Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

目的による茶筅筒の使い分け

2014年01月08日 08時54分07秒 | アイテム
昨日の続きです。

昨年入手した岩渕さんの茶筅筒、やっぱり軽い。

手にしっくり馴染んで、いい感触♪

でも、フツーサイズの茶筅を入れると、
収まらない。

何故なら、これは野点用の茶筅用の茶筅筒だから。

実はこれに気がついた時、軽くカルチャーショックを受けた。

確かに、世間で野点セットとして売られている道具組はある。
1セット持っている。

美術館で昔の人が使った茶箱はよく鑑賞する。
確かに、道具組は小ぶりだ、

稽古で習った茶箱点、雪月花は茶碗は小ぶりだ。
でも、茶筅はフツーサイズだ。

更には卯の花点、和敬点はフツーサイズの茶碗を使う。

ん? あれ?

いやいや、流派の点前としてする茶箱と
実生活で楽しむ茶箱は別に考えないと。

重くてフツーサイズの茶筅が収まる茶筅筒は
あくまでも茶箱点用に造られた点前道具なのだ。

と、当たり前のことに気がついた。

だから、実生活で自宅外に道具を持ち出して茶の湯を楽しむなら、
一旦、習った茶箱点は全て捨てて、
別個に応用の工夫や、用途を考え、バランスとセンスを考えた
道具組を自分の頭で考えて取り合わせていかないと、

自宅外の茶の湯は楽しめない。

ということを、この茶筅筒は教えてくれた。

そう気がついたタイミングで、また次なる道具と出逢うことになる。

私の自宅外の茶の湯、「軽茶(かるちゃ)」で展開しようとして、頓挫した。

根本的な違いをわかっていなかったから、チグハグになってたんだなぁ。


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茶筅筒の底

2014年01月07日 08時46分56秒 | アイテム
寒い~。

朝起きても、外が暗い。

今朝の日の出は6:51だそうで、
今時分が1年でもっとも夜明けが遅いそうな。

去年も年明けはキツかった。
今年は年末働いた関係で年明けはしんがり。

かなり出遅れ感あり。

?、!、!?、?

の繰り返しで1日が終わって、

XPから7になって、便利にはなった反面、
まだ使いこなせてないし、
ディスプレイが大きくなって、
見易いかと思いきや、目がチカチカするぅ!?

いやいや、今日もがんばるノダ。

と思いつつ、職場へ向かう満員電車の中。

とても茶道気分にはなれず、
どーしよ~と困っていた時に
「あ、そうだ」

こんなときにこそ書きたいことがあった。

茶筅筒。

今朝、出勤前におもむろに取りだす。

やっぱり、重いなぁと感じる。

昨年買った茶筅筒の軽さを知っただけに
尚更そう思う。

でも、重い茶筅筒には機能が備わっている。

それは底。

穴ではなく、丸ごと面なし。

だから、通常サイズの茶筅の柄がスッと抜けて、
穂先が茶筅筒に納まる。

そこが最大の利点♪

続きはまた後日~


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茶筅筒

2013年12月04日 09時50分06秒 | アイテム
10月に買った茶筅筒(左)

箱入り娘です。

右は前から使っている茶筅筒(プラスチック製)。

持ち比べると、箱入り茶筅ちゃんの方が断然軽い。

ただ、使い勝手に少々難点がっ~。

てか、そう感じてしまう私の方がヘンなのかも。

某人曰く「発注する時に寸法を指定すればいいのに」

だって、オーダーメイドじゃないもの。

問題は底。



どこに難点あるかはまた後日?

でも、野点用の茶筅ならノープロブレムだし。しかし

まぁ、道具の使い勝手は工夫次第だから、
むしろ茶筅筒が軽くなって、他も取り合わせて、
軽量茶箱セット←茶箱点はできないけど
が出来上がり♪

それが嬉しい。

ただ、なかなか持ち歩く機会に恵まれないのが悲しい。

3日連続夜勤明け。

今回は気力体力供に燃え尽きて、
寝不足ゆえに頭痛がひどく。

今回は帰りに美術館♪はなし。


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ギフト

2013年04月23日 00時47分50秒 | アイテム
春は出会いや別れ、門出が多いとは云うけれど、
この三日間、贈りものの出費ばかりしている。

その中の1つを買いに、昼休みに銀座コアへ。

銀座香十 サイト

小洒落たお香(線香)がお手頃価格で買える。

銀座はこういうお香の店が他にもあるけど、
私は正式な香道具も買えるところがよいので、大抵ここ。

鳩居堂は正統派過ぎて、遊びがないので。
白檀栞はたまに買うくらい。

贈る相手は社中の相弟子。

しばらく日本を離れることになったので、餞別。

帰ってくるので、それまで稽古場を絶やさないでね。

だから、本当の餞別は渡したくない。

茶道具をまず考えたけど、輸送リスクの高さと使用頻度を推測して却下。

炭手前や且座、仙遊で一緒にお香を聞いたことが妙に思い出される。
だから、日本を懐かしめるようにと。

猫弁で3分20秒、稽古場が出てきた。

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お稽古場で主菓子を持ち帰る時は

2013年02月27日 05時41分47秒 | アイテム
名前は「残菜入れ」という。

だから、茶事の懐石料理で食べ残した物を入れるものかと、
ずっと思っていた。

これは最初に茶道を習った先生からいただいた品。

使わずにしまいこんでいた。

後から「ちょうど主菓子一つ分だ」
と遅まきながら気がついた。

最近、稽古場で残った菓子を持ち帰ることが珠にある。

そのままカバンに入れると潰れちゃう。

これに入れればいいじゃない、

折り畳み式だし。
起こして菓子を入れれば使える♪



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新しい草履

2013年01月18日 07時37分27秒 | アイテム
普段履きの草履がボロボロになったので、
新しいのを買いに行った。

裏側が靴底みたくなっていて、
鼻緒も指が痛くならないタイプ。

3,990円と懐にやさしい価格。

唯一の欠点 は品揃え。
タイミングによっては、派手な柄しかない時もある。

今回はわりと当たり?

だって、色無地が多いんだもん。

明日は初釜(もどき?)

なんとなんと!濃茶点前をさせていただきます。

しかも、長板草荘。

考えてみればあまりやった事がないので、
さすがに教本で予習中。

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漆器は食器

2013年01月03日 09時53分58秒 | アイテム
久しぶりの6連休。

自宅の掃除もできたし、親孝行もできたし、仕事から少し離れて気分転換もできた。
概ねよい休暇。

その分、blogの方が

そろそろ"らしい”ことを書かないとなぁ。

昨日、箱根駅伝観戦の後、これまた久しぶりに映画を観に行った。
『大奥』

眠くて眠くて

途中で意識が飛ぶも、シャカシャカ~という音に目が覚める。

唯一の茶道シーン。


くぅ 見逃した。

でも、エンドロールでチラッと見た。

庭園が一望できる建物の中で台子の前で点前をする右衛門佐。

もちろん客が将軍だからの格式の高さとはいえ、
たぶんフィクションがかなり混じってる(←そもそも映画そのものの設定が男女逆転なんだけど

こういうリラックスした場での台子点前もあったのかなぁ。

なんて、ぼんやり思った。

ちなみに、今年の点前の稽古は台子を用いる奥秘よりも
その基本にある四ケ伝に重点をおきましょうという申し合わせ。
(もちろん賛成

それと、後は食事のシーンかな。
お膳。

当たり前なんだけど、御飯飯椀~つまり漆器なんだよねぇ。
違和感はない。

初めて茶事を経験したとき、御飯が塗りのお椀に盛られているのが少し「?」だった。

だって、普段の生活ではセトモノ(陶器というか、磁器)だから。

そういえば、子どもの頃に見た大河ドラマで木のお椀で御飯を食べているのを見て違和感だったなぁ。
たしか戦後時代の設定だった。

昨年末に読んだ『中国と 茶碗と 日本と』(彭丹著 小学館 2012年刊)を読んで得心した。

そもそも飯椀から飯碗になったのはそう古い歴史ではない。

ずっと、木の椀で御飯を食べてきた歴史がある。

そう気がつくと木椀が愛おしくなって。

昨年末に買った輪島塗の木椀。
(奇数がよかろうと3つ。まぁ、5つ買うほどのお小遣いも持ってなかったし


大きさは飯茶碗を2回りほど大きくしたぐらい。

御飯は盛らなかったけど、鍋料理の取り皿。
雑炊にした時の取り皿。

善哉もこれで食べた。

サラダや和え物を入れたり。

普段使いの何かと重宝しそう。

漆のよさをしみじみと味わいたい器。

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お茶には着ない着物が出来てきた

2012年12月30日 09時17分18秒 | アイテム
特注品の付け下げが出来た。

江戸友禅(東京手描友禅)。
全通の袋帯に合わせて、仕立てたもの。

着物は何枚か持っているけど、
いずれも茶道仕様。

つまり、お茶以外の場に着ていけるものがあまりない。

訪問着はまぁいいんだけど、フォーマルすぎるから。

もうちょっと気楽に袖を通せる着物がほしいなぁと思って。

しかし、これで今年の衣料品費の90%!!

洋服はユニクロばっかりだったから。

来年はマトモなお洋服も買いたいな。

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茶道稽古には白い靴下、でも黒い靴下も必要

2012年12月19日 08時10分01秒 | アイテム
仕事から帰ったら、慌ただしく洗濯。

茶道の稽古着、茶事の裏方で着た服装。
宿直室に泊まったことによる諸々。

月曜日は洗濯を抱えて帰宅。

火曜日の夜は干した洗濯物の片付け。

黒い物がやたら多い。

実はずっと黒い服装がキライだった。
数年くらい前までは喪服以外持ってなかった。

よく「黒い服はおしゃれ」とか「黒い服を着こなす人はセンスがいい」
とか言われるけど、

凡人がやたら黒い服を着たがるのは、
自分の個性を把握して生かす思考を放棄した田舎もんだ。

と、思っている。

今もその考えは変わっていないけど、黒を着る事が多くなった。

それは洋服に対して、ある意味「放棄」したのと
茶事の裏方で黒い服を着なければならないのなら、
その中で自分に似合う黒い着こなしを模索してやろうじゃないか。
と考えたから。

まだ道半ば。

その中で、悩ましいのが黒い靴下。

茶道の稽古には足袋代わりに白い靴下を履く。
一応、新品を二足用意しているけど、
最近は足袋を履いてるので、出番がない。

対して、黒い靴下は裏方の時は三枚重ねて履きなさい、とのこと。

外に出て足元を汚したり、掃除で汚れる。
履き替えるのではなく、脱いでいくのだと。

だから、今回は5足持参した。
脱ぐことはなかったけど、足元温かくて助かった。

だけど、普段の生活ではあんまし履きたくないなぁ。


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来年の干支と勅題

2012年11月14日 00時00分40秒 | アイテム
茶道文化検定の解答速報は11/15(木)にサイトに掲載されるらしいです。

細かいことを後回しにしていて、それが11/11夜に一挙に解禁した。

その一つが茶道具屋さんからのDM開封

まぁ、別にどうでもいいことだったんだけど
(別に買うわけでもないし)

3店舗から届いているので、まとめて見ると面白い。

先日、研究会でも淡交カルムのカタログをパラパラと捲ったり、
出店を覗いたりしていた。

で、感想。

干支のヘビがキャラクター化されている

十二支の中で唯一、フレンドリーじゃない動物が巳、つまり蛇だと思う。
毒を持っていて、危険だし

だから、巳年の年賀状とか書くのが嫌でさぁ。
前回も前々回も「巳」にしちゃった。

お道具にしても、12年前は無視してたもん。

だけど、ゆるキャラブームの応用なのか、かわいい蛇ちゃんが多い。

これなら干支帛紗もほしいかもと思ったもの。

懐紙もマジ買おうかと思った。(←買わなかったけど)

ビジュアル的にヘビの絵じゃなくても、弁天様とか鱗文などの表現もあるんだなぁ。

勅題の方は「立」。
立鶴が多いなぁ。

ほかにも「翔び立つ」鶴ってのもあった。

なるほどね。

そういえば、立鶴の膳所焼の蓋置持ってる


まぁ、見てるだけ~で、なんとなく楽しんでしまえた

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茶の湯旅の相棒

2012年10月17日 00時00分23秒 | アイテム
私の趣味(というか道楽)の一つに、クリアーファイル集めがある。

まぁ、美術館や博物館で展覧会を鑑賞した記念に買うんだけどね。
茶道具展や日本美術を好んでみるので、ついつい趣向もそんな感じ。

買ったファイルを使うのがもったいなくて、大抵はコレクションに納まっているのだけど、
とはいえ実用品なので、たまに(複数枚買ったとか、あまり気に入ってないもの)を普段使いにしている。

一枚は数年前にトーハクで見た「禅」の展覧会。
茶道は禅とつながりが強いから、その参考で見た。

で、買ったのが袈裟をデザインしたファイル。
「趣味悪い~」と言いながら、実はけっこう気に入ってる。(見開きのダブルファイルだし)

もう一つは「美の壺展」で買ったもの。
古染付の茶道具が散りばめてあるA5版のダブルファイル。

チラシなどA4のペーパーは入れると半分に折れちゃうけど、使い勝手がいいから、
ホントに手元にパッパと入れて、コンパクトに使ってる。

禅ファイルは記録用のチラシ挟みかなぁ。
宗教もんなので、ありがたい気がして、旅に出る時は御守代わりなんだよねぇ。

そうして、この2つのファイルを持って、私は旅に出る。

早起き出来てるかなぁ。

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オーダーメイドに付け下げ~

2012年10月15日 00時00分05秒 | アイテム
先週、喪の黒帯を巡ってメールと電話で交渉を続けていた時、
割って入ってきたメールがあった。

東京手描友禅(=江戸友禅)の作家さんから久しぶりの連絡。

青年部の行事を通して知り合いになり、ふくろうの着物と十二支の染帯を購入して以来、
年1回の展示会に足を運んでは交流を続けてきた。

もう数年経ってしまったが、着物の展示会で非常にいい袋帯を激安で買わせていただいたことがあった。
全通

安くしてもらったのはワケがあり、この袋帯に合わせて付け下げの友禅を描いてもらい、
それを購入させていただく~
ということになっていた。

まぁ、口約束だったんだけど。
その直後に作家さんの方がご主人様の闘病、見送り、製作意欲を失い~
ということで、すっかり先送りになってしまって

まぁ、時を同じくしてこちらも着物を着る機会が減って、さほど切羽詰まって入用ではなくなり
お目にかかった時に「私の付け下げ、忘れないで下さいね」と言う程度だった。

確かに、洋服のオフィシャルなものがほとんどないからねぇ。
その割には持っている着物は色無地が3枚、訪問着が2枚、小紋が実質1枚。
(後はお古の紬、絣、ウール2枚)

最近、茶道の初心者や若手ちゃんから「お着物、何枚お持ちなんですかぁ」とよく聞かれる。

一口に云えないんだなぁ。

上に掲げただけで、6枚と4枚となるけど、他にももらった着物が数枚あるし、お手伝い用のもあるし、
他にも夏の着物が5~6枚。

それに帯の本数も合わせると、、、

ちゃんと数えたことがない

でも、「茶道のための~」が前提なので、逆から言えばお茶以外に着られる着物が意外に少ないノダ。
なので、オールラウンダーというか、“ちょっとしたお洒落着”な付け下げ(紋なし)はほしい。

そろそろ、ほしい。

とは思っていた。
でも、切羽詰ってほしい、ということではない。

なので、いつか友禅作家さんが作ってくれた時でいいや
という心積もりではいた。

とうとう、その順番が回ってきたか。

電話で話したところ、また製作意欲を落とす事態になられたそうで、

「それでも展示会に出す作品を仕上げなくてはならなくて。
 ゼロから構想するパワーはないけれど、ヒントというか取っ掛かりがあればと思って」

私のことを思い出したという。

実はなんどか暇なときにデザインを練ってくださっていたようで。

今回は本格的にやる
とのこと。

そういうわけで、本腰を入れたいので、帯を貸していただきたいとのこと。

わかりました
ということで、さっそく帯を宅配便で送った。

以前、帯を送ってもらった時の着物用のダンボールをとっておいたので、梱包も楽なのだ。
(思えば、それがあるから実家に安易に「帯送って~」と依頼した)

11月29日から3日間、渋谷での展覧会に展示されるそうだ。

しかし、これも条件つき。

展示会で展示される以上、値札がつき販売対象になる。
ゆえに、そこで買い手がついたら、そちら優先。

売れなかったら、私がお買い上げ~(もちろん、展示会の値札よりかなり下げたお値段で)

もっとも、オーダーメイドだからねぇ。
安いとはいえ、それなりのお値段。

時期的に冬のボーナスが入るので支払いはできるけど、臨時出費だからなぁ
補正予算を組み直し中。

売れてほしいような、ほしくないないよな。
ちょっとフクザツな心境

先日の黒帯の話。
ボビーシードさんの「法要にはグレーの帯でも可」のコメントに、ナルホドと思った。

全然関係ないけど、
夜、『平清盛』を見てたら、キャストの最後の方に「chori」。
縦書きだから、相当に違和感。

あれ、御家元の長男さんだよねぇ。
エキストラを気にしながら見たのは初めて。
高貴なお血筋も配慮されるだろうから、公家のシーンかな。

後白河法皇の五十歳を祝う宴で和歌を詠ってた人がアヤシイ?
(詩人だし)
なんて思いながら、見ていた。

10年後、裏千家はどうなってるのかなぁ。

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着物、着物、喪の黒帯

2012年10月13日 10時12分36秒 | アイテム
やっと週末、鰯雲と青い空を眺めて、ちょっと一息。

最近は着物を着る頻度も減ってきたんだけど、
珍しく(?)今週は着物に関するやりとりが2件、しかも続けて発生した。

まずは弔事の着物。

来月、亡き先生の一周忌の追善の会がある。
社中の弟子が集う内々のものなので、
そんなに大げさにはしたくないという御意向はあるものの、
それでも、せめて着物で参加したいと
姉弟子さんにはお願いをしていた。

で、足並みを揃えるべく、先週の稽古の折りにドレスコードを知らされた。

お着物の場合は色無地に黒帯。
黒帯なくても、派手・華美ではない帯でもよい、とのこと。

もちろん、先輩方は黒帯にされるおつもりのようだ。

私は手元には黒帯を持っていない。
だから、無地の暗めの赤の袋帯でいっか、、、と思ったのだが、、、、


でも、私、持ってるんじゃん。黒帯。
この機に送ってもらえばいいやっ

と、実家に電話

ところが、、、、
「喪服はあるはずだけど、帯は仕立てなかった」
との冷たいオコトバ。

ん?
もしもし~?

そんなハズはないでしょう。
20代のとき、私がまだオタクに居候してた時、

アナタが「母娘で習う出張着付け教室。8回で8,000円」のチラシを入手して、
強引に私をつき合わせて、着付けを習わされたでしょー。

そしたら、7回目のレッスンの時に講師が呉服屋さんを伴ってきて、
「この教室はお着物を買って頂くことが前提です」って、ババーっと着物を並べたでしょ。

「振袖も訪問着も、小紋も一通り揃えたから、買う需要はない」と抵抗したのに、
「8,000円の教室は何のためだと思っているんですか」と食い下がられて。

しかたなく、お高めの喪服セットを購入してくださったのは、アナタじゃあありませんかぁ。

冬用(袷)夏用(単衣)に帯など一揃えに草履に鞄までついた、「いざっ」の時でもOKセット。

いや、でも帯なんてないっ
どこにしまいこんだか、もう場所なんて、わからない
帯まで買ったなんていうのは、貴女(=私)の勘違いダ。

と抵抗されて

埒があかない。

ハイハイ。
ないなら、アナタの黒帯を貸してちょーだい。

ワタシ(=彼女)の黒帯なんて、古くて安物でボロボロよ~。
それもどこにあるのか、わからないわよっ。

ったく

とにかくっ
引越しの時は捨ててないのは確かなんだし、和箪笥は一まとめに私が差配したのは確かだから、
とにかく確認だけでもしてちょーだいっ

と、電話を切った。

まったく

実は昨年、親戚の方が亡くなって、それは義理で血縁の方ではなかったので、弔電で勘弁してもらったのだが、
その折りに考えることがあった。

とりあえず、喪服の場所と状態でも確認しておこうと決めて、
次の帰省の折りにその旨を告げて、和箪笥を点検しようとしたところ、

抵抗にあって。。。
というか、彼女がヒステリックになって、和箪笥がある部屋にさえ入れてもらえず~。
あえなく断念

まぁね、私がそれを着るということは、自分がこの世を去っていることになるから、
確かに、いい気持ちがしないのは、わからなくはないけれど。

A「でもね、それじゃあ、困るでしょう」
B「そんなの、知らない。従姉の○○ちゃんだって、洋服の喪服だったしっ
A「それは仕立てていないからでしょう。」
B「でも、今時は娘だって、和服着るヒトなんていないもんっ」

ちなみに、AはAkatsukiの「A」、Bはババァの「B」。
って、これ親子の台詞が完全に逆じゃん

まぁ、そんな経緯があったのだ。

だから、その前にワンクッション置くこともできるので、
他人のために着るからという正当な理由をつけたら、喪服を出してくれるかなと。

で、渋々ながら確認はしたようで、かなりもったいつけたメールが届いた。

「帯、新品のがありました」

ほら見てみぃ

再度、電話をかけて、帯、帯揚げ、帯締の新品があることを確認した。
(ただ、冬用、夏用の2本あるかと思いきや、そこは1本だったようで、これは私の記憶違い)

でも、鞄と草履があるというのはアンタの記憶違いよ。なかったわっ

そりゃ、鞄は以前、別の着物を私のところに運搬した際に使ったからコッチにあるから、ないヨ。
草履は下駄箱だろうし。。。。

と思いつつ、郵送をお願いしたところ、

「送り方がわからないっ」
曰く「平たいし、折り曲げると皺になるし~、、、、ゴチャゴチャ」

で、「先生といっても、アカの他人なんだし、一周忌なんだから洋服でいいと思うなぁ、おかあさんは~」
とキタ。

「だってね、そーゆーフォーマルな洋服はもう持ってないの
 そういう席には極力出ないようにしてきたし、いざという時は着物にしてきたのっ

「だったら、この機会に洋服を1着買えばいいじゃなーい」

今、身体の変わり目で1年ごとにサイズが微妙に変わってるんだよっ。
油断したら太るので、体型を維持しつつ、それでも変化しちゃう難しさがあるんだよっ

そんな時期は買っても1回きりになるから、そんな勿体ないことはしない主義なのっ。

と思いつつ、とりあえず交渉は打ち切った。

折りしも、やっと11月のスケジュール調整が始まったので、
カレンダーと他の同行を睨みつつ、幸い(?)にも自分の希望する日程に他の希望がなかったので、
念のため「ココで、実家に帰りたいんだけど。ちょっと心配ごとがあってさ」と相談。
わりと手ごたえがよかったので、なんとか目論見通りに行きそうだ。

再び、メールを出した。
「送ってもらうのは御負担でしょうから、直接取りに帰ります」

そしたら即返信。
「最初から、そうすればいいのに、と思ってました

前回はその目的に帰ったのに、阻止したのは、どこのどいつだよ

次は絶対に、抵抗には屈しないからねっ

と、黒帯1本を巡っての攻防はまだしばらく続きそうだ。

そして、それと並行するように、もう一つの着物の話が他であったのだが~。
長くなるので(←もう相当に長いのだが)、また後日。

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干支と勅題の扇子

2012年01月12日 00時00分03秒 | アイテム
今日は宮中で「歌会始の儀」がある。
今回の勅題は「岸」。

毎年、暮れになると新年の干支と勅題の絵柄の茶道具が出回る。
「岸」って難しそう~と思っていたら、恒例の干支扇子にその柄が描かれていた。

平安時代の貴族が龍の船で庭園の池で遊ぶ構図。「池」だから岸も描かれている。
(ちょっと無理矢理な印象あり

“恒例”だけど、私がこの干支扇子をいただくのは今年が最後。
今まではお歳暮返しとして、初釜にて先生からいただいた。

今回は先生が11/28に亡くなったので、実はお歳暮はしていない。
お歳暮に用意していたお金はそのままお香典になった。
(もちろん、そのお返しは既にいただいている)

だから、本来はもらえないハズだったのに。
先月の話し合いの場で思いがけず、手渡されてビックリ。
生前の先生による指示で姉弟子が早い段階で発注していたらしい。

複雑な気持ちで受け取った。
でも、もう稽古には塗りの扇子は使わないでおこうと思っているので、
これを開くのは一回限り。

それでも、心のお守りとして近くに置いておこう。
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友湖の龍帛紗

2012年01月02日 00時00分17秒 | アイテム
「土田友湖」は検定でも書けた。
友湖の帛紗はね、左下の「友」印がその証拠。

青色と紫色があって、迷った挙句、紫をセレクト。
(だって、好きな色合いの紫だったから。でも、「青龍」の青も捨てがたかった)
龍の位置も一枚一枚違ってる。
デザイン的なら真ん中だけど、そこに茶碗がのるから避けた方がいい。


帛紗を包む黄土色の紙と格子みたいな箱もオリジナル。
だから、包装品も絶対に保管しておくようにといわれた。

今年は月賦で払っていきます。
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