おこの悠々自適生活

還暦おババがゆるく書いています。
進行性核上性麻痺と共存。

手術日

2013-08-24 21:25:03 | 子宮筋腫
 8月21日。いよいよ手術の日。
 前日緊張で眠れなかった・・・・なんていうことはありませんでした。

 中国人の同僚が「今の医学は進歩しているから大丈夫!大丈夫!」と励ましてくれていた。
 「リラックス!」というメッセ-ジのメ-ルをくださったS子さん、息子の件もひっくるめて色々心配してくれたSちゃん。
 息子が通っている施設の職員、そして私の主人であるダン。心から感謝します。

 当日は息子の飲料などがないことに気付き、早々とイオンへ買い物に行く。
 帰路、元同僚と会う。「これから手術するの。」と言うと大変驚かれた。
 
 一泊二日の入院で、荷物も少し。私はサンダル履きで病院の門をくぐりました。

 ディナゲストを飲んでいたものの、私は生理になっていました。だけど生理の大きな山は越えてた感じ。
 前日、ビックリするぐらいの塊が出ていたので・・・・。「やっぱり私の子宮はなんとかしないとな。」と自分で戒めることができました。

 8時50分に入院手続きをし、すぐさま医師の診察を受けました。
 内診をしながら、「内膜が薄くなっていていい状態よ。」と医師は言ってくださった。
 続けて、子宮口を広げるためにラミナリアを挿入されました。少し痛かったけど、経産婦だから・・・我慢しないとね。

 6人部屋の角のスペ-スに案内されました。
 その位置は一泊二日で退院していく婦人科系の患者であることは病室のみんなが知っているようでした。

 私は2時間かけて点滴を受けました。前日の夕飯より絶食。当日7時より水分を摂取することさえ禁止でした。

 私は生理でしたので、あっという間にラミナリアが膨らんだんだと思います。

 ダンが手術直前に病室に来てくれました。「生理で結構広がっちゃったかな。」と告げたら、ややこわばった表情になりました。血を見るのが超苦手な人なので仕方ないですね。

 午後1時少し前に迎えが来ました。
 手術着にタイツを履き、髪を覆うネットをかぶり、ナ-スとダンと3人で手術室へ向かいました。
 
 手術室の前でダンと別れ、手術室入口のラインのこちら側でナ-スと別れました。

 手術室に入ると雰囲気は別世界でした。

 というのも、あそか病院はナ-スも含め全体的に庶民的な感じがする病院だったのです。

 手術室だけは違いました。

 スタッフが何人もいる感じ。たかが子宮筋腫の手術をする私のためにこんなにスタッフがいるの??

 手術室には私があらかじめ選んでおいた音楽が流れていました。ショパンの名曲集を選んでおきました。

 この女性は看護師ではないな?医師のたまご?順天堂の生徒さん??

 私は自然と目に涙を貯めていました。それは「怖いから。」ではなくて、「しっかりしないと。」と自分を戒めるための涙だったと思います。

 私の口にマスクがあてがわれた。「大きく深呼吸してください。」と言われたけど、苦しくて吸えない。

 そのうちに左腕に注射をされていることがわかった。「本当に麻酔効くの?」

 ここから私の記憶がなくなりました。

 「OOさん、終わりましたよ~。」という掛け声で私は目が覚めました。

 咄嗟に私は 「今何時ですか??」と聞きました。「3時です。」と返答がありました。

 私は息子のお迎えの時間が気になって心配になりました。

 手術は一時間の予定でしたが、2時間もかかっていたのです。

 予期せぬ出来事があったようです。

 それは子宮内膜だけを焼いていたところ、筋腫が飛び出してきたそうです。その筋腫がこぼれだすような感じであり、それを食い止める術もしなくてはならなかったようです。

 筋腫は抱えていたおおよそ4分の1ほど取り出せたそうです。30グラム。

 ダンはその筋腫片を見たそうですが、「鳥のから揚げみたいだった。」と表現していました。焼かれているんですものね。

 病室に帰った私は何度もダンに「今何時?」と聞きました。

 それからお腹にすぐ痛みが来たので、痛みどめを打ってくれるようにナ-スに懇願しました。

 あとは吐き気。暑苦しくとタイツを脱がして欲しいと勝手なお願いばかり言った。

 ダンは息子の迎えのために3時半で病室を去りました。意識朦朧のなか、私は一人で夕方まで過ごしました。

 続く・・・・・


手術の予約を入れる

2013-08-23 22:06:08 | 子宮筋腫
 MRIはあらかじめ撮っていましたので、そちらを持参。
 内診の結果、子宮を摘出しなくても 「子宮鏡下内膜焼灼術」でいけると先生はおっしゃいました。

 その場で手術の予約を入れました。

 子宮内膜焼灼術・・・・MEAとも言います。詳しくはココもしくはコチラ

 お腹にメスを入れなくてもいいんだ。でも全身麻酔なのね。

 昨年度の春に保険適用となったばかりの新しい手術方法で、ネットで検索してみても情報量が少ない。

 あそか病院は順天堂大学と連携している。だからかなり安心してゆだねることが出来たような気がします。

 手術を決めた日の二日後、私は生理開始二日後から 「ディナゲスト」という子宮内膜を薄くする薬の服用を開始しました。

 どうか・・・また副作用に悩まされませんように・・・と願いながら。


決心する

2013-08-22 19:56:38 | 子宮筋腫
 ピルも体質的に合わない。
 ピルを飲んでも経血量が多い。

 この時の主治医は私に「子宮全摘出」をすすめてきました。
 それは私の誕生日の日でした。

 しかし、案外私は「全摘出でもいいかな。」とあっさりしていました。
 過多月経にウンザリしきっていた・・・このことに尽きましたね。

 かかりつけの病院では帝王切開の手術しかしていないということでしたので、3つの病院を紹介するから選んでおくようにと・・・。

 順天堂大学病院 臨海病院 あそか病院。

 順天堂は大変混雑しているので有名でした。一年待ちは当たり前ということで消去。

 臨海病院は通っている知人が結構いる。
 卵巣の具合が悪くて入院した知人曰く、個室しか空いていないということで入院。30万円ほどかかったということを聞き消去。(金額で決める私って・・・・・。

 これと言って深いリサ-チをすることもなく、私は東京都江東区にある、あそか病院に決めた。

 紹介してくださった先生は女医先生でした。

 ダンは手術の技量は女より男のほうが上だと思うと言いだした。正直、私もそう思える部分があった。

 そして、7月10日。私はあそか病院の門をくぐりました。

 あそか病院の印象は街の総合病院という感じ。老人施設も併設しているためお年寄りが多いです。

 そして不思議な病院・・・・・。
 3階に婦人科、眼科、泌尿器科、耳鼻科、歯科医が所せましと並んでいる。
 ダンも同様な言葉を言った。

 続く・・・・・。


過多月経のための手術を受けます

2013-08-16 21:58:30 | 子宮筋腫
 このブログにも書きましたが、私は子宮筋腫を持っています。
 大きいので5センチ弱。その他の大きさが6個以上あるとのこと。

 最初に違和感を感じたのは5年ほど前のことです。なんだかお腹がシクシクすることに違和感を感じていました。

 心配性の私はすぐさま婦人科へ行きました。

 診察していただいたところ、筋腫、2センチ一個。1センチ一個、合計二つあることがわかりました。
 この程度の筋腫なら、たいしたことはないし、40代の女性なら大抵持っているという話でした。

 医師は「シクシクが続くようなら、婦人科ではなくて、泌尿器科へ行ってみてはどうですか?」と提案してきました。

 シクシクはそれほど強烈でもないし、婦人系でたいしたことではないということがわかったのでほおっておくことにしました。

 私は11歳で初潮を迎えました。10代の頃は生理痛が酷くて学校を休むこともありました。

 20代から40代まで生理は不順なほうで、2か月に一度という感じのペ-スでした。

 OO日周期で、決まった日に来る・・・という話が私にとって不思議な感じで捉えていました。

 排卵日や生理を予測するのは、基礎体温でもつけなければわからない状況でした。

 40代の半ば頃から生理周期が短くなりました。間隔が狭まったというか・・・・。

 25日周期で生理が来るようになりました。

 それでもスポ-ツは出来ていたし、量的にも「普通かな?」と思っていました。

 しかし、40代後半になってくると、私の生理の様子が変わってきました。

 出血の量がとても多いのです。また、生理の期間は2週間続いてしまったり、生理が終わって一週間後、またヘビ-な生理が来たり・・・・。

 当たり前ですが、私はあっという間に貧血になりました。

 家族にも、生理が普通でないことに気付かれました。
 「いつも生理じゃないか!」とうちのダンに言われました。

 それは毎度の旅行の時、決まって嬉しい時に生理がやってくるのです。

 検診は年に一度の割合でしていました。

 筋腫は毎年大きくなっていきました。それに伴って経血量が多くなっていったのです。

 いよいよ、今年の私の誕生日の日、かかりつけの医師に「子宮全摘出」を薦められました。

 その理由は私がピルなどのホルモン系の薬に副作用を起こすことでした。

 最初は 「ルナベル」の服用から始めましたが、起床時の酷い頭痛により、一週間ほどで服用をやめました。
 頭痛のみならず、目も腫れぼったくなった感じがしました。

 次に試したのが 「ヤ-ズ」でした。これは服用して3シ-ト目でやはり頭痛により飲めなくなりました。

 注射で筋腫を小さくしていく方法の選択肢もありましたが、私がホルモン系統の薬で副作用が出やすい体質なのがわかったので、選択しませんでした。

 月に一度の注射で一回、11000円、それを半年続けるなんて・・・・。   続く。