お金のありがたみ

2011-12-23 15:37:34 | 自分の思想をめぐる冒険
お金のありがたみを知るのって、二通りあると思うんですね。


一つ目は、仕事をしながらお給料を頂くこと。


二つ目は、仕事をしてもお給料が入らないこと。


この二つです。


特に後者。いきなり出されたら「えっ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、起業とかをすると、最初は自分にお金が入ってこないことも多いんですよね。


僕は、小さな会社の経営者に何人かお会いしていますが(今のバイト先も含めて)、

自分の月給がゼロ円

みたいなことがザラにあるらしいですね。


これって、想像できますか?


ちなみに僕は、起業経験もなく、今も学費を親に払ってもらっている(厳密に言うと、自分名義で貯蓄しているお金を、親に管理してもらっている?)身でして、

バイトをして幾分かのお給料は頂いていますが、


「仕事してるのに自分の手取りがない!」


という経験は、今まではありません。


まあ、世の中の多くの人は、最初に挙げた二種類のうち、前者に該当すると思います。

でもその中で、「お金を頂くありがたさ」を実感している方って、どれくらいいるんでしょう。
こういうのって統計取っているんやろうか。


何が言いたいか、というとですね、


「お金って、手に入らない状態を経験しないとありがたみが分からない」
と思うんですね。


僕も現在、インターンで、少しだけ仕事に関わる機会を頂いてますが、

立ち上げて一年くらいの会社で、お金もまだ回っておらず、お給料もほぼ、いただいてないんです。
(若干の手当だけ、いただいています)


今まで、親も会社員で給料もらっていて、僕もバイトでお金を頂いた経験しかない自分としては、
この経験は衝撃でした。


そして「起業」を考えていた自分にとって、「仕事をしても給料が入らない」という事実を知ると、これは結構怖い訳ですよ。



だって、仕事しても給料入ってこないんですよ!



基本的にチキンな自分にとって、この事実は本当に重くのしかかりました。


で、ここから話を翻すと、「仕事をしてお金を頂く」っていうことが、当たり前のことじゃないんやな、ってことに気づいたんですよね。


たとえば、大学を出ていきなり、月20万くらいのお金を会社から頂く(手取りは減ると思いますが)。


これって、何も当たり前のことじゃないんやなー、って思うと、


仕事をしながら、給料を頂くことって、すごく貴重な経験やねんな、と思うようになった。


一番思ったのは、
22歳くらいから十年くらい、「月給20万が当たり前」の世界で過ごしていて、起業してお金が入らない状態で生きて行っている人って、尊敬する、ってこと。

同じ経験なら、大学卒業してから無一文の状態を経験して、自分の挙げた収益でお金のありがたみを知るのも、面白いのかなあ、とも思った。


どちらにしろ、仕事している時も、「給料は入って当たり前」って考えはしたくない。

「どうやって、自分に給料を出すシステムを作っているんやろう」とも、考えるきっかけになる。


この前、奈良に縁のある方とお話ししていると、「起業したいと考えているならなおさら、一度雇われる立場を経験したほうがいい。どうやって社員全員に給料を出しているのか、ということも知ることができる」とおっしゃって、

本当にその通りやな、と思いました。


もちろん、どの道を選んでも勉強できることはあるし、それを自分の力に変えて行ったらいいから、
選ぶ道なんて、どっちだっていいとも思う。

その中で、しっかりと取りこんで、自分にとってのプラスに変えていきたい。


就職活動するときとかも、どれだけ給料いただけるのか、ってことは考えると思うけど、

それだけやったら不十分なのかな。


ひとまず、22歳でこういうことを、感覚的にでも理解できたのは大きな財産だと思っています。


んー、もうちょっとうまく言葉にしたいな。ぐだぐだ(笑)

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