How to commit to our society ~会社社会からの変貌を~

2012-01-19 23:45:02 | 自分の思想をめぐる冒険
最近徐々に夜更かししていて、今日は早く寝ようかとも思ったけど、

昨日から急に考え出したことを勢いで書いてから、寝床に就こうと思う。(夜更かし決定w)


タイトル。

今回、主題はあえて、英語で書きました。

その理由は一つ。


この表題、日本語に直すと「どうやって社会に関わるか」ということになるけど、

自分の中では「社会」という言葉が、いろんなことをブラックボックス化するやっかいな言葉やから、使いたくなかった、という、それだけの理由。


いきなり余談ではあるけど、そもそも「社会」ってなんやろうと思う。

いや、厳密にいうと「社会人」っていう言葉。


「社会人」って、英語にはないらしい(他の言葉は知らないw)。

直訳するとしたら、Social person とでもなるんかな。


でも確かに、こんな言葉英語を勉強していて見たことない。


よく言われるのは、「日本では社会=会社であって、いつしかすなわち社会人=会社員を指すようになった」という言説。

この一言は、確かに当を得ていると思う。


何かの交流会で自己紹介をするときに、


大学生は「学生です」っていう。


会社勤めの人は「社会人です」って言う(あるいは「会社員です」かな)。


教師してる人は「社会人です」って言うかな。たぶん「教師です」っていう人のほうが多いと思う。


公務員。絶対に「公務員です」って言うはず。(僕自身、殆ど会ったことがなく、推測ですが)


定職に就いていなかったらたぶん「フリーターです」って言うんでしょう。




でも。


この地球に生きている限り、僕たちはどんな立ち位置にいても「社会人」である、と思う訳です。


(ちなみにデジタル大辞泉では、
「社会=人間の共同生活の総称、また、広く、人間の集団としての営みや組織的な営みをいう。」
と書かれている。)

会社勤めの人は、経営組織の中で世の中に対して価値提供しながら、報酬を受け取っているし、

教師の人は、学齢期の人に対してものの見方、考え方を教えて、将来の国(世の中)を担う人材育成をおこなう。

公務員は、国民(住民)のお金を使って、この世の中をよりよくするために仕事をしている。

学生だって、今は学生団体に参加するなどして、いろんな方法で仕事をされている方や地域で暮らしている方と繋がって活動している人も沢山いる。

などなど。



しかしどうも、上の例にも挙げたように、

今の日本では「社会人=会社員」という暗黙の了解(?)が強く蔓延っているとしか思えない。




ここから本題。


世の中に関わる方法って、何も会社に勤めることだけが手段ではないはずだと思う。


例えば、旅人の高橋歩。


僕が思うに、この人はとても、世の中に関わっている人であると思う。

(ん~、なんか「世の中に関わる」って表現も、いまいちピンとこないけど)


一般的に、「大学卒業してふらふら旅なんかしないで、きちんと仕事しなさい!」って言われるのがオチだと思うんですね。


これはつまり、「旅をする=自分勝手」みたいなイメージがあるんやと思う。


でも、高橋歩に対して、そんなことをいう人っていないんじゃないかと思う。


彼がすごい部分っていうのは、


会社も作って、ある程度のお金も回しているし、

本を出版して、それをいろんな読者が手にして、「自分もこんな風に生きたい!」って思う人を増やしているところ、やと思うんですね。

そういう意味で、今の日本では世界一周だとか、休学して海外行くだとか、


そういう生き方がある程度認められてきていているという点では、


そのように動いている彼ら彼女らも、しっかりと世の中に関わっていることになると思うんです。



いわば、作家だって本を書いて世の中で価値を認められているし、


自営業で通訳業されている人だって、その人がいなければ、いろんなコミュニケーションが取れなくなってしまう。


そういう意味では、いろんな状況で、肩書きで仕事をされている人も、学生だって子供(小中学生)だって、

みんなが世の中と関わりを持っているはずやし、その事実をもっと、受け止める必要があると思う。


そのうえで、「自分がどうやって世の中に関わって行こうか」って考える必要があると思う。


そこからゆくゆくは、「仕事を何にしようか」ってことに行き着くと思う。



すなわち、仕事とは「世の中に何らかの形で関わること」ということであって、それは必ずしも「会社勤め」でなくてもいい、と思う。(経済的、現実的問題はここでは置いておいて)


今は若い人(20代くらい)の中でも起業意識が高まったり、はたまた海外に単身打って出る人もいたりして(全員が全員では、もちろんないが)、

そういう人たちが共通して持っていることは「自分はどうやって世の中に関わって行こうか」ってことなんではないだろうか、と思う。


僕の友達の八木俊祐だって、一年半かけて地球をぐるっと回っているけど、彼だって単に旅しているだけでなく、その様子をブログやSNSを使って、広く(主に)日本人に対して発信している。


これだって、すっごく尊敬できる、世の中への関わり方やと思う。


社会起業っていうスタイルも、何かを行うことによって、世の中の仕組みを少しでも改善したい、変えたい、っていう思いがあって、確立されてきている方法なんじゃないかと思う。
(僕がしたいのも、突き詰めるとここに行き着くと思う)


そこには、「金儲け」が先にあるのではなく、「人との繋がり」とか「価値の創造」だとか、そんなキーワードが前に出てくると思う。


旅をしてる限り、毎月決まった給料が口座に振り込まれる訳では決してない。


けれども、その様子を発信することで「自分も何かしてみたい」って風に、心の持ちようも変えるのは事実やろう。


前の記事人と仕事とお金にも少し書いたけど、

高齢者の村で宅配をして、住人が思う不便さを少しでも改善するとか、


そんな小さなところかでも、少しずつ変えて行くことは可能やし、


それこそが「世の中との関わり方」、すなわち「仕事」そのものになってくると思う。


日本では普通に就職活動が行われているけど、


これは世界のほんの一面しか見せていなくって、


会社員を勤めることだけが、仕事では当然ないよね。


もっともっと、広い世界を自分で見て、知って、人から見せてもらって。


その上で、「自分はこんな風に関わって行きたくて、そのためにこれを仕事にしたいんや!」って風に考えていきたい。


自分も、みんなも。



50年くらい前の高度経済成長時代からバブル時にかけては、「産業の発達」を進めることで、人の生活が豊になり、結果幸せになる、というのが世の中の共通認識であったと思うけど、今は必ずしもそうではない。


当時は、産業発達のために会社組織を活用しないといけなかったかもしれないけど、今は必ずしもそうではない(様々な選択肢がある)。


もうちょっと考えながら、徐々に形にしていきたい。

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