歴史

2009-01-31 21:32:11 | 小さなこと
神将の先輩がブログに書いていらっしゃいましたけど、歴史に対する僕の認識はちょっとち違うかな。十人十色、といえばそれまでなんでしょうけど。

以下、論理が定まっているとは思えないですが、だらだらと書かせてもらいます。

僕は、世界史は好きですけど日本史は嫌い。理由は「日本の歴史は横の流れがない(と思っている)」から

これも歴史が好きか嫌いかの意見の一つに過ぎないんでしょうけど、日本史っていうのは、基本的に国内の歴史(当たり前ですが 笑)を扱って、しかも平安時代は平安時代、江戸時代は江戸時代、という風に一つのまとまりとして見ているから、縦の流れしかなくて、僕は嫌いですね。

だって、世界史だったらヨーロッパ、アジア、アメリカとか、いくつものファクターが複雑に絡み合って一つの歴史が作られていますけど(先の環大西洋文化論でもヨーロッパ、新大陸、アフリカなどの様々な地域が同じ時期に違うことをしていて、それが絡み合って新たな思想が出てきたりしている、ということを学びました)、日本の歴史って、平安時代の摂関政治のときはそのことだけ、江戸時代にしてもいろんな将軍が「○○の改革」みたいなのをやった、みたいな感じで、どうも一つの場所でおこなわれていることしか教えられないですから、つまんないのです。

あと、日本史は人が主役ですしね。

世界史だと人が主役、というのもありますが(アレクサンダー大王やカエサルなど)、それ以上に国(国家)、さらに資源、というファクターを主体にすることができますから。

資源、というのは、先ほども述べた環大西洋~で、砂糖をメインファクターにしたイギリスの近代化について知ることができる、というもので、この手法は大学に入って初めて知りました。

だって日本史だったら、国がファクターとなるのはせいぜい戦国時代(日本が一つの国ですから)で、資源、なんていうのは聞いたことがない。

といっても僕は高校で日本史をこれっぽっちも勉強していないので偉そうなことは言えないんですが。

とても、歴史を学ぶことの意義について書いた文ではないですけど(笑)

さらに言うと、歴史って世界史と日本史だけじゃないでしょう。

僕は、例えば好きなプロ野球チームの歴史を知ったりするのが好きですし(昔の名勝負を知って感動したり)、さらには趣味の範囲である夜行列車については本を読んでいるうちにおのずと知りましたね。

夜行列車の歴史を例に取ると、
当時の社会的状況と、夜行列車が走っていた要因とかをオーバーラップすることで、現代との違いを比較して考えたり、
「昔はいい時代があったんやな~」と感慨に浸ったり。

でも、歴史を知ることで、今の時代に求められている夜行列車象を空想したりすることはできますから

これはほかの歴史にも通じるんじゃないかな、と思います。

歴史って、何も国や人の年代記じゃなくて、その時代に流れていた様々な思想や、背景に存在していたことをくみ取ることなんじゃなのかな、と思います。

だからぼくにいわせれば、時代背景の違う現代で全国に新幹線を張り巡らせるのはナンセンスだと思っています。

だって、「地方の時代」といわれているこの時代に、地方を平気で通過する新幹線を作るって、一目矛盾しているとおもわないですか?

飛行機にしても、高速道路にしてもそう。

歴史を学ぶ一つの目的は、時代背景とか環境とか、いろんな要素を解釈することで今の時代に何が求められているかを考えることなんじゃないか、と思います。

特にこれは近・現代史に言えることなんでしょうか。

僕はこんな風に考えています。

最新の画像もっと見る