、世間の標準ではこれは「ブス」もしくは
「ブスカワ」って言われてしまうかもしれない顔ですよね多分。

で、このお話はそれを逆手にとって「子供の頃から美人だとは思ったことはないけど
妙に女性として意識させるフェロモンのあるお姉さん」というポジションで
ストーリーを考えました。

1話目を読んで下さった方はお判りだと思いますが、いとこのユウちゃんは
主人公のことが結構好きです。
ですが主人公は性的な目でしか見ていません。
そしてユウちゃんはお願いすればなんでもしてくれる、便利なお姉さんです。

今描き上げた2話目では主人公にいきなり美形で清楚な彼女が出来てしまい
体ばかりの関係のユウちゃんと今後どうするのか問題が浮上してきます。

まぁ正直申しますとこんな優柔不断な男にユウちゃんはもったいないと
思いながら、ちょっと若さゆえの自分勝手で残酷なシーンを描いています。

夏ごろには発売になるといいなぁ。

今さらのこぼれ話2

2020年05月17日 | 「漫画」


上の画像は「さすらい日本エロ紀行」の広島編のマントル嬢さんです。
マンションを何部屋か貸し切ってそこで商売をするスタイルを
その界隈ではこう呼んでいたみたいです。

絵ではあまり表現できていないのが悔しいのですが、かなりキレイな方。
可愛いではなくはっきりと美人と言えるタイプの女の子でした。
訛りからすると土地の人だったと思います。
20代前半くらいで見た目はまだ女子大生風でした。

漫画では割愛したのですが、彼女は言動が直球で面白いのです。
普通、こういう場所では女性はあまり正直なことを言わないものだと思います。
適当に褒めるとか持ち上げておくとか、まぁサービストークばかりですよね。

ですが彼女は竹を割ったようなはっきりとした物言いなのです。

「お兄さん、わずかに右に曲がっとるね。根元から」

元広島カープの達川さんの解説かよ。
いきなりこんなことを何の前置きなく発言してくるのです。
一瞬わが息子がディスられてるのかと、ドキッとしましたが。

「(それが)性格と関係あるんか知りたいの。どうなん?」

性格!?最中なのになんて変なことを言い出すのやら。
そうだね…もしかしたら…根性も…曲がってるかもしれない…と
行為中の呼吸の合間合間で答えたら

「フフフ。素直に答える人はきっと性格曲がっておらんよね~」
「私にもこんなのが付いてたら面白いのにね(ニギニギ)」

「私の彼はね、下に曲がっとるんよ。水道の蛇口のような形」
「本人はえらく気にしとるんだけど、私はそれが一番好きなんよ」
「でも男の人はそれじゃあ納得せんのよねぇ…」

そのあとはお互い集中して事を済ませてから
終了時間までの休憩中にあらためて語ってくれました。

「私ね、この仕事してて思うのはねぇ」
「何ごとも、まっすぐなのが一番つまらんということなの」

なんだか美人なのに空虚じゃないんですよね。
言葉に血の通った人で。

普段は契約社員で、作った借金を返済するためにここに来てると。
400万の借金。それぐらいの理由がなければやらんでしょう。

しかし客なんて何人も相手していればどいつもこいつも
エサ箱に顔を突っ込んだブタくらいに見えたって仕方なさそうなのに
彼女は感性がタフだなぁと思いました。

連載は毎回8ページしかなかったんで、こういうあまりエロに直結しない
会話だけの部分が盛り込めないのが残念でした。

夜中の作業のお供。

2020年05月15日 | 「漫画」

上の画像は現在発売中の単行本にも掲載されてる「妹が…」の1シーンです。
なし崩しで堕落させるようなシーンを描くのが一番好きかもしれません。

なし崩しの中でもお酒や交換条件を用意してあげて本人が自己嫌悪しないように
言い訳を用意してあげるのは「優しいなし崩し」だと思うのですが
こういうエ〇漫画だとひたすらテクニックやムードで快楽を与えてマヒさせていく
やり方ですね。

真面目な女性だとあとで自分に失望するかもしれません。
捨てばちになったり投げやりになったりとか。
本当にそういうのこそが素敵だなぁと思います。

ここひと月くらい作業中に流しっぱなしにしているライブ中継のチャンネルです。
街のライブカメラってたいてい音声がないんですがこちらは貴重な音声付きです。
真夜中からだんだん空が明けていく様子なんかは結構好きです。


今さらのこぼれ話1

2020年05月13日 | 「漫画」


深夜ラジオの風俗発言騒動に触発されたような、そうでもないような。
とくにお伝えすることがない時には今後時々こんなのを上げていきます。

上の画像は昔描いた「さすらい日本エロ紀行」の名古屋編でのポン引きおばさんです。
立ちんぼとポン引きが混ぜこぜの怪しい駅裏の街には場違いなくらいの
凛としたたたずまいの方でした。

このおばさんは初対面なのに何でも話してくれる人で
ホテルで派遣嬢を待つ間もいろいろ語ってくれました。

旦那さんがいなくなってしまった話。
この仕事だけで息子さんを社会人まで育て上げたという話。
その息子に仕事内容をカミングアウトした時の話…等々。

「俺を育てるために嫌々やってる仕事なのか」と息子に返され
「私は向いてるからやっている」と答えたという気丈なおばさん。
「向いてるんなら何の問題もないし続ければいい」と息子さん。

息子さんは母親の生きがいのことだけを心配したのかな。
大人だなぁと感心しました。

感心しながら話を聞く僕の態度が良かったのか
嬢と入れ替わりで去っていくおばさんから
部屋の冷蔵庫の小ビール1本をサービスしてもらいました。

今から15年前くらいの話です。

ビビりな部分。

2020年05月07日 | 「漫画」


なんだかんだ細々と漫画を続けていますが
購入して頂けるのは本当にありがたいことで感謝しております。

続けていて何となく自分が致命的だなぁと感じるところがいくつかありますが
半分くらいはもうどうにもならないところだと諦めてもいます。

「元風俗漫画家が頑張って創作エロ漫画を描いている」部分があると思うのです。
いい意味(あるのかな)でも悪い意味でも。

経験して「こんなことは現実にできない!」と思うとブレーキがかかるというか。
例えば子宮の中に男性器が入ったり液体が侵入したりみたいな表現が出来ない。
読者のほうも演出だって判ってくれているだろうから、漫画なんだから
そういう奇想天外な表現があっていいはずなんですよね。

なのに頭で判っているのに出来ない。
僕は思春期の頃、かなり漫画を真に受けてしまうタイプだったので
そういう人がもし間違って漫画を参考にリアルでやろうとしたら
怖いな…と思っているのかもしれない。

…なんて書けばこの人良識あるな!って思ってもらえそうですけどね。
実は自分の中で答えが出ているんです。

漫画にして描いている内容は結局自分が興奮できるかどうか
ただそれだけで描いてるんですね。すごく単純。
あまり指を女性器に入れて乱暴にかき回すシーンがないのも
別に女性を思いやってるわけではなく、粘膜の内部に傷をつけると
長々と挿入してイチャイチャする楽しみの障害となりそうだからやらないだけで。

それで今回はいい加減自己制約だらけで広がらない表現を
描けそうなところから打破しないとという部分を含めて
もちろん女性も混ぜての男×男で描いてみました。