誰でもそうだと思いますが、仕事中に好きな音楽を聴いてると集中力が上がりますよね。
最近、僕がやってみて面白くて飽きない(?)聴き方があるんです。
音楽をひたすらリリース年月日順にリストに並べて流して聴くというものです。
とりあえずポップスだけですが、90年あたりから好みもアーティストも楽曲も限定せずただただ順番に並べて聴いてます。
そうするといろいろな効果がありました。
まず、リリース順に並べることで当時の時間の経過を思い出し、記憶の順番や因果応報がしっかりと整理されるのです。
この曲とか聴いてた頃にあんなことしたなとか、あんな目に遭ったなとか、この曲が流れていた頃にはもうその女の子にはフラれていたな…とか。
あとは完全に忘れていた曲の発掘が、完全に忘れていた自分の記憶を思い出すきっかけになったりします。
若い頃の感受性は素晴らしいもので、ラジオやTV、CM曲、有線で流れていた曲、そういうのが一部分だけでも覚えていたりする曲がたくさんあるのです。
そして忘れていた曲には忘れていた過去(=あまり重要ではない記憶)が案外結びついていたりするんですよね。
受からなかったバイトの面接で店長さんの後ろのドアから漏れ聴こえていた有線の曲(面接中そっちに気を取られてちゃ…そりゃあ)とか、1回しか一緒に出掛けたことがないバイト仲間が変なドリフト改造車の中で聴かせてくれた曲(8cmシングルCDなのでA面とB面の2曲をひたすら鬼リピート)とか、仲違いしてそれっきりの友達や仲間、なぜか疎遠になったちょっと仲が良かった女の子とか、レアな記憶がよみがえるわけです。
ほとんどが苦い記憶だったりしますが…。
あとは音楽自体の話をすると、聴いて感じたことは今よりも音楽の流行り廃り、その変遷がビックリするくらい早くて激しいなぁと。
こういう曲調いいなと思っているとすぐ別のムーブメントがきて、好きなものがたちまち古いものにされちゃう感じかなと。
あとは夏とクリスマスを前面に押し出した曲が今より圧倒的に多いですかね、特に90年代前半は。
あの頃の音楽の変遷と、自分の記憶の掘り出し作業をしていると1時間や2時間あっという間です。