~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

水槽のシリコンが裂けて部屋に水がドバー!!

2024年06月13日 | 「生活」


画像は現在制作中の義母漫画のワンシーンです。

長年使ってきたガラスの水槽がとうとうダメになりました。
オールガラス水槽は10年以内に買い換えないとダメだと聞いていたのに、ついつい引退時期を引っ張ってなんと18年も使い倒してしまいました。
よくそこまで水槽は頑張ってくれました。
この崩壊事故はまったくもって僕の自己責任です。

明け方まで漫画を描いていて、部屋の中でなんとなく床に水が流れ落ちるような音がしました。
何だろうと思って水槽を見に行くと、水槽のガラスのシリコンの継ぎ目からピューっと水が出てるじゃありませんか。
とうとうシリコンが逝ったと思ってバケツや排水ホースを取りに行こうと思った瞬間、劣化したシリコンの裂け目が水圧に負けて一気に広がり、水が滝のように吹き出しました。
思わず声を上げて、とにかくそれ以上裂けないようにガラスの2面を腕の力で閉じました。
劣化したといえどシリコンの気密性のおかげで、手で押さえている限りは水の吹き出しはピタっと止まります。
とにかく一刻も早く床を拭きたいのですが、手を離すと滝が盛大に再開してしまう。
何かいい考えが浮かぶまで手でガラスを押さえ続けるしかないと踏ん張り続けます。
本当は嫁さんが起きてくるまでに何事もなくすべてをクリアーしておきたいのですが、もうそうもいかない。
状況を隠さずに、とにかく手を借りるしかないとガラスを押さえ続けました。

それでふと時計を見ると、嫁さんが起きてくるまであと1時間はゆうにあります。
それまで腕力やら胸筋やらが持つのだろうか。
水槽は45センチキューブ水槽で、総水量は90リットル以上あります。
そんなこんなで、かれこれ15分ほど経過しました。
想像より早く腕がしびれてきました。
中腰も相当つらいし、床が濡れているのがとにかくものすごい不快感です。
これは1時間なんて到底持たないぞ…と弱気になってきました。
早く嫁さん起きてきてくれぇ!と叫びたいとこですが隣近所を気にしてただ念じるしかないわけです。

すると、突然僕の背後のドアが開きました。
嫁「なにしてるの!?」
僕「ついに水槽が裂けた!水が出ないように押さえてるの」
嫁「うわぁ…びしょびしょ!でも寝る前で良かったね」

なんと嫁さんはいつもより40分以上も早く起きてきました。
僕は自分の発するSOSが念力で嫁さんに届いたんだ!などと思ったくらいです。

水槽の水を抜き、中の生体と水草を避難させ、床もふき取ってなんとかリカバリーできました。

嫁さんになんでこんな早起きしたのか訊いてみました。
もちろん、僕の念のようなものが届いたよ的な答えを期待しています。

嫁「昔子供の頃飼っていたうさぎのピー太が窓から道路に飛び出し、車に跳ねられる夢を見てビックリして起きた」

僕が会ったこともないピー太とかいう気の利くうさぎさん、どうもありがとうです。

無事に廃棄するために丁寧に分別しました。

2024年05月10日 | 「生活」


画像は義母モノの第4話制作中からの切り抜きです。
主人公のお嫁さんがメインの回です。

先日ウチの嫁さんが部屋の片づけをしているときに、僕が処分に困って長年棚の奥にしまいこんでたヤバいものを発見しました。
ダンボール箱にぎっしり詰まった、異常な量の大人のおもちゃです。
今まで何度も軽蔑の眼差しは浴びてきましたが、今回は歴代でも1位かもしれません。

嫁「なんでこんなにあるの?頭狂ってるよ」
僕「使いまわされたらイヤでしょ。その人ごとに新品を買えばこうなるよ」
嫁「自慢?なんかいろんな意味でうわぁ…ってなる」
嫁「で?これどうやって捨てるの。戸別回収なんだよ?」

大人のおもちゃはプラスチックと各種ゴムと電気部品の混合体ですから、分解してそれぞれのゴミの日に適切に廃棄しないといけません。
いつかはやらないといけないと思っていたけど、こうして発掘されたということは今日がその日なんだ…と覚悟を決めました。

で、いざ始めると多くのおもちゃが経年劣化で不気味なエメラルドグリーンのぬるぬるに包まれているのです。
これ、緑青もしくは青錆ですよね。
今はそうではないらしいですが、僕が子供の頃は猛毒だと言われていました。
大人のおもちゃには出力可変装置や電池ボックスの電極とか内部に銅が多く使われているもんで、劣化したゴムから出た謎の液体がそこに侵入して惨事に。
しみ出した緑青がピンクやブルーやスケルトンのゴムを染め上げ、なにやら芸術的なまでに全てがキモい緑色に染まっています。
一応使い捨て手袋をしながら作業しました。

ただ、大人のおもちゃはありがたいことにいい意味で頑丈な作りではなく、パカパカしていて意外と分解作業は楽でした。
唯一、最も堅固な作り(?)のローター可動部などはパイプカッターなどを利用してチョコエッグのように真ん中からパカっと割って中からモーターを取り出します。
ゴム製の複雑なものは、大抵はシリコンゴムのような柔らかい中身に通常のやや硬いゴムで外殻をコーティングしてあって、二重構造になってるんですね。
これもニッパやカッターを使って切り裂いたり刻んだりして、廃棄に出すとき出来るだけ原型をわからなくさせていきます。
でも、色合いがピンクのものがほとんどなのでどれだけ原型を崩して刻んでも結局はそれがエログッズの何かの集合体だと誰でも気付くと思います。
まぁ…もう諦めるしかないです。
嫁さんも観念してくださいや。

そして、さまざまなおもちゃから取り出された動力の主役であるマブチモーターの数ですが、その数なんと全部で27個。
モーター部はやや密閉度のある部品で包まれているのでどれも状態は良く、はっきり言って捨てるにはもったいない、何かで流用できそうなパーツではあります。
でも仕方なく捨てますよ、有効な活用法も見つからないので。

しかし床に並べられた大量のマブチモーターを見ながら、さすがに若き日の自分の狂気と性欲におののきました。
こんな磁力でブンブン動くメカメカしい動力を、よくも平気で女性の体内に入れようとしたものだなぁと。
当時の僕の感覚で言えば、こんなもの世の中のみんなが使ってる(?)ことだし、なんなら売られてるし、定番商品もあるし、まぁ今を楽しむべきっしょ!と。
そもそも女性側のリクエストだってこのなかに数個はあるわけだし、男も女も若さってそういうことじゃん!と…。
そういう思考停止にも近い感覚で、このモーターを包んでいたガメラの甲羅みたいなのとかマージマタンゴみたいなモノを平気でぶち込んでいたんですね。

そんな感じでなんとかそれぞれを素材ごとに分別し、戸別もしくは集積所にてゴミ回収の日に間に合わせました。

これがですね、この作業が僕の2024年のゴールデンウィークの中の一日だったりするわけです。

※追記
別の段ボールに詰め込まれていた、おそらく2軍扱いだった大人のおもちゃたちがまた再び発掘されました。
分解し、新たにマブチモーター16個が取り出せました。とりあえず来月の回収に出す予定です。
いつかの自分、本当にどうかしてる!

ガンダム(宇宙世紀シリーズ)をいくつか観ました。

2024年02月19日 | 「生活」


ガンダム世代ど真ん中なのですが、放送されたZガンダムを中学時代に数話だけ観て脱落して以来、続編には一切手を出さずにそのまま30数年が経ちました。
それまで知り合いから「ファースト世代としてせめて逆襲のシャアまでは観ておくべきだ」と何度か言われて先日ついにそれを果たしました。

結果から言うと脱落せずに全部観れました。
ただ、悲しいことになぜあの頃脱落したのかもちょっと判ってしまったりして。

僕は、不思議なんですがおそらくモビルスーツの一騎打ち、個人戦に全く興味がないようです。
なのでファーストの「〇〇防衛線を突破せよ」みたいなタイトルがついているほうが心惹かれます。
どうやって仲間とこの局面を切り抜けるんだろうとか、いまある戦力だけでなんとか戦い抜くとか、食料が!塩が!弾丸が残り少ない!みたいなのが。
ファーストでもNTであるララァが出てきたときに子供ながらにこれイヤな戦闘だな、エリートだけの遠隔バトルつまんないなと思っていました。
その後の続編は拡大しながら延長線上にあると思われるのでので、視聴するのはもっと辛くなったのだと思います。

Z、ZZと視聴を続けて、ついに逆襲のシャアにたどり着き観終えた時、あまり気分は良くなかったです。
そりゃそうです、能力者でエリートだけの超絶バトルにそもそも興味がないんですから。
あのシャアが最後こんな風で終わるのかぁ…と。
その世界観にちゃんと踏み込まない僕みたいな人間には、そんな感じでした。

ところが、そのあとに救われた…いや報われたことがあります。
それは絵柄の美しさに惹かれて、ユニコーンを観たことです。
ファーストを踏襲したストーリーだと思いますが、僕みたいな年齢のおじさんに向けた(であろう)メッセージが熱くて、何度か涙しました。
マリーダさんまで忠実になぞる必要はなかったかなと思いますが、近年ほとんどアニメを観ていない自分でも、久々心から震えて感動しました。

ど真ん中世代なのにニワカという、まぁ流れに身をゆだねることが出来ないひねくれた少年だった自分を思い出す、そんな時間でした。

仕事中はやっぱりラジオですね!

2024年01月14日 | 「生活」


曜日ごと順に

伊集院光 深夜の馬鹿力
爆笑問題カーボーイ
ナインティナインのオールナイトニッポン
松任谷由実のYuming Chord
(松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD)
土曜朝6時 木梨の会。
ラジオのあさこ
菊池桃子のライオンミュージックサタデー
東京ポッド許可局
薬師丸ひろ子 ハート・デリバリー
土田晃之 日曜のへそ
爆笑問題の日曜サンデー

ラジコってありがたいですよねぇ。
裏番組もあとで聴けるタイムフリーは本当に素敵です。
去年10月に千倉真理さんのミスDJリクエストパレード360が終了してしまったのが、本当に辛いです。

仕事中に聞く音楽。

2023年09月25日 | 「生活」


誰でもそうだと思いますが、仕事中に好きな音楽を聴いてると集中力が上がりますよね。
最近、僕がやってみて面白くて飽きない(?)聴き方があるんです。
音楽をひたすらリリース年月日順にリストに並べて流して聴くというものです。
とりあえずポップスだけですが、90年あたりから好みもアーティストも楽曲も限定せずただただ順番に並べて聴いてます。

そうするといろいろな効果がありました。
まず、リリース順に並べることで当時の時間の経過を思い出し、記憶の順番や因果応報がしっかりと整理されるのです。
この曲とか聴いてた頃にあんなことしたなとか、あんな目に遭ったなとか、この曲が流れていた頃にはもうその女の子にはフラれていたな…とか。
あとは完全に忘れていた曲の発掘が、完全に忘れていた自分の記憶を思い出すきっかけになったりします。
若い頃の感受性は素晴らしいもので、ラジオやTV、CM曲、有線で流れていた曲、そういうのが一部分だけでも覚えていたりする曲がたくさんあるのです。
そして忘れていた曲には忘れていた過去(=あまり重要ではない記憶)が案外結びついていたりするんですよね。
受からなかったバイトの面接で店長さんの後ろのドアから漏れ聴こえていた有線の曲(面接中そっちに気を取られてちゃ…そりゃあ)とか、1回しか一緒に出掛けたことがないバイト仲間が変なドリフト改造車の中で聴かせてくれた曲(8cmシングルCDなのでA面とB面の2曲をひたすら鬼リピート)とか、仲違いしてそれっきりの友達や仲間、なぜか疎遠になったちょっと仲が良かった女の子とか、レアな記憶がよみがえるわけです。
ほとんどが苦い記憶だったりしますが…。

あとは音楽自体の話をすると、聴いて感じたことは今よりも音楽の流行り廃り、その変遷がビックリするくらい早くて激しいなぁと。
こういう曲調いいなと思っているとすぐ別のムーブメントがきて、好きなものがたちまち古いものにされちゃう感じかなと。
あとは夏とクリスマスを前面に押し出した曲が今より圧倒的に多いですかね、特に90年代前半は。

あの頃の音楽の変遷と、自分の記憶の掘り出し作業をしていると1時間や2時間あっという間です。