~波の数だけグチらせて!

H漫画家・あかりきょうすけ(灯喬介)の活動日記です。

すてきな、夏の思い出。

2005年08月29日 | 「自然」
8月28日

夏を惜しんで仲間たちと城ヶ島に海水浴&釣り。

昼前、磯で遊んでたはずの自分が、
城ヶ島沖にプカプカ浮く。
さすが三浦半島先端、くらげが溜まるほど
潮流はノロくない。

泳いでる僕だって、どんぶらこ。
沖まであっという間。

…。

要するに潮に流されて、漂流した。小1時間。

拾ってくれたクルーザーさん、サンキュウでーす。

写真は唯一の浮力体となった防水ハウジング仕様の
デジカメで撮った、救助後の船上からの
半島先端の模様です。

ふー。死ぬかと思った。


夏の歌Best select:「夏の終わりのハーモニー 」井上陽水・安全地帯

深夜の、泣き声。

2005年08月28日 | 「生活」
8月27日

作業中、友人女(独身)から電話。
飼っていた犬が死んでしまった由。
相当こたえてるようなので、自分の家の犬が
他界したときのことを話す。

子供の頃、家で犬を飼うとき唯一反対したのが
僕だった。理由は判らない。
でもその犬の最後を看取ったのも皮肉にも
僕だった。
家族の誰も決められない状況で複合の末期症状なあいつ(犬)の
安楽死を僕が決め、動物病院から自宅までずっと懐に抱いて
冷たくそして重たくなってゆくまま、なきがらを連れ帰った。

あいつがいた頃、家族に言い争いが起きるとあいつは決まって
普段しないような、変な情けない吠え方をする。
すごく変なので、つい笑う。で、なんで怒ってたのかも、忘れる。

つまらないケンカは、そのせいでいつもすぐにおさまった。

でもあいつが居なくなってから、家族は一時的にケンカや
もめごとが増えた。つかみ合いになることさえ、あった。
修復に時間が必要なほどの亀裂が生まれたことさえあった。

それは家族の間にあった潤滑液のような存在が消えたことを
まざまざとあらわしていた。

ただの体重3kgの座敷犬。万札何枚かの命。

でもあいつの果たしていた役割に、居なくなってようやく気がついた。
そして家族は自分達の力で理解しあう努力を、少しするようになった。


小さくて偉大なあいつが死んでから、もう何年経つんだろ。

はやいなあ。


夏の歌Best select:「少年時代」井上陽水

いきもの、万歳!

2005年08月25日 | 「自然」
8月24日

台風前の静けさ。もはや日課となっている
夕方の散歩。最近なんだか集中力がない。

堤防で釣り人が何か上げた様子。アオリイカ。
目測で700グラム。この時期でもまだ釣れるのか…。
寄って来る釣り人、口々に「オスか、メスか」と聞く。
オスと聞いて、じゃ狙ってもしゃーないわ、と談笑。

というのも、アオリイカは産卵期ペアで行動していて
もし先にメスが釣れた場合、オスは消えたメスを探しに
まだ付近をうろついていて、そこへ仕掛けを投入すると
その残ってるオスが釣れる可能性がある、とされている。
逆にオスを先に釣ってしまうと、抱卵中のメスは危険を察知して
いちはやくオスを見捨てて沖に逃げてしまうという性質がある。

この話を初めて聞いたとき、新聞で読んだある記事を思い出した。

餌のなくなった鶏小屋で、つがいの鶏が何を食べて飢えを
しのぐか、という実験。
結果からいうと、オスはメスの産んだ卵を食べようとし、その反対に
メスは卵よりオスそのものを食べようとする、という話。
正確に言うとそのメスは(自分>有精卵>オス>無精卵)という
選択で飢えをしのいだ、という実験結果。

…。

「オスはいつ何時でも、メスに卵のほうを優先されて死ぬ運命にある」

映画「タイタニック」で「なんで男が死ぬんだよう、助けてやれよう」
などと、感涙する彼女の横であの結末に一人密かに腑に落ちなかった
男性諸氏は、こう思って(無理に)納得してみてはいかがでしょうか。


夏の歌Best select:「消える想い」世理奈

暑苦しい部屋。

2005年08月24日 | 「生活」
8月23日

午前中、旧友男(釣り友)襲来。台風抜けてシケ後の
荒食いに備えてタックルとメソッドのミーティング。
今度こそ3キロオーバークラスのカンパチを、と
とてもあつくなる。…室温が。

夜、ドラマ「海猿」鑑賞。
僕の大好き俳優・仲村トオル演じる池沢さん殉職。
えーっ、そんなあ…って感じ。
でもこうやって、唐突に命を落とす職場なんだという
緊張感は感じる。
リアリティ追求すると物語が淡々とするかもしれない
けれど、知らない職業を理解するきっかけにもなって
「海猿」は意味のあるドラマ化だと思う。

最後まで見届けようと思う。


夏の歌Best select:「世界で一番熱い夏」プリンセス・プリンセス

まぼろし犬。

2005年08月21日 | 「生活」
8月20日

作業の合間、夕方の散歩。
海の近く、とある公園に犬が一匹。レトリバー。
首輪付き、でも近くに飼い主の姿はなし。

この前カヤックに乗ってたのと同一犬だったら
おもしろいなー、なんて近づいてみる。
が、警戒してあまり寄ってこない。

無理に近づくのもアレなので、木陰のベンチに
座って涼んでいると逆に近づいてきた。
思ったより人懐っこくて、服が毛だらけになる。
かゆいトコを差し出すので、いろいろかいてやる。
瞳がとろんとして、気持ち良さそうだ。

ところがチョット目を離したすきに、ふっと
姿が見えなくなる。走る音もしなかった。

……。

体が大きな割に、落ち着きのないヤツだ。ハ、ハハ。


夏の歌Best select:「さよならのオーシャン」杉山清貴