Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

ちゃわんやのはなし

2024年06月04日 08時26分47秒 | 各種メディア

先週末、恵比須の東京都写真美術館ホールで映画『ちゃわんやのはなし ―四早く年の旅人―』を観賞した。→サイト

薩摩の第十五代沈壽官さんを取材したドキュメンタリー映画。

沈壽官さんといえば司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』が印象深い。
こちらに出てくる先代との葛藤や韓国との因縁~秀吉の朝鮮出兵がどういうものだったか、戦跡はどこか、現在は~といった
歴史を辿るところから、現代の交流も含めて丁寧に描かれているのがとてもよかった。

また、現地の窯元と陶芸作家へのインタビュー、そして沈壽官窯の歴史と現在の工房と継承への思い、
同じように400年前に連行されて日本に根付いた窯元(上野焼の渡仁氏と萩焼の板倉新兵衛氏)へのインタビューもあって、より九州の陶芸への理解を深めることができた。

同時に昨今のAIやらITでなんでも機械化されて人の手が介在しなくなるモノづくりが主流となっていく中で
如何に手仕事の技術が尊く貴重なのかも改めて考えることができ、継承の難しさにも考えさせられた。

鹿児島の沈壽官窯のある辺りを通る鹿児島本線に乗ったのは2018年の夏だったなぁ。
白薩摩もすてきだけど、私は苗代川の黒薩摩の茶入も好きだなぁ。
先代の沈壽官さん作のお茶碗は以前お手伝いしたお茶会で触れたことがある。
たった1回だけの経験だったけど、とても貴重な機会だったなぁ。

その後は展覧会でしかお目にかからないけれど、そのせいか沈壽官作品といえば香炉とか華麗な文様の壺というイメージが強くて「ちゃわんや」という感じしないよのねぇ。

などなどいろいろと思いが駆け巡りながらの観賞だった。

また鹿児島を訪れたいなぁ。

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シン・ウルトラマン

2022年06月12日 18時50分00秒 | 各種メディア

映画観た。

 やっぱり胸のランプがないと物足りない。

 こうでなくっちゃ。

映画はまぁまぁ面白かったけどね。

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ONODA

2021年10月30日 13時46分53秒 | 各種メディア

「小野田さん」といえば、昭和生まれの私にとっては懐かしい名前。

旧日本軍の最後の兵士。

南の島で終戦後も30年近く潜伏して戦ってきた人。

その前に帰国した横井さんはただ隠れていた。
「恥ずかしながら」とおずおずとした姿勢で記者会見していた映像が思い出される。

同じような環境で長い時間を過ごしてきたのに、どうして小野田さんはピンと背筋を伸ばし、
しっかりした視線で堂々としているのだろう。

幼心にある種の違和感があった。

その疑問に応えてもらった感じの映画。

なるほど。
事前にそういう研修を受けて、そして、その後の1万日の生活があったのか。

約30年。

この30年間を自分に置き換えてみれば、現在の生業に携わっての時間とほぼ同じ。

なるほど。

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実りの秋に

2021年10月12日 13時51分09秒 | 各種メディア

緊急事態宣言が解除されて、低空飛行になっている茶道への興味が戻ってこないかなぁ。
と、心の中で少し思っている。

そんな私に刺激になるかもしれない、テレビ番組や新聞記事の情報。

まずは、NHK Eテレの「まる得マガジン」。(月~木 夜9:55-10:00)
今月は「いまさら聞けない 美しい箸の使い方」シリーズ。
第1回めは見逃した。2回目から順次、NHKプラスで視聴しようと思っている。
まだ、2回目しか視ていないんだけど、箸の持ち方について「ワタシはできている!」とホッとした。

って、茶道を習えば、けっこー最初の方で習うし、お菓子を鉢から取ったり、懐石料理をいただく時など
茶道と箸は切っても切れない関係なので、これは自然と正しく持てるようになる。

テキストも出ている。

Eテレといえば、アニメ『舞妓さんちのまかないさん』が今月から放送開始!(毎週土曜 朝9:20-9:30)
待ちに待った!アニメ化なので、ウレシイ。

コミックもいいよ~

コミックと言えば、テレビ東京で木曜深夜だっけ?に始まった実写版『お茶にごす。』
高校の茶道部が舞台のようで。
原作は少年漫画。

最後に新聞記事。

朝日新聞朝刊掲載のシリーズ「語る 人生の贈りもの」で本日から楽直入さんを取り上げている。
前は日経新聞だったなぁ。

隠居してから2年。
京都から離れ、若狭へ向かう山中の小さな集落で一人暮らしを始められたのだとか。
そこでまた作陶をされるようだ。
(お髭はやして仙人みたい~)
若い頃は「隠居」という言葉に対して、あまりいいイメージはなかったけれど、
最近は前向きの明るい印象を感じるように、変化してきた。
(伊能忠敬って、隠居してから地図作りに没頭して、大きな業績を遺したわけだしね)

直入さんは9代・了入さんのようになるかもしれない。
了入さんは隠居後の作品がより大胆で力強いからね。

そういうわけで、外部のことから茶道への刺激をもらって、なんとかワタシもがんばろう。

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今日から10月

2021年10月01日 09時13分52秒 | 各種メディア

今日から10月。
あいにくの雨模様。
台風の影響で天候が悪いのは先々週の台風14号以来。

その台風が過ぎ去った後の日の話を延々とblogに綴っているワタシ。

旅行自体は車中泊除く2泊3日の行き先はお馴染みの京都という
ごくごくありふれた、ささやかな一人旅なんだけど、
旅の最中はとても長い時間のように感じられたし、
それをblogで振り返りながら書いていると更に壮大な?旅をしてきたような気持になるのが不思議だ。

もっとも、それを更に後から旅アーカイブでまとめ直し、何年か経ってから読み返して
懐かしく思ったり、参考にしたり、しみじみするわけで。

一つの旅をすることで、後から何度でもいい気持ちになれるのも楽しい。
だから、私は旅をする。

昨日、郵便受けからノジュール10月号を取り出して「あっ☆懐かしい~」とうれしくなった。

だって、つい1か月前に訪れて、この目で眺めた風景が表紙だったから。

今月の特集は「北前船の湊町へ」。
訪れた街も訪れたい街も載っている
「号によって当たり外れがあるなぁ」と思いつつ、定期購読すること、、、ん?何年目? 4年目か5年目? 確認したら7年目だった~!

コロナ禍の影響か、年2回の「ひとり旅」特集も今年はこれから11月号、12月号、1月号と3連発。

旅行業界もなぁ。
新型コロナの緊急事態宣言が解除されて、人々が動き出すことになるけど
第6波を恐れて、団体旅行や家族旅行、グループ旅、夫婦旅行(フルムーン)などしづらい一面もありそう。
半面、「ソロ旅って、実は楽しい」と気づいた人も多くいると思われるので、
ノジュール(というよりは発行元のJTBもそこを狙ったか?)

まぁ、そんな感じで、私もダラダラと旅バナを綴ってblogにあげる行為が自己満足以外のどこへ繋がっているのか、
自分でもわかっていないけど、今はこんな感じでしばらくやっていこうと思う。

※今日は「緊急事態宣言下の旅」の更新はお休みします。

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野火

2021年08月08日 05時03分00秒 | 各種メディア

先週は珍しく平日の休みがあり、水曜日だったので、また映画鑑賞。

観たのは大岡昇平原作の「野火」。サイト

俳優としても活躍する塚本晋也氏が自費を投じて制作(脚本、監督、主演も)した作品だ。

2014年の制作でベネチア国際映画祭にも出品された意欲作。
日本公開は翌年だったかな。
そのことは知っていたけど、観るのがこわくて避けてきた。

たしか中学2年生の時、読書会の課題として「野火」を読んだ。
トークしなきゃならないから、ちゃんと読まなきゃならなくて頑張って読んだ。

だから、その内容の強烈さが印象に残っている。
実際に体験したことを書いているので、描写がリアルなんだよね。
フィリピンのジャングルなんて行ったこともないのに、なぜか鮮明にイメージングできちゃって。
(横井さんとか小野田さんが南方から帰ってきた~ということも幼い頃の記憶としてあったし)

映画化されている作品だということも聞いていたものの、「これを映像でみるのはこわいなぁ」と思っていた。
今回はそれではなく、新たに制作されたもの。

塚本氏も高校生の頃に「野火」を読んで衝撃を受け、構想20年の末に自ら忠実に再現したのだとか。

さもありなん。
映画を観始めた時は内容なんてすっかり忘れていたのに、観ているうちにどんどん原作の記憶が思い出されてきたのだから。

冒頭に今年バージョンの塚本氏の自録りによるメッセージ映像が流れてきたから、
それで何とか本編も観ることができた。
(いきなり本編ではかなりキツかった)

中学生の頃に自分も想像した南方のジャングルでの戦地を彷徨う主人公の姿そのままが映像になっていた。
実際、こうだったのだろう。(現地に行ったり、体験者の証言を聴いて作品に反映したという)

折しも、肺を患った主人公が所属部隊にもいさせてもらえず、病院に行かされて、そこでも治療も受けられず追い返されて、、、と
あっち行きこっち行きの場面から始まるのだが、

これって、今の新型コロナの軽症と中等症は自宅療養に~という国の政策の方針転換と同じ~と思うこともあり、
いろんな意味で考えされられる映画だった。

来年以降も、8月になればあちこちで上映されるのだような。

また観たいということはないけど、こういう作品があることはいいことだと思う。

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映画の日

2021年08月01日 16時15分09秒 | 各種メディア

8月になった。

1日で日曜日。

映画の日。久しぶりに安い料金で映画鑑賞できる。

観たのは『パンケーキを毒見する』。

今、このタイミングで公開する現首相の政治を問うドキュメンタリー。

シュールな内容。

噛み合わない答弁。

使途不明のン十億の機密費。

ますます政治不信になりそう。

てか、お上はもうアテにはできないなとつくづく思った。

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「暁」の本来の意味は?

2021年07月13日 10時17分19秒 | 各種メディア

毎朝、時計代わりに視ているテレビ朝日のニュース番組。

一つの目安が6:50すぎの「ことば検定」。
視ている時は欠かさず解答に挑戦しているけれど、なかなか難しくて正解しない。

今朝の問題は何故か「『暁』の本来の意味はなんでしょう」。
3択。

青:夜明け前のまだ暗い
赤:東の空わずか明るく
緑:マラソン一緒に

緑は論外。赤は「曙」。で、答えは青。

さすがに長く付き合ってきた漢字なので、これは小学生の頃から知っている。

親としては「曙」とつけたかったらしいけど、私が生まれた当時は人名漢字ではなかった。

それと、だいぶ後になって母親から聞かされたのだが、
母親の小学生時代の同級生に「板東暁」さんという憧れの人がいたそうで、そこに因んだとか。

ちょっとフクザツな心境だけど、まぁ命名なんてこんなものさ。

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HOKUSAI

2021年07月11日 16時51分06秒 | 各種メディア

コロナ禍シフトの生活に入って、はや1年半近くになった。

この中で困ったことの一つが「映画を自由に安く観に行けない」ということ。

もともと、1日か14日か水曜日の仕事帰りに1,100円で観に行く人なので、
それが出来なくなった。

まず、休業していた期間が長かったし、その後も時間的な制限があった。
夜は時間が合わない。(私自身もそうだが、映画館も20時過ぎの上映自粛もあったようで)
また、上映回数も減った。

そして、私自身も観に行く機会が減っちゃったなぁ。
予告とか新聞評を目にして、「いいナ」と思うんだけど、いざ「いつ行く?」となると、「さぁ?」となってしまう。

映画「HOKUSAI」もそうだった。公開は5月28日だったのに、その頃は休みがありそうでなく、なんやかんやで忘れてしまっていた。
つい数日前に「サントリー美術館の次の展覧会がそろそろ始まるなぁ」とチェックしていて、偶然で映画サイトを閲覧して、
自宅に比較的近いミニシアターで上映していることを知り、今朝観てきた。

なかなか迫力のある内容で。

幕府の元の表現の自由に対する禁止策とコロナまん延防止策としての営業自粛は意味合いが全然違うとはいえ、
抑圧されることから感じる民衆の鬱屈した思いと、自粛された数々の物事に対する欲求は相通じるものがある気がしたなぁ。

冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の波のエピソードも効果的に使われてたし。
以前、NHKで超スローモーションで撮影した波しぶきとそっくりで衝撃だったなぁ。

すみだ北斎美術館の次の展覧会(7月20日~)も行きたくなってきた。
小布施の北斎館も。秋パスの旅行はこっち方面にしよっかな?(3連休が取れたら)

とにかく、北斎からパワーがもらえるから好き。

 

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まかないさんの台所(だいどこ)

2021年03月19日 13時31分44秒 | 各種メディア

『舞妓さんちのまかないさん』の最新刊(16巻)が発売された。

設定は祇園の置屋さんにある台所(だいどこ)で働くキヨちゃんと舞妓「百はな」さんと、、、
祇園に暮らす面々が繰り広げる日常の物語。

だけど、この台所は先日閉店したゲストハウス錺屋さんをモデルにしている。

見比べると細かいディテール(ガス台)は違うけど、めっちゃ再現されている。

普段は電子書籍で購入しているので、錺屋さんに泊まった時は
コミック版を借りて(←出版社から直に贈られてくるそうで)
紙で読む楽しみを噛みしめながら、ほのぼの読んでいた。
(そして、台所に身を置いてみたり~)

でも、その時間はもう過ごすことができないのね。

でも、あの台所はこの物語の中で生き続けるのねぇ。

アニメ化はされたけど、放送はこの秋。待ち遠しい。

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お水取りが生中継

2021年03月14日 04時54分00秒 | 各種メディア

見物客てか参拝者がいない東大寺二月堂。

代わりに生中継。

ワケあって、大画面で観た。

堂の内部からのお松明がこんなだったなんて。

昨夜は風が強かったからね、

炎が風に靡いてきれい。

部屋を暗くして、大画面で。

まるで、現地にいるような臨場感?

いえいえ、実際に見た方が迫力が違います~

でも、テレビ中継はよかった。

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Fukushima50

2021年03月13日 08時27分00秒 | 各種メディア

昨春、観たくても観に行けなかった映画(邦画)が昨夜の金曜ロードーショーで放映された。

『Fukushima50』

あの時は原発が爆発して、放水でめっちゃ冷やしている映像と

計画停電で右往左往していたけど、

実際のところ、何がどうなっているのか、わからなかった。

吉田さんって? 誰?

みたいな。

報道する側も政府と東電からしか情報がなく、よくわからなかったらしい。

映画も難しいこともあったけど、切迫した状況だったのと、

1つ間違えば、自分が住んでいる関東平野にまで影響が及ぶこともあったと知って、

今更ながら驚愕。

映画館で観たかったなぁ。


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趣味どきっ!

2021年03月12日 08時48分06秒 | 各種メディア

自分で紹介しながら、今週の月曜夜はコロッと忘れていた。

NHKのEテレで放送されている『趣味どき! 茶の湯 武者小路千家 春に楽しむ茶の湯の遊び

でも大丈夫。今はNHKプラスで放送後1週間以内ではあれば見逃し番組を視聴できるから。
で、今朝はいつも30分早く目が覚めてしまったので、買ったばかりのパソコンを立ち上げて視聴。
(パソコンもSSDのおかげで即立ち上がるのがウレシイ)

もともと定期的に通う茶道のお稽古から遠ざかっているものの、
1年に及ぶコロナ禍でお稽古そのものが開催されなくなってしまったので、
お稽古そのものがご無沙汰で。

テレビの中の“お茶の世界”がすっごく遠いもののように感じられた。

出演者のみなさんがマウスシールドを装着していて、
食事するシーンはカット、お茶を飲むシーンだけ、突如としてシールドなし(取り外す場面はカット)なのも
なんか、違和感だったし。

緊急事態宣言の延長でお稽古の再開も延期。

遠い、遠い、遠い~

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しばらく暇だから

2021年03月01日 05時53分30秒 | 各種メディア

ほんの(?)しばらく旅行に出る予定もなく、美術館を訪れることもないし、
今はパソコンもないので、休日はちょっと暇している。

それでNHKラジオの聴き逃し配信を聴いていた。

聴いたのは「海を渡った古伊万里」 番組紹介 聴き逃し配信
先月末の放送で聴けることは知っていたんだけど、なかなかそういう気になれなくて。

講師のA先生は2008年3月?までの21年間、出光美術館で学芸員をされた方で
2006年8月に開催された『青磁の美』展を訪れた際に展示解説を聴く機会があった。
めっちゃわかりやすくて、面白くて、質問をしたら「いいところをついてきますね」。
とにかく、私が青磁や陶磁器に興味を持つキッカケをもらったという思い出がある。

今回の講演もとても興味深くて、「へぇ~。ヨーロッパにそんな歴史が」とビックリ。

大倉集古館で展覧会が開かれていたことはわかっていたけど、
「茶陶じゃないし」と敬遠していているうちに、会期も終わってしまった。
(と思ったら、コロナの影響で会期が3月21日まで延長されていた!)→こちら

あと2週間かぁ。暇してるし、次の休日に行ってみよかな。

文化講演会の他番組のラインナップも面白そうなものが多く、→こちら
また時間があったら、聴いてみよっと。

あと、今日からNHKのEテレ『趣味どきっ!』も茶道番組が始まる。→こちら
武者小路千家だけど、テーマが「ホームスティで楽しむお茶入門」ということなので、
ちょっと楽しみ。

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大コメ騒動

2021年01月18日 06時02分00秒 | 各種メディア

コロナ禍の中で、緊急事態宣言が出て映画館が上映できる時間も減っちゃった中で公開された『大コメ騒動』。

テレビや新聞で事前に紹介され、「ぜったい観に行こう!」と思っていたら、
意外に上映している所が少なくて、自分の行動範囲にあるシアターはたった1館だけ。
しかも上映頻度は1日1回のみ。しかも、昼間(午後3時台)。

え~っ。めっちゃ、ハードル高っ!

でも、幸い平日休みの日があって、しかも1,200円でチケットが買える日だったので、観てきた。

約100年前の1918年(大正7年)、富山県で起こった米騒動については
「そういえば教科書に載っていたなぁ」というくらいしか知らない。

富山の人にとっても“黒歴史”なのだそうな。

観ていて「なるほど~」。
お米の値上がりで困った長屋の女房たちによる積み荷阻止の行動と
それを「暴動」のように派手に報じようとする新聞社。

室井滋の迫力あるお婆(おばば)の迫力がすごかったのと
のんびりした響きの富山弁は耳に心地よかったのと
「米騒動」とは何だったのか、ということはわかった。

ただ、時の内閣を総辞職させてしまうほどの全国的な騒ぎに発展していくプロセスの
説得力は弱かったかなぁ。(歴史的事実として知っているから、そう思って観ることができるんだけど)

まぁ、歴史ものは観る側の認識も加味できる強みはあるかもね。

富山県出身者の熱演がすごかっただけに、公開のタイミングが気の毒に思えた。

私が生きている時代の暴動といえば、海外になるけど天安門事件が印象深い。
だけど、直後の報道~テレビや新聞~で時間があったことは知ってはいたけど、
何がどうして、ああいうことが起こったということは全然わからなかった。

最近、当時を検証する番組などが流れていて、「やっぱ直後は事象しかわかんないもんよねぇ」と。

歴史とはあくまで、時間が経過してから振り返って理解できるというもの。
リアルに事象に接するということは、接しているだけで理解はできていないのかも。

現在のコロナについては、収束した後に検証があってそれらを読んだり見たりして理解して、
「え? あの時の私の行動って、ダメだったじゃん!(あるいは適切だった)」と思えるのかも、ね。

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