「生き方を知る」ということ~就職活動の本格化に対して思うこと~

2011-12-01 22:22:54 | 自分の思想をめぐる冒険
こんばんは。

めっきり寒くなりましたね。


既にいろんなメディアが取り上げていますが、今日は13年卒業の学生向けの、就職活動(説明会)が解禁の日でして。


せっかくの機会なので、僕がいろいろと思うところを、書き綴りますね。

伝えたいことは
・就職だけが選択肢じゃない
ということと、
・「人」に出会う、という経験を重ねてほしい
という、二つの点です。


この二つのことに入る前に、僕の、この一年あまりのことを簡単に話します。

僕は現在大学四年ですが、就職活動は殆ど行っていません。(一時期だけしたことありましたが、肌に合わないので辞めました)

で、この一年間、何をやっていたのかというと、
①立ち上げ間もない会社でのインターン
②今年の春休みにインドに行って、日本を紹介するフリーペーパーを配布
③奈良で外国人観光へのアプローチ模索(起業?)
って感じのことです。

もちろん他にもいろいろしていましたが、いわゆる「仕事」的な意味でのコミッションです。

もともと、「大学出たら就職だけが生き方なんかな?」と思っていたのですが、

とある縁で、去年の秋口(まさに10月、就職活動が解禁される頃)から、小さな会社の立ち上げに関わる機会を頂き、
(現在も継続中)
そこで見た世界で、「起業」という道が自分にとって、とても身近なものになった、ということと、

もともと「日本の文化とかを、興味持っている外国の人に伝えたい」っていうことで、インドに行って
勝手にフリーペーパーを作って、配布して、

そして現在、逆に「日本に来る外国人に対して、関わって行きたい。それを仕事にしたい」っていう思いがあって、
神戸在住ですが、奈良での繋がりを少しずつ作って、どうやっていこうか、と考えている最中です。
(その中で、就職という選択肢もあるかな、とは思っていますが)


今から述べる、二つのことは、この一年で実際に感じたことで、是非とも皆さんに読んでもらいたいですし、

それをもとに、実際に動いてもらいたいとも思っています。


①就職だけが選択肢じゃない

メディアは「働き方を考えるのは生き方を考えること」と謳って、就活サイトのオープンを告知していましたが、

本当に「生き方(仕事)」を考えたら、会社員(サラリーマン)」っていうのは、無数にある選択肢の、一つでしかないんですよ。

大手メディアは、「就職」という選択肢しか見せていませんが、

この世界には他にも、
フリーランサーで仕事をされたり、
起業家として活躍されたり、
旅をしながら生きたり、
作家として創作活動をしたり、
海外に渡って仕事を創ったり、
NGOの職員をされたり…

と、本当に無数の生き方があります。

どのような道を選ぶかは、もちろん人それぞれで違っていいですし、
「私はこうだと思う」という思いがあれば、それでいいと思います。

ですが、心に留めておいてほしいのは、
会社員は、あくまでいろんな選択肢の一つ
だということ。

自分は選ぶ側である
ということを、忘れないでいただきたいです。



②「人」に出会うの経験をしてほしい

就活サイトを通して知るのは、結局「会社」でしかないと思います。
どれだけ「就職だ」と言っても、サイトを通してあえるのは、あくまで会社、
そして、その会社で採用担当をしている社員だけです。

でも、その人たちだけで世界が動いているわけではありませんし、
他にも、上に書いたような人たちが、沢山いらっしゃいます。

そこで、そのような「人」に会う、ということをしていただきたいです。
例えば、自分で会社を経営している人。
旅をして生きている人。
作家やデザイナー。

今はSNS(特にTwitter)を通して、そのような人をはじめとした「個人」に、簡単に会える時代になっています。
だからこそ、学生の時期にそういう人に会って、いろんな「生き方」を知ってほしいのです。

(僕もインターンを通して、起業家という人と身近に関わることができ、ものの見方が増えたと思っています)

個人と個人、という関係で会うと、基本的に何でも話ができると思います。
別に、就職を前提にいいところをみせなくていいのですから、

どんな仕事をしているのか
人生で楽しかったこと、辛かったこと
はたまた、悩みの相談など…

なんでも話せると思いますし、相手も、そういう考えや言葉を精一杯受け取って下さると思います。

そういう風に人と会い、繋がることができる時代になっているので、
これを読んだ皆さんも、いろんな「人」にあって、「生き方」を知って下さい。


パソコンにはりついて会社を選ぶよりも、実際に人と会って生き方を知る方が、
比べものにならないくらい重要です。
(これは何も、就活をしている学生だけに言っているわけではなく、置かれた環境関係なく、心に留めていただきたいです)


ちなみに僕は、就職活動には疑問を持ちますが、就職に関して否定的な考えを持っているわけではありません。

就職というのは選択肢の一つとしてあると思っているので。

ただ、繰り返しになりますが、
あくまで、数ある選択肢の一つ
だということを、知っていただきたいです。


数ある選択肢の中から「自分はこんなことがしたいから、こういう道を選ぶ」
と胸をはって言える人が、もっともっと多く出てきてほしいです。


何か感想などありましたら、ブログのコメント欄までお願いします。


(今回の記事に関連して、以下の記事もご覧になると良いと思います)
就職活動をしないという生き方~2013年就活の始まりを受けて~

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