ちょっと体調を崩していましたが、完全回復しました。
動きがままならない時間を過ごしたぶん、少しだけですが頭が働くようになったような気がします。
ない頭が少し働いても、たかが知れているかもしれませんが。
僕はこれまでずっと「それはそれ、これはこれ」という自分の割り切りを正しいことだと思って生きてきました。
だから世の中で悪さした人が映像に出たり音楽を作ろうが「人と作品は別」と簡単に割り切れました。
そしてすぐに割り切れる自分はかっこいいと思ってました。
何かを合理的に割り切るときって多分、人は左側の脳で処理してると思うんです。
でも、例えば映像とか音楽とか文字とか漫画とか、喜怒哀楽を巻き込む娯楽は、同時に右側の脳もすごく使ってると思うんです。
そうなるとじゃあ、全部を合理的に処理するなんて出来ない人がいても当たり前で、むしろそれが当然のことなのかもしれないとこのところ、ようやくそこに考え至るようになりました。
そして僕がなんでも割り切れるのはただ単に想像力が欠落していてなんでも冷たく簡単に「他人事」だと思っているからなのだと。
心も思慮も足りない人間なんです。
本当に致命的な欠陥だと思うようになりました。想像力が必要な仕事なのに。
前置きが長くなりました。
このブログ、ある時期までさかのぼると、意味不明なまでのとにかく異様に鼻につくようなリア充自慢ブログだったと思います。
理由は、今なら正直に言えます。
漫画で思うように活躍できていないので書くことがなく負け惜しみでリアルは充実しているぜと吠えている、虚勢なんです。
本当はその書き込みもすべて消去したいところなんですが…。
どうにもマズい数件を除き、自分への罰でいまだに当時の記事を残して恥を晒しています。
僕の漫画を気に入って下さった読者の方が、たまたま検索でこのブログにたどり着き、記事を読んだとして。
「何だコイツ、ブログ読んだら漫画買って損した気分になったわ」と思ってしまっても全然不思議じゃないと思うのです。今では。
ところが当時の自分ときたら、まぁこんななのです。
「それはそれ、これはこれって分けて考えてくれや」
「作品は作品、俺は俺で別物なんだから好きにやるわ」
そんな思い違い(いや思い上がり)をして、それを相手に強要しているのでああいう変なブログを平気でアップしていたんですよね。間違いないです。
作品を購入頂いてることに感謝できていたら、ああいう動きにはならない。
ここ数年は、そういうことを反省しつつブログを書いています。
(だいぶおじさんになりましたが、まだ成長できると信じています)